映画「象の背中」

自分から好んで見ない映画。

 

彼が見に行こうよって言うので、仕方なく？見に行った
府中の東宝にて。。。
HEROかクローズZERO見たいな～なんて思いながら（苦笑）
見る前から、どんな映画か想像はついたし。
外はピーカンのいいお天気なのに、何でこんな暗い映画見るんだよぉヾ(;´▽｀A``

 

「私は絶対！泣かないから」
「無理だね～スパイダーマン３で泣いた人なのに、泣かないわけがない」
「イヤ、泣かない！」
「無理！もし、泣かなかったらツボがおかしい」
そして。。。。私は。。。泣きました（笑）クッソー！

 

冒頭いきなり癌宣告をされ、余命半年。
主人公の藤山幸弘（役所広司）は、延命治療をせずに人生を全うすることを
選んだ。。。

余命半年と言われて、あんなに冷静に毎日を生きられるものなのか？
って思ったりもしたけれど、癌末期で余命半年と言われたら。。。
自分だったらどうするんだろう。

 

「生きていたい、死ぬまでは」

 

泣けた部分もあるけれど、何で象の背中っていうタイトルにする必要が
あったのか？あまり良くわからない（苦笑）

 

それから一番ダメなのが愛人の存在だね。
これ、夫婦で見に行ったら奥さんプンプンだと思うよ（苦笑）
男性には、この主人公の気持ちわかるのかな？

 

この愛人（井川遥）が出てくるたびに、何でやねん！って腹立ってしまって。
この愛人の存在がなければ、主人公は本当にいい旦那さんでお父さんで
絵に描いたような素敵な家族なんだけどね。

お兄さんに愛人に骨をわけてあげて欲しいとお願いしたり
顔が見たいから来てくれって、妻がいるのにホスピスまで呼びつけたり。
でも、奥さんのこともすごく心配して愛している感じだし。
うーーん、悪い作品ではなかったけど愛人の存在が全てダメにした。
もぉ。。。。役所さんの愛人とのベットシーンなんか見たかないし（苦笑）
ズルイよーズルイ！男のエゴだ！

 

こんなにブンスカ怒っている私ですが、泣きました（苦笑）
ホスピスに訪ねてきた兄（岸部一徳）と弟がスイカを食べながら会話するシーン。
愛人に骨をわけて欲しいと、とんでもないお願いをするところなんだけど
自分よりも先にいってしまう理不尽さに言葉を詰まらせる岸部さんに何故か？
声を出して号泣しそうになった私ヾ(;´▽｀A``

それから、愛人がホスピスに訪ねてきてさりげなく席を外した妻（今井美樹）
夫の愛人だとわかってたんでしょうね。
帰り際に深々とお辞儀をして「夫が色々とお世話になりました」って。
泣いちゃいましたよ。辛すぎて

。゜(゜´Д｀゜)゜。ウァァァン

 

 

役所広司さんの演技はやっぱりすごいね。
最後の方は、役作りで少し痩せたのかな？
本当に癌末期の人みたいな感じだった。

うちの父も、肺癌で亡くなっているので少しダブりましたね。
私もホスピス・ピースハウスへ見学に行きましたよ。
とってもいいところだった。
でも、高いけどね（苦笑）
延命治療をしないで、最後まで人生を生きるのもありかも？って
思いましたね。

 

彼は、綺麗過ぎる！ホスピスの宣伝だ！な～んてひねくれたこと
言ってましたが（苦笑）

 

ラストのケミストリーの主題歌は良かった

 

愛人の存在がなければ、もっとすっきりした感想になったかも。

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