わたしんちの医学革命と雑多な情報

「医学革命」とは薬からの解放への「個人の気づき」の事である。雑多な情報も「取捨選択」&「鵜呑み厳禁」はセルフサービスにて

医師からの告白記事 1 

2010年03月20日 | 医学と健康
http://www.snsi-j.jp/boards/bbs.cgi?room=medical

副島隆彦掲示板のひとつ「近代医学・医療」板に現場の医師からの記事があります。

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー
[1595]患者よ、病院と関わるな 投稿者:おじいさん投稿日:2010/03/10(Wed) 13:04:24

いろいろと煽る投稿をさせていただいております。
コメント頂きありがとうございました。

近藤誠という慶應大学の放射線科医の著書、「患者よ、ガンとたたかうな」が出版されて、15年近くなりますが、正直、勇気のある先生だと思います。
著者は続編とも呼べる著作をいくつも出しており、タブーではないかと思われるような、昭和天皇と平成天皇の「ガン」の治療法についてもしっかりした意見を述べております。
一方では、いわゆる成人病関係の治療薬剤についても、無駄が多すぎると苦言を呈しており、縄張り意識のつよい医療界からは、「何で放射線科医が内科の誹謗をするのだ?」と疎んじられていることでしょう。
文藝春秋出版の本が多いことからして、日本政府としての切ない抵抗を代弁しているのかもしれませんが、正直、彼の本がいくらベストセラーになろうとも、この業界は痛くもかゆくもない。

それはいうまでもなく、マスコミの露出度が圧倒的に、製薬業界に有利だからです。

その筋の人からは当たり前と思われることを、書くことをお許しください。

日本の医療では、薬、治療法や入院料の値段がそれぞれ、細かく決められております。それは全国津々浦々どんな田舎にいこうが、都会に意向が、「同一」価格です。
さて、ではこのお値段は誰が決めるのでしょう?
これが2年に1回開かれる、中医協とよばれる、厚労省主体の会議なのです。このメンバーは建前、お金を払う側(各種保険の担当)、お金を請求する側(おもに医者)、中立に評価する側(医療財政に詳しい、学者など)で構成されます。無論、どんなメンバーを選ぶかで、恣意的な決定は十分あり得ます。これとは別に専門委員といって、なんやかんやと「参考意見」を述べる人たちがいます。この中に実は、製薬会社のお兄さん達が、会社の命令を受けて、たくさん乗り込んできます。
製薬会社は相当に手強い、何しろ、世界企業でもまれた百戦錬磨の連中です。温室育ちの役人など簡単に手玉にとれる。もと厚労省事務次官の岡光くんの書いた、手記にこの辺のプレッシャーは記載されております。
よくよく考えてみてください、皆さんの税金が何に使われるのか決めるのに、製薬会社という、特定の企業グループの思惑が働くということを想像してください。無論、これが天下りの温床になることは容易に想像がつきます。そして、外資系企業のコングロマリット化は、日本の製薬会社を叩きのめしました。まあ、日本企業が甘えていたと言えなくもないですけど。。
ジェネリック薬品と呼ばれる、特許のきれたふるい薬剤についても、外資系企業、とくにイスラエル系が日本の薬局を席巻しております。私は別に日本の会社を応援するわけではないが、またこれによって変な保護主義に陥るのも反対だが、そういう波がきているのだと言うことはもうちょっと一般の人も知っておいた方が良いと思います。

「え、クスリ、、それくらいで大騒ぎしなさんな!」と思うでしょ?

先日の脳代謝改善薬はいくらでした?そう、約1兆円でした。(多分10年くらいのスパンで)

日本には一体どれくらいの薬剤がきていると思います?
私もしりません。知りませんが、何千であることは確かです。

脳代謝改善薬、の分野だけで、1兆円、無駄にしたのですよ。
多分、10種前後の薬剤だったと思います。アバン、カラン、セレポート、ドラガノン、、うどん粉ど比べて、効果が変わらないという、三流漫才師でもやらないようなギャグのような、治験で放逐されたのですよ。

怖くなりません?これが、全部の薬剤の総額を想像すると。。。

もちろん、当然ですが必要な薬剤も山ほどあります。私自身も新薬の恩恵をうけました。よくなった患者もたくさんいます。(他で代用できるかなとも思いますけどね。)

無論、必要な薬剤と同じくらい不要な薬剤もあります。一例をあげれば、いわゆる同一効果薬剤と呼ばれるもので、名前を変えて各社から出ております。皆さんご存じ、最近テレビに出なくなった、プロゴルファーが宣伝してた、ガスたー10なんつう、薬剤は似たようなのが、何種類あることか。。。

これらすべてに莫大な税金が使われているとしたら、「やっぱそれおかしいよ。」と思いません?

製薬会社だけにとどまりません。

検査のたびに、手術のたびにつかわれる医療器具、CT、MRI(この系統は日本がつよい)、ペースメーカー、ステント、カテーテルなどの器具、、一体いくらすると思います?
心臓カテーテル検査を受けるという人がおれば、(自称名医ほどこれで儲けていますが。。)お医者さんに聴いてみてください。そしてそれは税金でまかなわれているのだということをご理解ください。

もとをたどれば、宮澤もとソウリが回顧録で語っているように、プラザ合意が戦後の分岐点だったのだろうと思います。要するに、日本は車と電気で儲けたんだから、おれっちの部品も買えよな、的に外国の医療器具をべらぼうな値段で買わされているのだと思います。相対的円高にもかかわらずですよ。まあ、これも国際貢献なのでしょうか。
でもそんなことを意識して医者が医療行為をしているはずもありません。ちょっと、胸が痛い、ちょっと頭が痛いで行われる、検査器具が、何千万、何百万もする、そして、それは税金を原資とした診療報酬でまかなわれると言うことをコクミンの皆さんは意識しないのでしょう。
無論、大学では医療経済理論などほとんど教えません。教えても、製薬会社と医療機器会社が儲けてんだぜ、なんて、口が裂けても大学教授は言わないでしょう。

さて、近藤先生の話にもどります。要するに、この先生が言いたいのは、やってもやらなくてもというか、やることでかえって害になる医療が山ほどあるのでだまされないようにしましょうと言うことだと思います。
それをふまえた上で、皆さん、病院に言ってください。

次回は、「ホントに医者は足りないのか論」を書きたいと思います。




[1596]私の考えとしては・・・。 投稿者:シャンチー投稿日:2010/03/12(Fri) 12:18:59

「おじいさん」さんの投稿を拝見しました。全面的に賛同は出来ませんが、そういった面もあるかと思います。不必要な治療や投薬などが有る事実でしょう。

しかし、こういった問題を「医療サイド」のみに原因を押しつけるのは間違いだと思います。「需要」があるから「供給」があるのです。
患者様が求めるから、その様な医療が発達してきたのです。「患者サイド」の意識改革が出来ない事には、何も変わらないでしょう。需要側の意識が変わらない事には供給側が変わるはずもありません。
供給側の問題ばかりを論って、供給側ばかりに「変われ!!」と言っても変わりようが無いと私は思います。

例を挙げましょう。昨日高齢の脳内出血の患者様が来ました。
元々右半身麻痺もあり、今回は右側の出血であり、救命できても寝たきりとなります。はっきり言って医療サイド的には手術適応は有りません。しかし、我々側からは「手術はしません。」とは言えません。それは亡くなった後に「手術をしなかったので、死んだ」と訴えてくる事が有るからです。ですから、「手術をしてもほぼ寝たきりとなりますが、ご希望があれば、手術をしますが。」と話をしました。
この家族は、「私は決められない」と責任をたらい回しにしたあげく、手術を希望されました。なぜだと思いますか?
それは、後から来る親族に「どうして手術して貰わなかったの?」ととがめられるのが嫌だからです。実際家族からは「手術するかは先生が決めてください」と言われました。
誰も本人の事など考えていないのです。本当に本人に愛情を持っている家族は「かわいそうだからしないでください」と言われます。

恐らく、この様な議論は「生」と「死」に対しての議論を突き詰めないと結論は出ないと思います。利権がどうこう言うのは全体の中の一面的な話で、そこを突き詰めても何も変わらないと思います。




[1599]医療業界は経済戦争に巻き込まれている 投稿者:おじいさん投稿日:2010/03/15(Mon) 13:12:10

みなさま、いろいろとコメントありがとうございます。
大変参考になります。命に関わることですから、特に自分の体を含めて身近になんらかの病気をお持ちの方がいる場合には真剣になります。

シャンチー様の患者側の「需要」に関してですが、需要する側も供給する側も「洗脳されている」と言うのが私の理解です。あなたが事例としてあげたお話しについては、私も同じ行動をとります。それをしなければ何らかの事件や訴訟に巻き込まれる可能性が高い昨今、当然です。しかし、そういう医療に日々もまれて、多くの医師は虚しくなっているのではないでしょうか。その原因はなんだろうかと考えたときに、私は日本の医療業界が外資企業に支配されているということを問題提起したいわけです。

パブシュカ様こんにちわ。
タミフルとラムズフェルトの関係については、その筋では有名なトピックです。麻生が景気対策として、タミフルを買い込むことをぶちあげた時にインフル騒ぎが扇動されるであったろうことは規定路線でした。
これもようするに経済戦争だと思います。
日本はこれによってお金をぶんどられました。

奥田様こんにちわ。
ガンの代替え療法については、私はそれに携わる診療科ではなく、勉強不足でコメントがむずかしいのですが、ひとまずはなぜガンになってしまったのだろうかという、根本的な生活歴の疑問から出発するのが今の私のガンへの理解です。あらゆる疾患にそういえるかもしれません。
しかし、そういう医療は全く儲かりませんし、病院もお金儲けができない「名医」はいらないのです。


かつて、フジテレビのアナウンサーの逸見さんが、「神の手」による大手術を受けました。「切れるところは全部切った。」などというテレビコメントは私も印象に残っています。ところがこれも近藤先生が言っていることですが、本当にあの手術は意味があったのだろうか、というか、かえって害だったのではないかと、そういう指摘は謙虚に聴く必要があると思うんですね。
なぜなら、手術にだって、お金はかかるわけですし、そのたびに、膨大な検査と器具を必要とする。術後は薬も使う、点滴もする。その割に医者に払われる「手術代金」は悲しいくらい安いのです。看護士、技師、事務等と分けなければならない。そのコストの多くが外資系企業の手に渡るとしたら、、、それも不当に高い値段で、、コクミンの皆さんはどう感じるでしょうか。無論、品質が良くて生命予後を良くするものであれば、いいのですよ。でも国内で作っても対してかわりようのないものまでわざわざ海外輸入、貿易黒字を埋め合わせるために、行われているとしたら、皆さん、納得がいきます?
場合によっては、その器具を使わせるため、その薬を使わせるため、権威者に賄賂を渡すこともあるでしょう。「研究費」の名目で。。
私は、つい先日も、某大学の偉い人とお酒を飲む機会がありましたが、「研究費」で、しこまれちゃいました。慣れっておそろしいですね。別に罪悪感ないんですよ。私も、その人達も。。自腹ではいかないような、とてつもなく値段が張るところ、、いやーうまかった、うまかった。。
かつては風俗まで世話してくれる、会社もありました。。
製薬会社にはMRと言って、薬のセールスマンみたいな人がいます。特に男性のトークの上手な奴は女医と個人的関係になって、薬を売り込む場合もあります。。(そのまま「責任とって」結婚した人もいますけど。。)
結婚できない職業、ナンバーワン、、である女医さん達は出会いを求めて彼らの蟻地獄に引き込まれるわけです。

製薬会社のねらい目、、それはもち、大学病院です。
特に研修医、、薬の使い方を知らない、無知な人たちへ、思いっきりすり込む。。
私もかつてすり込まれていろんな薬を使いました。
それは全くの善意でした。
先輩医師も推奨していました。無駄な薬を使うなという医師は希でした。
ある時など、適応がないと判断して、私が薬をつかわなかったばっかりに、教授から直接、怒鳴られたことがあります。
なぜなら、その薬はその教授が治験に関わっていたからです。
その後とんでもない副作用が報告されるようになりましたが。。
あの薬も一体、何百億かせいだのでしょうか。。

そして、夜ともなれば当たり前のように、製薬会社のお金で酒を飲んでいました。
それなのに、「この器具、使いにくいなぁー。」とか「この薬ダメだね。」なんて言えますか?逆にそれを言うときは「もっと賄賂もってこい。」と言う意味だと、会社の人たちは解釈します。

保護主義政策の結果、日本の医療業界が衰退するというのであれば、外資系に門戸を開くのも当然と言われるでしょう。ただそこに、コクミンの税金が不当に消費されているとしたらやはりこれは問題にしなければならない。経済戦争として、外交手段で戦わなければならない。
今のところ、日本はその戦争に、完全に負けていると言わざるを得ない。その結果が、根本的に日本の医療を衰退させていると私は解釈しております。

ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー
2へ続く



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