とんでもないゲリラ豪雨だった

もう二日も前のことになってしまうけど、とんでもないゲリラ豪雨だった。
夕方からの雨だったため、交通機関もかなりダメージが大きかった。
私はといえば、近所の商店街に買い物に行っていた。
3時頃から雷の音が大きく聞こえていて、早めに買い物には出かけたほうがいいと思いつつ、子供の面倒見ているうちに出発が遅くなってしまった。

雨が降り出しそうで降らないから、なんとか間に合うかなと思っていたら、突然の雷鳴とともにアーケードをものすごい音で叩く雨が降り出した。

外を覗くと、アスファルトに勢い良く落ちる雨がスモークを焚いたように水煙が立っていた。
夕方で人通りの多いメインストリートも歩く人はチラホラと見えるだけ。

しまったなあ、もう少し早く出てこなけらばならなかったなあ、と思いながら雨脚の様子を見ていた。
徒歩で家までは5分くらいだ。
思い切って帰るか。
いや、この雨だと傘の意味が無さそうだ。
家に帰る頃にはシャワーを浴びた状態にようにずぶ濡れになっているに違いない。

だから暫く様子を見ることにした。
普段は見て歩かないような店を覗いてみたり、新しくできたショップに入ってみたりして、だいぶ時間を潰したけど雨脚が弱まる様子はなかった。

ちょっと歩き疲れたので喫茶店でも入ろうかとと思った。
しかし蒸し暑い中歩いていたので喉が渇いた。
軽くビールでも飲んじゃおうかな、という誘惑が私を襲った。

しかし、買い物帰りで居酒屋に一人で入るのは格好が悪い。
もし近所の人に目撃されたら恥ずかしいし。

どうしようか悩んでいたら、アーケード内のビルにファミレスが入っていることを思い出した。
ファミレスなら一人で入ってもなんの違和感もない。
よしSゼリアに行こう。ビールも安いし。

そんなことでファミレスでビールとつまみで飲んだ。
なんだか最高においしいビールだった。
そしてとても贅沢をしている感じ。

ただ子供達を家に残してきているので若干後ろめたいものもあることはあったけど。
もちろん家にはママな少し帰りが遅れることは伝えてある。

旦那に連絡したらもう直ぐ家に着くということだったので、この雨で今雨宿り中だと伝えたら、まあ無理するなということだったので、お言葉にあまえることにした。

たった一杯だったけど、おいしくて贅沢な時間を過ごした感じ。
一杯目を飲み終わることろには、外は静かないつもの夕方の風景に変わりつつあった。