The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

あの夜の出来事

2010年10月07日 | ライブレポート
Liquid Sunshine すぎやんファイナル、ご来場いただいたみなさん、本当にありがとう。

ヒデ氏です。

いまだにステージからの光景が目に焼き付いて離れません。
ボロボロに泣いたり、泣きながら歌ってるお客さんの顔。涙を流すことなく優しい笑顔で見守ってくれている人。
あの夜、あの空気を共にしたお客さんとは、なんかこう一生モノの何か大事な秘密を共有してしまったような気がする。

それもこれもスノーマンでついに溢れ出てしまった私ヒデのアレのせいかもしれない。
個人的にはしんみりと涙で見送るのは好きではないし、
楽しく派手にやれればいいと思っていたし、実際お知らせの中でもそういうスタンスで言ってきました。
そしてライブも、後半にさしかかるまでは冷静で、自分自身もすぎやんの最後のベースラインやコーラスを意識的に聞いて、味わうようにライブしていました。

しかしアンコール、スノーマンにさしかかったとき、
お客さんも自分たちも、何かを超えてしまっていたような気がする。

正直、昔からテレビでなんかの賞をとった人とかが歌に詰まって涙で歌えなくなったりするのを見て、
「んなことあるかいな~!」と言うタイプだった。

しかしまさにそれが起きた。
それは「泣きそう」とか「感動」とかそういう言葉をもう考えることもなくなって、
何か頭の隅にバンドのすごく抽象的なイメージがよぎった瞬間だったように思う。
胸のあたりからいいようのない大波のようなものが押し寄せてきて歌えなくなり、思いもよらずポロポロと涙が出てしまった。

ツーっと出る涙でななくて、なんかこぼれ落ちるような不思議な涙だったような感じがする。

アンコールが終わってステージから掃けたとき、聞こえてきたのは
お客さんによるまさかまさかのスノーマン大合唱。

そしてダブルコールでのムジナは、ほんとにこの場面のためにこの歌はあったんではないかと思うほどに見事で、
すぎやんが「もし最後に機会があればこの歌を」と推していた理由を初めてこのときに痛感した。

「バンドにはストーリーがある」

とはヨウジ氏の言葉。この言葉を10年前に聞いて以来、
私ヒデ氏はバンドにこだわって、ことあるごとにこの言葉を思い出してきた。
普段は表には出さないこの隠れたストーリーが、このライブで少し見えたのだろうと思う。

これからもバンドにこだわりたいし、新しいストーリーを作っていくことになるので、
皆さんよろしくお願いします。

同じ温度で見守ってくれたさよならロックブラザーズ、
秀逸なカバーでムジナを聞かせてくれたAll Swamps、
そして東京からこの日のために駆けつけてくれた、それだけでもう何もいうことはないOHIO101。
打ち上げも最高でした。

すぎやんは本当にお疲れさん。


最後に、たくさんのお客さんからもらった言葉。


「それにしても、ほんっとにいいバンドですね」



全く同感です。

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2 コメント

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まったく同感 (ゆざ)
2010-10-20 23:14:02
最後はほんっと感動したよ。
東京から駆けつけてよかった!

今度は新メンバーで東京ではじけよう!

すぎやん、お疲れ様。
そして、これからもよろしくね!
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Unknown (ひで)
2010-10-25 12:39:14
>ゆざ
わざわざ東京から参戦、ありがとう!
東京にもいかないといかんね~計画します!

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