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ソフトウェアの品質(その1:ソフトウェアのライフサイクル)

2015年01月04日 | 品質保証活動のあり方
顧客システムのライフサイクルについて、

【定義フェーズ】:
引き合いから、顧客の問題とニーズを明確にした上で、顧客へプロジェクトの目的、期待成果を明確にして提案し、売り込み、受注、仮契約するまでのフェーズ。

【計画フェーズ】:
プロジェクトの実施前に、プロジェクトの目的、期待成果を達成するために、プロジェクトの具体的な成果物、作業、行動、スケジュール、担当を明確にして、全体計画を統合的に俯瞰し改善するフェーズ。

【実施フェーズ】:
プロジェクト計画に基づいて進捗を管理し、変化に速やかに対応しながらプロジェクトを遂行し、顧客へ納入を完了するまでのフェーズ。
次に、顧客システムのライフサイクルで「顧客へのソリューション提供を一つのプロジェクト」と捉えて、一連の活動を管理しプロジェクトを遂行する。

流れとして、

(1)顧客の引合い/受注活動の開始から課題設定(顧客ニーズの把握)、問題の明確化まで⇒定義フェーズ
(2)問題解決策の策定からシステム要件定義、スケジュール作成まで⇒計画フェーズ
(3)システム開発からシステム導入/運用/保守まで⇒実施フェーズ
上記は、顧客からの受注を前提としたソリューションビジネスである。

それ以外に、自社の製品開発があるが基本は上記ライフサイクルに従う。

下記に「自社開発システムのライフサイクル」について

■ 試作開発
着想フェーズ(又はキッカケフェーズとも言う):
先ずプロジェクトの発足判断を行う。
背景の調査・分析(ニーズ)及び初期評価を行いプロジェクト発足する価値があるか否かを判断する。

定義~実施フェーズ:
基本的には、上記一般的なスタイルと同じ。

評価フェーズ:
製品化を判断する。試作品の成果の価値評価、資産化判断を行い製品化するか否かを判断する。

■ 製品化開発
着想フェーズ:
ここでは、製品化の観点から見る。
試作開発を行わない場合はこのフェーズで試作開発と同様に、背景の調査・分析(ニーズ)及び初期評価を行いプロジェクト発足する価値があるか否かを判断する必要がある。

定義~実施フェーズ:
基本的には、上記一般的なスタイルと同じ。

ビジネス評価フェーズ:
製品出荷後一ヶ月以内に計画との差異確認を実施し、製品のビジネス性を評価(中止を含め)し、今後の方針を決定する。
以後、期一回を目安に定期的に評価を継続し計画的に見直しを行う。


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