電車に衝突後に逃走 男を逮捕
2012年3月1日 18時54分
埼玉県狭山市の踏切で、29日、電車と軽乗用車が衝突した事故で、軽乗用車を置いたまま現場から逃げていた男が、
往来危険の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、狭山市上奥富の建築作業員、寺田政光容疑者(45)です。
この事故は、29日午後4時すぎ、狭山市東三ツ木の西武新宿線の遮断機の下りた踏切に軽乗用車が突っ込み、
急行電車の最後尾の車両に衝突したものです。
けが人はいませんでしたが、西武新宿線は一部の区間で1時間にわたって運転を見合わせました。
事故のあと、現場に放置された軽乗用車から男が立ち去る姿が目撃されていたため、警察が男の行方を捜査していました。
その結果、軽乗用車の所有者が知り合いの寺田容疑者に車を貸していたことが分かり、事情を聞いたところ、
衝突して逃げたことを認めたため、電車の運行に危険を生じさせたとして往来危険の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、寺田容疑者は免許を持っておらず、軽乗用車のブレーキは壊れていたということです。
調べに対し、寺田容疑者は、「無免許で酒も飲んでいた。怖くなって逃げた」などと供述しているということで、
警察は事故の原因や経緯を調べています。
寺田政光(45)