レモンバーム 8
メリッサ水(カーメライトウオーター)の歴史は古く、約500年前のカールⅤ世(Charles Quint , Karl V. 2/24/1500-9/21/1558、神聖ローマ帝国のローマ皇帝。ハプスブルク家第3代の皇帝にして、スペイン国王(Carlos I)にまで遡ります。メリッサ水は、サン=ジャスティの大修道院が1379年に作ったオー・ド・デ・カルム(アンゼリカ、メリッサそのほかのオイルを入れた)をもとにアヴィニョンのカルメン修道会が商品化していました。
メリッサ水の広告とパンフレット
広告(右上)には十字架のヨハネとイエスのテレジア(アビラの聖テレサ)が描かれています。修道院毎の、修道会ごとの霊薬の配合はシャルトリューズ( Chartreuse;カルトジオ会に伝えられた薬草系リキュールの銘酒 )のように守られていました。
つづく。