新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

40年以上の時空を超えて…東山動物園遊園地のスロープシューターに乗る!

2017-01-20 05:53:24 | B級スポット
私の記憶には残ってないんだけど…
古いアルバムをめくっていたら
(…といっても、今の話じゃないよ!!
小学生の頃~中学生の頃??くらいのときに、古いアルバムをめくっていて
目にした写真が心に残っていて…)


それは
私が
幼稚園児の頃…
…だから4、5歳???の頃の写真…



今となっては
亡くなってしまった父と
さらには私が小学生くらいに亡くなってしまった祖父と
一緒に

東山動物園の遊園地の遊具に乗って…
幼児の私が…こぼれんばかりの笑顔でカメラをみて
笑ってる写真…




当時は
三重県の片田舎に住んでいたので
きっと
東山動物園に行くってことは
ちょっとした大がかりな日帰り旅行だったと思われる…



たぶん、私の喜ぶ姿がみたくて
当時だとおそらく高速なんかない時代なので
たぶん、片道4時間以上は…かけて遊びにきたのでしょう…



そのことが…
東山動物園で
この遊具…をみたとき

…強烈に…その写真の記憶が甦ってきたのです…




それは



スロープシューターという


今の絶叫マシンマニアには
まったくもって
つまらなそうなライド…








看板をよーくみると


SINCE1961


…とある…



50周年記念!!

…とある…















おそらく私が乗ったのは
このライドができて
10年もたっていない頃…




なんせ
田舎で刺激の少ない中で育って

こんなライドをみたから


当時の…幼児の私は
きっと
もう乗りたくて乗りたくて
しょうがなかったんでしょうね…




どうみても
どうみても
親父や祖父が乗りたい!
…何て言うことは絶対にありえないし…




このスロープシューターに
父に抱かれて
前方の席に
後方には祖父が乗ってて


私が…最高の笑顔で喜んでた
そんな数枚の写真のことを急に思い出しちゃった
のよ!!



…すると
不思議なことに




なんだか
急に…目頭が熱くなってきて…



想いは昭和40年代に…








あの頃に
戻れるわけはないけど…



私の記憶の中で
親父も祖父も…心の中に
こうして生きているんだなって




正直…
ちょっと切ないような
センチな気分になって



目の前に浮かび上がった
幼稚園児の私…
父と母、そして祖父と手をつなぎながら
昭和40年代のあの日に
こうして…ここに立っていたんだろうな…



…とあの頃を思い出しながら



スロープシューターを眺めながら
缶珈琲片手にしばらくはずっと立ちすくんでいました…









スロープシューターを眺めれば
今となっては…まったく人気がなく…


ほとんど
列なんて作られていない…

ぽつん、ぽつんとカップルとか
女子高生とかが乗るだけで
閑散としている…




一言で言えば
すぐに乗れる状況…





かつ
この日は
遊園地も特別料金で
普段は乗るのに3百円ちょっとするのに…
この日は

たったの
100円









あれから40年以上…いや50年には及ばないとしても
50年近く経っている…



すっかり
オジサン…の私ですが
ですが…


誰もならんでいない!!
かつ
100円という状況に背中を押されて


急に乗ってみたいという衝動に襲われた…

まるで
その衝動が…親父あるいは祖父の手であるかのように…





気がつけば
発券売り場で
100円を投入し…


まったく並んでいない列に並ぶ…

すなわち乗り場へと向かい…



そもそも係のオジサン以外誰もいないので
すぐに…



































感想を一言でまとめるなら




おそらく
田舎に住んでて刺激の少ない生活をしていた
幼稚園児には、十分すぎると思われるほどの刺激とスピードのある乗りものでした…




この歳になっては
もう…そのような刺激とスピードは
まったくもって感じなかったけど…



思えば
…久しぶりに
ホント
久しぶりに行った
東山動物園の…それも通りかかった遊具で
突然…
こんなノスタルジーな
センチメンタルな気持ちに包まれるなんて
意外といえば意外…




私が小学生低学年のときに
交通事故(ひき逃げ)で他界した祖父…



笑顔で
父と3人で写ってた
お出掛けしてた写真は
それ以外に記憶はないけど…




なんだか


心底寒かった…雪もチラついたこの場所で


父に…そして祖父に会えたような
そんな気がした



休日の夕暮れ時だったのでした…