お気楽王の日記

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まろ、ん?大掴源氏物語

2008年09月09日 | 
まろ、ん?―大掴源氏物語
小泉 吉宏
幻冬舎

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源氏物語展を見る前に、予習しようと思ってまずはまんがの源氏物語を。
作者は「ブッタとシッタカブッタ」を描いた人です。
まろ、ん?というタイトルは、光源氏の顔を栗にしてるのと麻呂をかけてるみたいです。

54帖を1帖2ページだけでまんがにしているんだけど、
だからこそ話の流れがわかります。
光源氏がでてこない後半のお話を真面目に読んだことがなかったので
なるほど~、と思いました。
現代言葉で書いてあるし、かわいい絵なので非常に読みやすい。
しかも、ツボはおさえてあるので勉強にもなる。

しかし、この本を読んで、私が源氏物語が好きなのはストーリーではなくて
平安時代の文化が好きなんだなあと思いました。
薫物、着物、歌。それぞれの名称が本当に綺麗な名前ばかり。
私が古典好きだったのは源氏物語が好きだったから。
着物の色のあわせ方とか、想像するだけでも綺麗。
やっぱり田辺聖子版源氏物語をもう一回読むとするか。