さっそく道後公園になっている
湯築城址のレポの続きをば
おそらく、等身大人形をおいた「武家屋敷1」が好評だったんでしょう??
続編なる建物がありまして
それは
「武家屋敷2」
礎石を基に復元されたよう
でも
こちらには、等身大人形はいません!!
中は、パネルやら、出土品やらが展示されています…
中世発掘のパネル
さまざまな職人たちのパネル
鍛冶師やら鎧師やら
大工道具
もうツッコミどころのないほどのお堅い展示パネル
松山城址から出土した瓦
もともとは、湯築城にあったものかも…
「関ヶ原の戦い」の頃の松山市内の遺跡から出た出土品
私だったら、どれも不燃物で捨てちゃいそうな展示品の数々
中世発掘(はっくつ)
パネルを読むのに疲れてきて、じゃっかん、退屈(たいくつ)になってきつつある私
武士の必需品
ぶしょう(武将)もとい、ぶしょう(不精)してると、持ち歩くのを忘れちゃいそう
鍛冶の遺物
礎石抜取跡
ここに礎石があったようで
建築に関する遺物
釘とか壁土とか鉄斧とか
瓦…運ぶとき、どうか、わらないように…と出土した瓦を大切に運んだんでしょうね
…とか言いながら、当然、すでに割れちゃってるので、瓦の欠片ですけど…
そして航空写真のパネル
以上、「武家屋敷2」を後にして、その後、どんなに探しても「武家屋敷3」は見つかりませんでした…
「帰ってきた武家屋敷??」もありませんでした…ウルトラマンじゃないんだから…苦笑
さてさて
さらに内堀にそって歩いてみる…
一瞬、石垣か?と勘違いした、巨石
続いて向かったのは
「外堀土塁」が切り取られて、貼り付けられて展示してある
「土塁展示室」へと
中に入ると外堀土塁断面構造が貼られていまして…
土塁の構造を内側から見られる、実に珍しい展示室
もう、この土塁以外、この展示室には何もない…
あ、解説パネルはあるよ!
へー、一度に土を盛ったんじゃなくて
なんだか、地層(ちそう)を勉強してるみたい…
地層(ちそう)…地層(ちそう)…地層(ちそう)…
時間はまもなく…夕方5時…
この後ホテルに戻れば
地層(ちそう)…ならぬごちそう(御馳走)が待っている!!
お腹も空いたし、ホテルへと向かうことにするか…
さてさて、戻る途中にみつけたのが、これ
石造湯釜
ここに湯釜があって、湯築城の城主がこの場で温泉に浸っていた…ということではなくて
この湯釜は、道後温泉の浴槽内の湧出口に設置されていたもの
直径は166.7cm、高さが157.6cmの円筒形、花崗岩製の湯口
この湯釜は、温泉の湧出口に設置するもので、明治時代まで使われていたよう
なんでも奈良時代のものなんだそうな
湯釜の宝珠には、河野通有の依頼で、「一遍上人」が「南無阿弥陀仏」と刻んだとか
「ほろほろと 椿こぼるる 彼岸かな」
と正岡子規の句の看板が、石造湯釜の横にありまして
だったら、松尾ドショウも
石造湯釜の横で一句、詠むことにするか…
「ポカポカと お湯がこぼるる 悲願かな」
句の意、念願の道後温泉に浸れた喜びをストレートに…ちょいと熱かったけど…笑
ちなみに、この湯築城跡(道後公園内)に
正岡子規記念博物館があります…
だからといって、勘違いしないでね
湯築城の城主は、正岡子規(しき)ではありませんよ!!
ええっ??そんなの、まさおかしき???…もとい…じょうしき(常識)だって…
失礼しました!!…笑
PS…この後、この歳になると、起きてしまうハプニングが待ってました…
道後温泉駅まで足を進めると、カバンを手にしてなかったのに気づいたのです…
どーやら、「土塁展示室」に入った時、コフンじゃないのに「コーフン」して写真を撮りまくっていたときに、置き忘れた可能性が…
慌てて戻るも、夕方5時までで、展示室には鍵がかかっている…汗
そこから「湯築城資料館」まではソコソコの距離があるんですけど、「湯築城資料館」も、もちろん閉館してるんですけど
あかりが灯っていたので、呼び鈴をならしてみると、オジサンが対応してくださいました…私が、忘れ物が届いてないか尋ねると届いてないという、置き忘れた可能性を伝えると、わざわざ、「土塁展示室」まで一緒に歩いてもらって鍵を開けてもらいました!!
やっぱり、そこに置き忘れてありました…閉園時間ギリギリだったので、やはり私が置いたと思われる場所にカバンがありました…鍵をかけるボランティアのおばさんは、中まで覗かずに鍵をかけちゃったようです…だって、貼られた土塁以外何もない展示室ですから
一緒に歩いてくれたオジサンには、もう、ホントに感謝、感謝の一言に尽きて
「湯築城資料館」にお勤め、もしくはボランティアのこのオジサンが道後温泉の湯のように温かくて、道後の人って温かいなあと旅のありがたさを、しみじみと痛感した次第
一緒に歩く途中では、「日本100名城」に選ばれているとか、もともと動物園だったので、さほど土がいじられることなく、その後いろいろなものが出土した「湯築城」の歴史なども、語ってくれて…
もう、私の中ではオジサンの温かさも加味して、最高の、道後「湯築城」散策になったのです…
一言、もう一度、言わせて、道後の人は温泉のよーに温かい!!!