美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

大仏鉄道遺構めぐり

2018-10-22 | ハイキング

昨日、お天気が良かったので以前から歩きたかったコースである

「大仏鉄道の遺構をめぐる」ハイキングをしました。

のどかな田園の風景と大仏鉄道の遺構めぐりを楽しみました。

JR西日本加茂駅を下車して、この大仏鉄道時代の橋台やトンネル

などの遺構があるハイキングコースを歩きました。

終点は奈良の近鉄新大宮駅(佐保川沿い)を選びました。

約13キロのハイキングでした。

「大仏鉄道」は、枕木やレールは撤去されて既にないのです。

廃線になった線路跡を歩くのではなく静かな田園に点在する

大仏鉄道の橋台や隧道(トンネル)を巡ったり、後半は市街地も

歩く約13キロのハイキングになりました。

久しぶりにのどかな景色と綺麗な空気を吸ってよく歩き

ましたので、すがすがしい気持ちになりました。

でも今日は足が筋肉痛で痛いです。

日頃の運動不足を痛感しました(笑)

スマホの歩数計で測りましたが、自宅を出発して帰宅する

までの距離は22.1キロ、歩数は29,914歩、4時間38分でした。

久しぶりに結構歩きました。

※大仏鉄道とは、

現在のJR西日本関西本線の前身である私鉄

「関西鉄道(かんせいてつどう)(株)」は、明治30年に

「名古屋~加茂」間を前線開通させました。更に大阪への

進出を目指して延長をし「加茂駅」から現在のJR奈良駅の

北1.1kmの所に仮設的に作った大仏駅(奈良南佐保)間を

結ぶ8.8kmと2年後に開通した奈良駅までの通称です。

「大仏駅」の開業は1898年(明治31年)4月19日、

加茂駅~大仏駅が開通し赤いイギリス製の蒸気機関車が

伊勢や名古屋方面からの大仏参拝客を乗せてにぎわったと

伝えられています。

この花形路線も1899年5月21日奈良駅への延長、そして

大仏線は急勾配の登り坂の黒髪山トンネル越えの難所は

登るのも下るのも大変で燃料を大量に消費するので、

不採算路線となりました。

新たに「加茂~木津」間の平坦路線が出来たため木津駅

乗り入れに伴い大阪方面への乗客がそれに移りその後の

鉄道の国有化法により遂に同年8月20日にわずか9年間で

廃止されたため「幻の鉄道」と呼ばれています。

次の画像にあるコースを歩きました。点在する遺構など

詳しく書かれています。

             

たくさん撮影しましたので、動画を作成しました。

ご興味のある人はご覧くださいませ。

コメント (2)
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美術展「なにわの企業が集めた絵画の物語」

2018-10-18 | 絵画

大阪の福島ですごい美術展をしていると教えてもらいました。

今日迄なので、16日にあわてて行きました。

なぜ ? かと言いますと、この美術展は大阪の企業が収集した有名な

絵画が展示されていて、めったに鑑賞出来ない作品ばかりだからです。

関西経済同友会が主催している美術展で、タイトルは、

「なにわの企業が集めた絵画の物語」展です。



大阪の新美術館建設計画は30年近くも停滞していましたが、それがようやく

動き出した事で大阪の企業家たちが先ずは、ささやかながらも一般の人々に

彼らが所蔵している絵画を展示して大阪人の歴史や文化芸術を愛する精神を

子供達にも伝えたいのとのコンセプトで開かれた展示会です。

企業の応接間や役員室などに飾られている絵画は、普段 我々にはまったく目に

する事のない貴重な絵画ばかりです。それらが24点も展示されていました。

全ての絵画が素晴らしいのですが、私は2014年7月に京都文化博物館で観覧

した黒田清輝展にすごく感動した事があり今回は、《菊花と西洋婦人》を観れて、

とても嬉しかったです。



藤田嗣治画伯の美術展にも数度行った事がありますが、今回は観た事がない

《母と娘》を観る事が出来ました。

    

ユトリロもローランサンもロートレックと云った巨匠の作品の数々も

至近距離で観覧できましたし、何とストロボを使用しない条件で全作品

撮影 OKなので興奮しました。

一つづつの作品に詳しく説明しているバンフレットも頂きましたが、全部

記載する事は困難なので作品名だけを記載しておきます。

(所蔵している企業名を公開していない作品もあります)

1. 鈴木信新太郎 《ばら》 制作年不詳 油彩・キャンバス (株)毎日放送所蔵

2. 三岸節子 《花》 制作年不詳 油彩・キャンバス 京阪神ビルディング(株)所蔵

3. ベルナール・ビュッフェ 《百日草》 1963年制作 油彩・キャンバス 

 社会福祉法人 隆生福祉会所蔵

      

4. 黒田清輝 《菊花と西洋婦人》 1892年制作 油彩・キャンバス

5. 須田国太郎 《ひまわりのある家》 制作年不詳 油彩・キャンバス

6. 山下繁雄 《軍鶏》 1939年制作 油彩・キャンバス 大日本除虫菊(株)所蔵

7. 山口華揚 《虎児》 1957年制作 絹本着色 丸一鋼管(株)所蔵

8. 藤田嗣治 《母と娘》 1964年制作 リトグラフ/インク・紙 (株)大林組所蔵

9. ルイ・ヴァルタ 《息子ジャンに読み書きを教えるヴァルタ婦人》 1914年制作 

 油彩・キャンバス ダイキン工業(株)所蔵

10. マリー・ローランサン 《ボートの乙女たち》 1962年制作 油彩・キャンバス 

  アートコーポレーション(株)所蔵



11. 伊藤継郎 《子供と鳩》 1979年制作 油彩・キャンバス 南海電気鉄道(株)所蔵

12. モーリス・ユトリロ 《モンマルトル風景》 1917年制作 油彩・キャンバス 



13. モーリス・ド・ヴラマンク 《小川の畔の家》 制作年不詳 油彩・キャンバス コクヨ(株)所蔵

14. 荻須高徳 《雪の教会》 制作年不詳 油彩・キャンバス (株)毎日放送所蔵

15. アンドレ・ボーシャン 《海辺》 1943年制作 油彩・キャンバス コクヨ(株)所蔵

16. アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 《ディヴァン・ジャポネ》 1892-93年制作 

  リトグラフ/紙・インク サントリーポスターコレクション(大阪新美術館建設準備室寄託)

         

17. 児島虎次郎 《子守娘》 1924年制作 油彩・キャンバス

18. 石田光男 《未開几木》 2005年制作 油性色鉛筆・和紙・顔料・糊 (株)竹中工務店

19. 鳥海清児 《インカの石街》 1961年頃 油彩・キャンパス (株)毎日放送所蔵

20. アルベール・マルケ 《パリ市役所》 1910年頃 油彩・キャンバス コクヨ(株)収蔵

21. フランク・ウィリアム・ブラングイン 《煤煙》 1910年代 パステル・インク・紙

22. 歌川広重 《名所江戸百景の日本橋江戸ばし》 1870年頃 木版/インク・紙

23. 歌川広重 《名所江戸百景の日本橋通一丁目略図》 1870年頃 木版/インク・紙

24. ケン・ドーン《海辺のテーブル》 1991年 シルクスクリーン/インク・紙 京阪ホールディングス

かなり喜んでしまったので、これは記録しておかないといけないと思い撮影した絵画を

並べて動画を作りました。但し残念なのは、上記の作品の18~24は写りが良くなく動画に

入れる事が出来ませんでした。

動画のBGM は、ショパンの有名な「Nocturne in E-flat major, Op. 9, No. 2」

(変ホ長調 op.9-2夜想曲)を使いました。

コメント (2)
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シャルル・アズナブール、追悼

2018-10-06 | シャンソン

フランスの国民的歌手、シャルル・アズナブール(Charles Aznavour)が

南仏アルピーユの自宅で今月の1日に亡くなられた。94歳だった。



先月には日本で公演したばかりでした。

彼は、1924年 アルメニア系移民の子としてパリで生まれた。

第2次世界大戦後、人気上昇中だったエディット・ピアフの前座を務める

という幸運に恵まれました。ピアフの米国訪問には彼女のマネジャー兼

ソングライターとして同行しました。

彼の代表作は
・愛のために死す(炎の恋)
・帰り来ぬ青春
・イザベル
・生命にかけて
・想い出の瞳
・想い出をみつめて
・青春という宝
・世界の果て
・遠い想い出
・人々の言うように
・フォー・ミー・フォーミダーブル
・哀しみのヴェニス
・希望に満ちて
・声のない恋
・じっとこうして
・二つのギター
・昔かたぎの恋
・ラ・ボエーム
・ラ・マンマ
・私は旅する 
・忘れじの面影(She)
など彼が歌ってヒットした曲が多数あります。

「She」は、 イギリスのTVドラマのために作られ、その後に映画

『ノッティングヒルの恋人』の主題歌としてエルヴィス・コステロが

カバーしリバイバル・ヒットしました。フランス語の歌詞が後で

付けられています(Tous Les Visages De L'amour)

1964年に彼が作詞した「アイドルを探せ」(作曲は、ジョルジュ・ガルヴァレンズ)は、

シルヴィ・ヴァルタンが歌って大ヒットしました。

映画にも出演し、1960年公開のフランソワ・トリュフォー

(Francois Truffaut)監督の『ピアニストを撃て(Shoot the Piano Player)』(1960年)

では主役を演じて国際的な名声を得ました。

彼は、今年に入り転倒して腕を骨折。その後複数のコンサートが中止と

なっていました。でも、彼は先月28日にもフランスのテレビ番組に出演。

スウェーデン出身の妻からは止められるが、自身はステージの上で

死ぬのが本望だと語っていたと伝えられています。そして、今月も再び

ツアーを行う予定だったと発表されていました。

シャンソン界の大物が、この世を去りました。

では、「帰り来ぬ青春」(Hier Encore)を。ライブ映像です。

画質は鮮明で綺麗です。


次は、「She」です。英語で歌っています。こちらもステージの映像で

画質は良好です。

コメント (2)
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