お嬢 潜入捜査する（その３）

潜入捜査も佳境である。

以下、プロフィールに空欄だらけなど
な人々の観察記録である。

《質問攻めの人々》

「前の彼と別れた理由って何？」
初対面でする質問？
つーか、それが何か？

「家どの辺？○○の近く？そこからどう行くの？」
聞いてどうする？タクシーの運転手でも始めるおつもり？

「休日は何してるの？その前の週は？他には？」
あんた探偵か？

「食べ物はどんな物（ジャンル）が好き？他には？他は？」
和洋中全て答えましたが…どんな答えをおのぞみですか？
すいませんね～ご希望にそえなくて

《己を語る人々》

「会社がこの近くで帰りにちょっと寄ってみた　みたいなぁ…」
自分の行動に疑問形？ワタクシあなたに疑問形
しかも、「ちょっと」って軽い感じでなくいっぱいいっぱいな感じですが

「メッチャ仕事出来て頼られるから、こないだも仕事手伝って
小遣いで20万稼いだんだよね」
ホンマにできんの？失礼ながらそのようには見えませんが…
仕事だけ出来てもねぇ・・・

《どうしようもなく舞い上がる人》

プロフィールのＱ＆Ａのような欄の
「好きになれば年上でも大丈夫だ」に○をした
お嬢より少し年下のある殿方
ちなみに女性の方には「好きになれば年下でも大丈夫だ」の設問

「僕年上ＯＫですよ～。あっ！年下大丈夫なんですか？
じゃぁ全然ＯＫですよねぇ」
青年、「好きになれば」の文言が見えないのか？
ワタクシあなたのこと好きではありませんから　ざんね～ん

見知らぬ人全てに笑顔で接するのが
こんなに難しく疲れることだとは・・・

残念ながら収穫なしである。

負けず嫌いのお嬢のこと
こんなことではくじけない

近々リベンジをはかることにしよう

仕事とはいえ、終始笑顔で気を配ってくれたスタッフさんが
一番良く見えたよ