いぬのかかと

ホワイトシェパードのアンディの成長と日々の生活の記録

語ると長くなるんだけども

2011年03月23日 | ホワイトシェパード
お友達から良いパスをもらったので(勝手にぶん取った)
今日のネタにしちゃいます。

ムツゴロウ動物王国のブログに ムツさんに聞いてみよう というカテゴリーがあって
犬のしつけ等についての相談に答えてくれている記事があります。
(もちろん犬だけじゃない。馬とかの質問もあります。さすがです)
そこで、私が時々ここで名前を上げているカリスマドッグトレーナーのシーザーミランのトレーニング方法について相談があり、ムツゴロウさんがお答えになっておられました。


今日は夕方散歩です。寒くて快適!

ムツゴロウさん自身、シーザーの講演を生で観る機会があり
たった10分で「こりゃダメだ。全部ウソっぱち。」と思ったそうです。

私はシーザーも尊敬しているけれど、ムツゴロウさんはもぉ動物好きのカリスマ中のカリスマですからね。
その二人の意見に相違があるとなると・・・・
ぃや別に困りゃしませんけど(笑)

で、その動物王国の、ムツさんに聞いてみようのカテゴリーだけをざっと読んでみました。
結果、言葉が違うだけで尊敬する二人のやっていることは同じじゃん。という結論に達しました。


今日は誰が来たのかな?

シーザーは自分が群れのリーダーたれ という方針。
ムツさんは、犬はオオカミから進化した種ではないので、犬がアルファに従う説は用いていません。

で、具体的な話をあげると
相談者はシーザーの番組を見て、犬が飼い主に手をかけるのは自分が上位であるという意思表示だからやらせてはいけないと言ってたけど
自分には飼い主に甘えてたり、飼い主を労わっているようにしか見えない。
犬が人に手を掛けるのはいけないことなのか。という質問です。

ムツさんの返答をもんのすごく簡単に言うと、犬は人をアルファとは見ないから順位転覆を図ったりしないよ。 というものでした。

私もその意見には賛成。アンディを見ていても、自分たちが同種でないことはわかっていると思います。
よく言う「ウチの子は自分のことを人間だと思ってるから♪」っていうような事は全く感じません。

ただ、ムツさんはよく「気持ちを切る」という言葉を使います。
ワンコと一緒に遊んでたけど、ムツさんが椅子に座って「もうおしまい。」というと遊びはおしまい。
この時、ワンコがもっと遊びたそうだろうが何だろうが、おしまいと言ったらきっぱりおしまい。
こういうのを「気持ちを切る」というんです。


グランドは自転車暴走族がいっぱい。春休みは賑やかだね

と、そこでシーザーに戻りますが
シーザーが相手にする飼い主さんの多くはセレブで
可愛い愛犬の我儘を聞きまくってどうにもならなくなった人が多いんです。
そこで、人に手をかけてはいけない。ソファに乗せてはいけない。という課題を出します。
「気持ちを切る」ことを飼い主に教えているんです。

ムツさんは人間がリーダーになれとは言いませんが
人間と生活をするためのルールを決めて教えるのはやはり人間です。
ムツさんが「おしまい」といったらおしまい。
これはシーザー風に言えばリーダーの行動です。

で、人間と犬が暮らすには守らなくてはいけないルールがある
ということを飼い主と犬との両方に理解してもらったうえで
人に手をかけていいか、ソファにあがっていいかは改めて飼い主が決めればいいんです。


重要なのは
シーザー風にいえば「毅然とした態度」
ムツさん風にいえば「心と心を通じさせる」
一見強い意見と柔和な言葉に聞こえるかもしれませんが、内容は同じ。
犬にして欲しいことを言葉だけでなく、体全体で伝える ということを言ってます。


心は通じてるけど引張りは止められません

ムツさんが、シーザーが犬と触れ合っているところではなく
人間に対する講演会で見ただけで「嘘っぱち」なんて言ってしまったのがとっても残念。

動物王国のワンコたちは狭い部屋に閉じ込められることもなく、
一歩外に出れば広大なお庭で好きなだけ走りまわれて
散歩といっても「一緒に歩く」ことが散歩らしい。
リードはもちろんナシ。
犬は先に走って行っても、勝手に引き返しても誰も止めない。

そんな場所で暮らしてたらアンディだって穏やかな良い子になるでしょう。


逆に、一般家庭でムツさんの表面的な優しさや穏やかさだけを真似て犬を飼ってしまったら
正直ワンコは我儘でしょうがなくなるじゃないかと(笑)
ムツさんには絶対にブレない芯があるからこそ
犬だけでなくクマでもゾウでも心が通じるんだよ。
「尊敬できる何か」があるから動物も一目置くの。
普通の人は真似しちゃダメだと思うんだな。

「尊敬できる何か」を身に付けるために「リーダーシップをとろう」とシーザーは教えます。
それは犬に対して威張るんじゃなく、飼い主自身に自信をつけさせるための訓練なんです。



・・・懸命にシーザーを擁護しているようですが
そんなに彼に心酔してるわけでもありません(笑)
ただ、シーザーに言われた通り、アンディを守れるリーダーであろうと胸を張ってがんばって歩いた日々は
今の私に良い影響を与えてくれたと思えるので
私はシーザーの番組に出会えて良かったです。


※この記事は私の個人的な意見です。



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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sako)
2011-03-23 22:22:09
まいまいさんのように盲信しない人は大丈夫なんですよ~。
私のように犬飼い初心者で問題ばかりに目が行ってしまって冷静さを失ってしまった人には、リーダーになりましょう、リーダーになれば問題は解決しますと言われると、そんな気がしてきてしまうんです。
そしてリーダーになるってどうやって?と訓練所へ行き、毅然とした態度=いけないことは叱る(ガツンとチョークをいれる)と思ってしまったりするんですね…(私だけ?)。

犬は学習でいろんなことを学んでくれます。
学習させるには失敗させないような環境を整え、ここぞという褒めポイントをキチンと押さえる必要があります。
そういう意味で、毅然とした態度、一貫性なんかが求められるとは思います。
叱らない=甘やかすではないんですよね。
そのあたりも受取り方によるので、文字での説明が難しいです。

語ると長くなるんだけれど(笑)、結局のところ、飼い主のゆるぎない愛情と自信は必要だろうなと。人間育てと一緒じゃん、ねぇ(^^)
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Unknown (GITA)
2011-03-24 01:12:50
確かにみんな一様に「犬のリーダーになりましょう」って言いますよね。
でも、抽象的すぎて、じゃぁリーダーって一体どうやってなるの?って感じを受けます。

私個人の感覚としては、リーダーっていうより、母親的感覚でいます。
子供に「宿題やりなさい」とか「歯磨きして寝なさい」とか、命令する感じでしょうか。

人間の親子なら「お小遣いあげるから、宿題やりなさい」とか「玩具を買ってあげるから、歯磨きして寝なさい」何て言いませんよね。
それが対犬になると、みんなご褒美を使いたがるのですよね。

「(ご飯をあげるから、)お座りしなさい」とか、「(この扉を開けてあげるから、)待てをしなさい」とか。
ご褒美をちらつかせれば言う事を聞くのは当然で、これでは親の威厳は??と思っちゃいます。

じゃあ一体何をすれば良いのかと言うと、我が家の場合は、ピンポンの音に吠えたいけれど我慢をさせたり、お庭で走り回って遊んでいる最中だけれど、室内に呼び戻させたり。
そこにはご褒美はありません。
(まぁたまには、褒める事もあるけど)

~~の為に○○をさせる、じゃなくて、
この~~だけれど、○○をさせる。っていうのがポイントじゃないかと思っています。

これを応用すれば、散歩で引っ張りたいけれど、引っ張らせない(引っ張らないという我慢をさせる)。というように繋がっていきます。

私も昔は、空李で相当苦労してて。。。
どんなトレーニング方法もショックのタイミングも意味はなくて、ポイントはここにあったと今だからこそ感じられます。

っていうのは、あくまでも私個人の意見、というか感想です。
久々に語ってしまいました~~。
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Unknown (ひろこ)
2011-03-24 18:41:58
どっちも正しいけど、全てが自分ちにあてはまるものではないわよね。
うちみたいに狭い家に住んでる一般庶民には、セレブのような「え?」って思う悩みはないし
牧場みたいに放し飼いでお散歩させられるような環境もないし~^^;
この前香港の街中で見かけたお散歩中のわんこは殆どノーリードで、それなのに勝手にどっか行ったりしなくて、しつけが行き届いてるんだなぁ~って印象を受けたの。
みんな中型~大型犬だったけどね。
リードを引っ張って歩く小型犬を1度だけ見かけたわ。
でもムツさんのそんなサイトがあるなんて知らなかった~。
最近テレビで見かけないけど、元気そうで何より^^
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Unknown (さぎっちょ)
2011-03-24 21:03:44
考え方の違いと言うか表現の仕方の違いなんじゃないの?と思ってしまうんですが、どうなんでしょうね~
うちの子達は沙霧はもう私にべったりで、ノーリードでもへっちゃら「母さん命」みたいな子ですが、私から見ると「母さんにくっついとけば、オヤツがもらえる」と思っているように見えるんですよ。疾風も自分の楽しみの前には私のことなんか完全に無視ですしね~
でも疾風の方が私の事を気遣ってくれるんですよね。沙霧はいつでも自分のペースで動いてますから、雰囲気を読むのも鈍い・・・
今ではしずくも加わって、私はさながら3人の子供の母親というところですか?
でも母親だからこそ、食事の支度をしてくれると慕ってくれるし、調子が悪いと気遣ってくれる。時にはやんちゃもやっちゃうけど・・・
私がそれで満足だから、うちの子達は、今のままで充分です。って、親ばか全開ですね~
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Unknown (まいまい)
2011-03-24 21:19:32
sakoさん>盲信どころか、訓練士につくのはものすごく抵抗があったし、全く納得してませんでしたね。
やっぱりリーダーって言われると上下関係みたいでとても受け入れられませんでした。

私はアンディを叱りますよ~。でもそれはリーダーとしてじゃなく、怖い母ちゃんて感じですかね(笑)
文字や言葉では自分が思うように解釈してしまうので、結局は犬と正面から向き合って心で感じるしかないと思います。
でも心が迷ってるとそれはワンコにも伝わるので、自信を持って伝える。
これが毅然とした態度ってやつだと思います(^^)
お子ちゃまのくせに図体がデカいだけに私たちの子は厄介ですねぇ(笑)


GITAさん>私もすっかり母親な気持ちだな~。
まぁイマドキは子供もまともに育てられないような大人が増えてるので、ましてや犬にまで手がまわらないんですかね。
アクセサリー的感覚でペットを持つ人が増えすぎましたもんね。

そう、アンディには我慢と忍耐が足りない!
まぁ私にも言えることですけど(笑)
引張るアンディの扱いには慣れてきたけど
GITAさんには是非仁吉を引張らずに歩けるコにしてもらいたい・・・と切に思ってるんですが
飼い主を差し置いてできないよなぁ。
それこそ前回の預かりっこみたいに暴れ馬のごとくで、どうしていいのかわからないのです。
(ブログ上では)難なくあっという間に落ち着いたコに育ててしまったGITAマジックを目の前で見てみたいわ。

おっと話がそれました。またゆっくりおしゃべりさせてくださいね~


ひろこさん>一見正反対のようだけど、根本は同じなんですけどね。
やっぱり文字や言葉では受け取り側の理解の仕方によって全然違うものになってしまうんですよね。
ヨーロッパなんかも結構犬を飼うためのルールが厳しかったりしますもんね。
日本はまだまだペット後進国だと思います。
私たちは動物王国を見ながら育った世代ですもんね。
やっぱりムツさんはカリスマです!
それにしてもブログまであの語り口調そのままなのが笑えました(笑)


さぎっちょさん>そうそう。家族としての普通の生活をしてる人とワンコって幸せだと思います。
信頼してるからこそできる我儘ややんちゃってありますもんね(^^)
さぎっちょさんちのお子さんたちは攻撃性がないから良いですね。
おうちにいるアンディは申し分ないんですが
他犬への攻撃性を考えると、どうしても訓練が必要なのだろうか?といろいろ悩むのです。
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参考になる (ピー子)
2011-03-25 09:52:47
まいまいさん&皆さんのご意見
とても参考になりました
ムツゴロウさんもシーザーも一理アリ!
と思う一人ですが自分が実践となるとこれまた難しいです・・・
犬への理解を深める努力?はずっと続けていきたいと思っています
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Unknown (まいまい)
2011-03-25 17:39:25
ピー子さん>そう。まずは知ろうと思う気持ちが大事だと思います。
その気持ちさえあれば、ワンコのほうもこちらを知ろうと努力してくれますもんね。
私も死ぬまで勉強だわ~(^^)
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Unknown (ガンマン)
2011-04-12 10:00:40
一通り読むと、ムツゴロウさんは、ミランさんは実技の面では非常に優れている、という事を認めておられるので、講演だけ聞いて判断しているわけではないと思いますよ。
知識がない事と、通り一遍の理論を強引に当てはめたことを残念だ、としています。
あと、ムツゴロウさんは若い頃に東京で犬を飼っていたこともありますし、どんべえ物語のなかで、秋田犬のグルの引っ張りグセに手を焼いた経験についても書いてます。最初っから動物王国があったわけじゃないので、普通の飼い方についても熟知しておられると思いますよ。
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Unknown (まいまい)
2011-04-12 17:57:12
ガンマンさん>コメントありがとうございます。
ムツゴロウさんについて批判してるわけではないんですよ。あくまで、二人は正反対に見えて同じことを実践しているということを言ってるつもりなんです。
王国の散歩については、正直私のやっかみでしょうね。うらやましいの裏返し(苦笑)
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Unknown (ケイケイ)
2012-07-07 15:52:44
初めまして:)

ムツさんもシーザーも、犬の真似をしているところは本当にそっくり!・・と思うのですがどうでしょう?

シーザーの日本での撮影が計画中という噂(あくまで噂ですが)を聞いて、ムツさんとの対談が実現したらいいなあと願っています。

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