美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

ジャムセッションに参加 !

2010-10-26 | Jazz

先日の夜、大阪の曽根崎新地にある JAZZ ON TOP に出かけました。

      



ジャム・セッションの日で演奏又は歌うだけでも参加できるため、
間違えずに歌えるスタンダードとジャズの曲で5曲歌詞を用意
しました。

実は生演奏の伴奏で歌うのはかなり久しぶりでしたが、
どうせ素人の集まりだから大丈夫・間違っても恥を
かかないと軽く考えていました。

店に着くと他の参加者はまだ来ておらず私が一番早く
ヴォーカルでエントリーしました。

5曲の内、I've got you under my skin は楽譜がないと伴奏
できないと云われ、スタンダードの Misty と Smile を歌う
事にしました。

オープニングは、プロの演奏でした。

生田幸子さん(p)、清水邦彦さん(b)、清水ひろみさん(Vo)

清水ひろみさんの映像がありました。「Night and day」

そして、司会もしているヴォーカルの清水ひろみさんが、
本日初参加の○○さんですと私をフルネームで紹介、なんと
一番最初に歌う事になりました。

多くの人が見る中で、プロの生田幸子さん(p)、清水邦彦さん(b)
の伴奏で Misty を歌ってしまいました。

※バーニー・ケッセルのジャズ・ギターで「ミスティ」

 

巧くキーを合わせてもらいましたが、かなり緊張し声が
うわずってしまいとても恥ずかしい結果になりました。
やはり普段のカラオケとは違います。ピアノのコード音と
ベースのリズムを聞きながら音程とテンポを合わさなくて
はなりませんのでむつかしいです。

次は、トランペットの男性が演奏、すごく巧い。
早いパッセージを次々と繰り出しプロみたい。
続いてたくさんの人がジャズ演奏又は歌って、
すごいセッション !

そして、もう1曲 Smile も歌いました。一曲目より幾分か
リラックスして歌えました。ドラムも入ってくれたのでリズム
が取りやすかったです。又、各小節の出だしは、生田幸子さん
のピアノのコード音とベースが教えてくれるので歌いやすかっ
たです。

※マイケル・ジャクソンも歌っていました。

 

隣に座っていてよく話ししてくれた若い女性は
「酒と薔薇の日々」をジャズアレンジでピアノを
軽々と弾きこなすのでびっくり。
その女性は、ジャズ・ピアノを習っているんですよ

とおっしゃってましたが、なんと、プロ級のテクニック。

他に女性のピアノが二人、その内の1人がバド・パウエル
ばりのバップ・チューンの急速弾きする人。
確か、チャーリー・パーカーの曲でオーニソロジー。


ジェローム・カーン&オスカー・ハーマンスタイン2世の
名曲、All The Things You Are をパーカー・アレンジのバップ
でピアノを弾く女性もいて、ビ・バップジャズが好きな私は
目が点に。It’s amazing !

※これはめずらしい映像 
 ゲンズブールがジャズ・ピアノを弾いてます。「All The Things You Are」

男性のピアノは3人。1人はものすごいテクニックでこれも
すごく早い。
とてもミュージッシャンには思えない感じだったのでびっくり。

しずかなバラードをピアノで弾く男性もいました。
・・・聞くとプロだとか。

女性のヴォーカルが3人、フェイクを駆使してとても巧い。

そして、東京から来たテナーサックスのプロの男性が
セッションに加わり最高潮に。

私は、22時くらいでお店を出ようとしましたが、
松永貴志さんが来られてますと紹介があり、3曲も
弾いてくれました。
・・・若手新鋭の有名なジャズピアニストと後で聞いて
   又もやびっくり。

※松永貴志 - 残酷な天使のテーゼ

 

とにかく凄い夜でした。興奮しました。

次回は楽譜持参して軽快なジャズを歌うつもり。

厚かましくて、怖いもの知らず(笑)


高槻ジャズストリート

2010-05-05 | Jazz

毎年ゴールデンウィークに大阪府高槻市でジャズフェスが行われてます。
今年は5月3日と4日の二日間。

街全体がジャズ一色、43会場でジャズ演奏が繰り広げられます。

私は5月3日14時開演のハリー・アレンカルテットを見たいため11時30分頃に
JR高槻駅に到着し歩いて10分ほどのところにある高槻現代劇場大ホールに
向かいました。

昨年も行列だったと聞いていたから早めに現地へ

ところが着いたら既に行列が出来ており私は約180人目くらいだとの事。
1,500人収容できるホールなのでまだまだこれからですよとボランティアの人の
説明。13時45分頃にホールへの入場が出来るとの事で約2時間と少し待ちました。

そして、いよいよ開演になりました。立ち見も出来ていましたが、運良く前から4列目
のほぼ中央に座れました。真近でアーティストを見れる位置です。ラッキー !

高槻市長の挨拶などあっていよいよ演奏が始まりました。

テナー・サックスのハリー・アレン
ピアノのロッサノ・スポーティロ
チャック・リグスのドラムス
そしてウッド・ベースのジョエル・フォーブス

大好きなオーソドックスな4ビートでミスティなどジャズスタンダードで約40分の演奏。
体が自然にスウィングしてとても心地良いジャズの生演奏を久しぶりに楽しみました。
サックスはもちろんよかったですが、ピアノがすごくよく聴き惚れました。

You Tube にハリー・アレン映像がありました(当日の演奏のものではありません)

 

2時間並んだ甲斐がありました。大満足です。

立ち飲みの居酒屋でもジャズギター演奏しているし、喫茶店でも。

銀行の前、商店の前 ホントあちらこちらでジャズだらけ。

とてもジャズ・ライフした一日でした。

画像は、ハリー・アレン(後ろ)とロッサノ・スポーティロ(手前)です。
演奏後にCDの即売をしていてサインをしていました。写真撮ってもOKでした。
すごい人でしたが、厚かましく撮影しました。本当はダメかも。

       

 


イケメン・トランペッター クリス・ボッティ

2009-12-04 | Jazz

今夜は、現在世界中で大人気のジャズトランペッター Chris bottiCDを聴いています。

 

「華麗なるトランペットの貴公子」と騒がれ、その端整な甘いマスクでムーディーな
音色のトランペットを奏で、一瞬にして女性を虜にしてしまうすごいアーティスト。
ヴォーカルも披露しています。とても味のある声でしっとりした曲を歌っています。

1962年、アメリカのオレゴン州ポートランド生まれ。高校時代よりプロ活動を開始。
86年にニューヨークに移り、ポップス系セッション・トランペッターとして活躍。
ボブ・ディラン、アレサ・フランクリンなどのレコーディングに参加し90年には、
ポール・サイモンのレギュラー・メンバーとしてツアーにも参加しています。

95年にヴァーヴレーベルよりソロ・デビュー。
フュージョン、スムースジャズとかのジャンルで日本では紹介されていますが、
オーソドックスなスタンダード曲の演奏はもちろんの事、映画のサウンドトラック
などもこなし、アメリカではTVドラマで俳優デビューも果たしているモテモテ男なのです。

来年の4月には日本公演も行われます。

You Tube にたくさん映像があります。

 

 

             


Art Pepper / Modern Art のオリジナル盤

2009-10-14 | Jazz

海外のレコード・コレクターから状態のよいものを格安で入手しました。

 USA. intro ILP 606 Art Pepper Quartet / Modern Art

 

Art Pepper(as), Russ Freeman(p), Ben Tucker(b), Chuck Flores(ds).
Rec. (side A): Dec. 28, 1956. (side B): Jan. 14, 1957.

(A-1)Blues In
(A-2)Bewitched 
(A-3)When You're Smiling 
(A-4)Cool Bunny 

(B-1)Dianne's Dilemma 
(B-2)Dianne's Dilemma (alternate take) 
(B-3)Stompin' At The Savoy 
(B-4)What Is This Thing Called Love 
(B-5)Blues Out

 

アート・ペッパーの絶頂期を捉えたモダン・ジャズの代表的名盤。

A面冒頭の"Blues In"に始まり,B面の終曲"Blues Out"で終るたいへん
素晴らしい内容。多くのジャズファンが一度は聴いたことがあるアルバム。

何度も再発されていますが、その度にたいへんな売り上げを確保出来、
レコード会社にすれば毎度ホクホクの大儲け盤。
でも、やはり再発は再発。再発レコードや再発CDの音質はまるで別物。
しょせんコピーものレプリカ。
高価なオーディオ装置を設置していても、CDや再発レコードで聴いていてはダメ。


この画像のレコードがオリジナルです。
ジャケットに年代を感じますが、レコード盤の状態は良好です。
ノイズも少なくたいへんいい音で鳴ってくれます。

このオリジナル盤を初めて見る方が多いと思いますが、確かになかなか
売っていませんので入手したくてもむつかしいですね。

そして、あってもエェ-と云うくらいのびっくりするほどの高額なんです。


Pat Moran Trio . . .This Is Pat Moran のオリジナル盤

2009-10-14 | Jazz

Pat Moran Trio 「This Is Pat Moran」 (USA. Audio Fidelity AFLP-1875)

      

       

Pat Moran (p) , Scott LaFaro (b) , Johnny Whited (ds) Rec.1957


SideA

Making Whoopee
In Your Own Sweet Way
Onilisor
Stera By Starlight
Someone To Watch Over Me
Come Rain or Come Shine

SideB

Blackeyed Peas
When Your Lover Has Gone
I Could Have Danced All Night
Ferewells
Yesterdays
Blues

 

美脚ジャケで有名な Pat Moran Trio の素晴らしい作品。

女性ピアニストのパット・モランが1957年、スコット・ラファロと組んだ名盤。

リーダーのパット・モランよりもスコット・ラファロのベースが圧巻で聴く者を
感動させてくれます。

このピアノがビル・エヴァンスだったらかなり違った作品になっていたのでは
と思うのは私だけでしょうか . . . .

スコット・ラファロの類まれなかなりの高速インプロヴィゼーションに惹き付けられます。
ランニング・ベースが超絶。(後年のエヴァンスとのインタープレイとは全然異なります)

パット・モランのピアノ・ソロを聴いているつもりがいつの間にかスコット・ラファロ
のベース音を耳が追ってしまいます。

ラファロの参加がなかったらジャケットだけが印象に残る平凡なレコードになって
いたと思われます。

このレコードは盤もジャケットもかなり綺麗で大事にしている1枚。