午前中に「こぐま研究会」と題し、お楽しみ勉強会を開きました
春休みに開催される、かながわ音楽コンクール。
今回は私の教室から6名ほど参加しますが、
そのうちの小学生の中学年3名が何故か全員、星の動物たちより「おおぐま こぐま」を選曲したので、せっかくだから何か一緒にできないかなぁと考えていました。
そしてこの学年の課題曲。
1曲目には、バッハ家の小品がズラリ。
これは生徒さんたちとの「研究」にもってこいではないですか
こちらは3人それぞれ、
J.S.Bach(いわゆる大バッハ)
W.F.Bach(マリア・バルバラとの長男)
伝Bachとされているメヌエット。2番目の妻アンナ・マグダレーナのために書かれた音楽帳より
の作品を選曲しています。
生徒さんたちには、
バッハとその子どもたち
おおぐま座、こぐま座
について調べてくる。ことを宿題に出しておき、
ヒントとして、バッハ一族の家系図だけお母様にお送りしておきました
以前から、学校の図書室で本を借りたよ!とか、星を見に行ったのに雲で見えなかったんだよねーとか、川崎のプラネタリウムって凄いんだよ!などなど、楽しい報告にこちらもワクワク楽しませて貰っていたので、3人集まったら盛り上がること間違いなし!という感じでした。
前半は、バッハ家についての発表からスタート。
みんなそれぞれ一人ずつレポートを発表。
まずは大バッハを選曲したKくんから
次いで、長男フリーデマンについて調べたYちゃん、バッハのおじいさん、おとうさん、妻マリアとアンナそれぞれについて調べたHiちゃん、
(二人のレポートを撮り損なってしまいました)
とそれぞれの発表の合間に、ピアノ教師が時折補足しながら進めていきました。
バッハの子どもって結局何人?
マリアとの子どもは7人で
アンナとの子どもは13人。
パパっと答えてくれるHiちゃんに、
ほ〜。なんてみんなでビックリしたり、
Bachの意味は「小川さん」だけど、「大海だと言ったのはベートーヴェン!」とKくん
Yちゃんが調べてくれた長男フリーデマンのためにバッハが書いた音楽帳、先生持ってるわよ〜とみんなで表紙を確認。
2番目の妻アンナ・マグダレーナのための音楽帳の楽譜とそれぞれ開き、比較。
フリーデマンきっとピアノ上手だったんだろうね〜と皆で感心しました。
はい、これフリーデマンのための音楽帳の中の1曲です。この曲なーに?
わ!っと驚き、題名も違うし、インベンションの順番とは違うねぇとパラパラページをめくりました。
みんな普段はインベンションに取り組んでいるので、バッハの息子ともお近しくなった気分です
それから、バッハが両親を亡くしたのは、丁度みんなと同じ年頃。
代わりに年の離れたお兄さんに育てて貰ったんだよー…。とHiちゃん。
みんなでしんみり想いを巡らせました。
また、バッハの好きな数字は14番。ん?とみんな頭の上に「?」が浮かんでいたので、
はい🙋♀️では解説します。
(走り書きにつき汚い字で失礼します)
などなど、
いやー生徒さんたちの興味は尽きることがなく
本当に面白かったです
そしてバッハ家と仲良くなったところで、一人2回ずつ演奏🎹
なかなかノッています
では後半2曲目。「おおぐま ごぐま」いきますよー。
(まだあるんかい。って?まだまだみんなノリノリです)
なるほど!
ギリシャ神話を読んでくれました
カナダのお話もあるんですって。へ〜
そんなかんなで、イマジネーションが広がったところで演奏。
三人共なかなかいい感じです
音質、音色、個性とも三人三様
みんな違ってそれがいい味を出しています
それぞれの課題も見えましたね
ソロの後は、「おおぐま ごぐま」を右手左手各パートに分け、順繰りにローテーションし、2台ピアノでアンサンブルをしました。
キャッキャ言いながら楽しむこぐまたち。
おーい。リズムはどうしたー
これはですね、私的には一番やりたかったことなんです
片手ずつで豊かな音楽を奏でることが出来れば、両手を合わせた時に相乗効果で倍以上の豊かな音楽が出来上がりますよ〜
という感じで、しめて丸々2時間
楽しい時間って、本当にあっという間でした。
「本物の暗譜」目指してコツコツ積み重ねていってねー