割り竹を並べた長方形の作業台を屋外に設置した台所。フローレス島あたりでもほとんどこの形。
食器を伏せれば水は切れるし、ちょっとした生ゴミは周りにポイっと捨てられる。
それにしても、このシンプルさ。日本のキャンパーでももっと物を持っているだろう。
なんだかすがすがしい。ちょっとうらやましい。じゃあ自分も家にあるもの全部捨てればいいんだけど、できない。やはりこれだけが絶対的な価値ではないからだ。
大きなお玉(というのか)は、ココナツの殻をいい形に切り取って、木の柄を竹を裂いた紐できれいにくくりつけてある。このタイプのお玉やひしゃくはジャワ製が多いらしく、ジョグジャカルタの市場でたくさん売っている。けれどこれは手作りっぽく見えた。柄の上の方がぺったんこになっていて、しゃもじのようにも使えそう。
手前の階段の下に、炉の端っこが見える。
写真/スラウェシ島西スラウェシ州(2008年)
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