『リーガル・ハイ』最終話

終わっちゃったーっ！


最終回は、これまで以上に振幅が大きくて、
情緒的な場面と悪ふざけが行ったり来たり目まぐるしかったですね（笑）
それもこれも、古美門センセイがちょっとバランスを崩していたためですが、
黛センセイがいなかった１年間の影響なのかしら、と思ったり思わなかったり。
一方で、８話や１０話ほどの追い込まれっぷりではなかったので、
黛センセイが勝ちそうに見えても、まだ余裕あり、には見えていたんですよね。
むしろ、ああこんな風に黛に追い込まれて、ちょっと嬉しそう、みたいな。
（Ｍだとかっていうんじゃなくて、弟子の成長を喜ぶみたいな、そんな感じ）


でも、反撃ののろしを上げてからは、いつもの古美門センセイ１．５倍速、
というフルスロットルさで、見ていてそれも非常に嬉しかった！


そして、何より胸を打ったのは、判決後の反省会（？）で黛に言う


「旅人のコートを脱がせたくらいで勝てると思うな
　太陽やるなら灼熱地獄でパンツ一枚残さずはぎ取れ
　それぐらいでなければ理想で現実を変えることなどできやしない
　もっともっと強く賢くなれ朝ドラ！」


のセリフでした。泣きそうになりました（いや私が）（＾＾；


口では悪態をつきながらも、誰よりも正義や理想を渇望している、
のかもしれない、そんな風に思えたからです（断言はできないところが・苦笑）。
そして、どんだけ黛に期待しているんですか！　ほんとにこの人は！


「サオリさん」を巡る因縁の顛末も、さすがこのドラマ、という感じの落ち方でしたけど、
そこにも「実験をムダにするか否か」という部分が含まれていたし、
本当に一面を見ただけでは語れないドラマだったなあ、と思います。


さて、古美門事務所ではまたフルメンバーが揃いまして、
再びドラマの開幕の状態に戻りましたけど、
私たちがまた彼らの活躍を見られる日は来るのでしょうか。
来るといいなあ、と切望しております。
毒があるけど愛もある、私の大好きなタイプのドラマでした。以上！