Are You Going With Me?

しおまり日記

中村新史さん

2009-08-31 | Weblog

猛暑からすこし秋の気配も感じる木曜日
同じ湘南、うちのご近所でもある大好きな才能豊かなピアニスト中村新史さん宅に遊びに行った。

忘れもしない去年の4月19日、
新史さんとDuoの日突然夕方に身内からの入院の知らせ、
心配とともに当日のピアニストの代わりにあたふたした事が思いだされる。
突然風邪からICUにまでそう時間がかからなかった。

ただただびっくり、最初はまさかそこまでとは思わなかったが
なにが起こるかわからないのも人生。
それでも命をとりとめたのはラッキー、彼のがんばり。
その後、彼は10ヶ月に及ぶ壮絶な入院生活を送った。

病名は自己免疫性脳脊髄炎 神経原性異所性骨化
      
障害名:両下肢対麻痺 膀胱直腸障害 高次脳機能障害
合併症:肺血栓症 深部静脈血栓症

 

私に置き換えたなら果たして前向きになるまでの時間がどれだけかかるだろう。
確かに生きていれば、皆何かの苦難を乗り越える時があると思うけど
彼にはそれを自然に前向きに受け入れ強く進んでいるように見える。

それはいい意味での彼の大陸的な天然キャラ、
そして彼の人生に不可欠な
支えになるパートナーちえさんの存在。

病気をきっかけに知り合ったそのちえさんとの出会いは私にも影響を与えてくれている。
昨年打撃を受けて歌うことさえ忘れてしまった時、
まさに乗り越える勇気になった人のひとり。
神様は新史さんに彼女をわかって出逢わせたのか
彼女は看護師さん。
すごい!

現在は車いすで思うように動かない下肢のリハビリに励んでいる。
運よくその黄金の指は動くので、踏めないペダルを
彼を支える周りの人々の考案で”ペダルアシスト”として
首輪で引いてペダルを動かす装置が考案されている。

この日はその装置を首にかけ久しぶりに中村新史のピアノで歌を歌った。
しあわせだった。

少しずつ復帰にむかっているけれど現実問題、
車椅子での移動について、バリアフリーなライブスペース
下肢のリハビリ・・・

新史さん、ピアノはあなたにとってそしてファンにとっても不可欠だから
一歩づつ頑張り過ぎないでがんばろうよ。

彼とちえさんのブログhttp://blog.goo.ne.jp/shinchie



 


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