わたしんちの医学革命と雑多な情報

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肉食は痛みを増し、穀菜食は痛みを和らげる、美食・飽食はボケを招く(医学と生命)

2016年01月25日 | 医学と健康

 

肉食、白砂糖文明は凶悪犯罪を生み出す可能性が高くなる・・らしい

 

それは「ドーパァ~民」だな(よく分かってないな、このシト)

 それで、お坊さんは修行中に肉食を控えるのかな?

ボク?  肉もたべます。 (憎々しい文章を書くため、必要悪として  いいわけかな)

 

 

医学と生命 松本 英聖 医事論集 - 技術出版

より

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 

96P
    ●肉食はドーパミンを増やす
 今述べたように、人間に快感をもたらすA10神経(A系列神経)を初めとして、人間の感情(喜怒哀楽)を支配するのは、すべてドーパミン系の神経ホルモンである。
これに対して、睡眠(休養)を与えるB系列神経はセロトニン系ホルモンで作動する。つまりドーパミン(覚醒・快感ホルモン)とセロトニン(睡眠ホルモン)とは、まさに脳の中枢における陰・陽の関係にあり、その調和によって人間の情動が支配されるわけ。この陰・陽の調和が乱れると、例えばA10神経の活動が異常昂進すると精神分裂病、反対に極端に低下すると欝(うつ)病になることが明らかにされてきた。
 ところで、ドーパミン系ホルモンはアミノ酸チロジンから、またセロトニンはアミノ酸トリプトファンからそれぞれ脳内でこしらえられることを思い出して頂こう。そして前者は蛋白質(肉食)、後者は炭水化物(穀菜食)によって、それぞれの脳内濃度が高まることも述べた。
 そこで賢明な読者はもうお気付きだろうが、肉食の過剰は脳内ドーパミンの作用を高めて、恐れ・怒り・憎しみなどの感情を強めると共に、快感を求めて欲望に走りやすい性格を作る。これに対して、穀菜食の場合は、セロトニンの抑制作用によって、己れの分を弁え、足るを知って、自然の恵みに感謝し、辛抱強い性格を培うであろうことは容易に想像できる。事実このことを示唆する興味ある研究が報告されている。
 テンプル大学(フィラデルフィア)の研究チームは、慢性顔面痛の患者三十名を対象に、低蛋白・低脂肪の食事を一ヶ月間摂らせ、その間条件群にはトリプトファンを与え、コントロール群にはプラセボー(偽薬)を与えた。
その結果、トリプトファンを与えたグループは痛みが顕著に軽減し、またプラセボ一群でもこの食事だけでかなり痛みが弱まった。
 このように、穀菜食は痛みに対する感受性を弱める働きがあるわけで、実際、穀菜食を常食としている民族は、一般に辛抱強い。
 往年の日本の産婦や、今でも素食を常食としている途上国の産婦たちは比較的安産であり、お産の苦しみも少ないことが知られている。

 一方、高蛋白の美食・飽食を恣(ほしいまま)にする文明社会では、痛みや苦しみに対して極めて過敏に反応する。現に今、アメリカのお産は殆どが麻酔分娩であるが、日本でも次第にこの傾向が増加し始めたことは、この辺の事情を雄弁に物語っていると言えよう。
 ところで、A10神経にはもう一つ重要な側面がある。それはこの快感神経が、人間の二大本能(食欲と性欲)を支配する視床下部(本能の座)のど真ん中を走っていることで、詳しく説明すると、視床下部の後部に体温調節中枢、真ん中に食中枢、最前部に性中枢がある。
 食中枢はさらに摂食中枢(食欲を起こす中枢)と満腹中枢(摂食中枢の内側にある)とがあり、性中枢については大村裕教授(九州大学・生理学)によって、前面に「性欲を感じる中枢」、後部に「性行為の中枢」のあることが明らかにされている。

 ※ 図表略

これらの《食と性》の中枢は僅か数㍉の間に存在し、そこをA100神経が走っているが、その関係はまだよく分かっていない。しかし、食・性両本能の満足が無上の快感であることは誰しも認めることであるから、それを求めれていることはまず間違いないであろう。


99P
   ●美食・飽食はボケを招く

 最近、飽食に関連して興味深い報告が九州大学医学部第一生理学教室の大村裕教授(前出)によって発表(昭和六十三年一月三十一日)された。それによると、食事で満腹感を得る度に〝ボケ〟の一因と見られる物質(a-FGF)が、脳内で食事前より数万倍も増えると言うのだ。
 aーFGFは脳内にある酸性の繊維芽細胞成長因子のこと。繊維芽細胞とは細胞と細胞を結合しているコラーゲン繊維の網目構造(マトリックス)を作りだす細胞のことで、このコラーゲン代謝が狂うと、動脈が繊維化して動脈硬化などの老化現象を引き起こすことが以前から知られている。
 同教授はかねてから、空腹時には血液中に空腹物質(3-DPA)が増え、これが脳の摂食中枢を刺激して食欲を起こさせること。また食事後は血液中に満腹物質(2-DTA)が増え、これが満腹中枢を刺激して満腹感を得る等、食欲の仕組みを解明して世界的に評価されていた。この研究過程で「aーFGF」を発見し、これがネズミにエサを与えた直後に食前の数万倍に増え、食後はゆっくりと減少して四時間後に元に戻ることを突き止めた。
 こうした一連の研究から同教授は、飽食が続くと脳内のaーFGF濃度が異常に増加し、その結果コラーゲン代謝が狂ってボケや老化(動脈硬化)が始まるという新説を発表したのである。
 さて、高蛋白食(肉食)をすると、アミノ酸チロジンの脳内通過量が増え、脳内のドーパミン濃度が高まることは既に述べた。すると、どうなるか。当然、ドーパミンによってA10神経が賦活され、快感が増幅されることは容易に想像されるが、ここでもう一つ見逃せないことは、肉のエキス分に含まれるプリン体(核酸代謝産物)だ。プリン誘導体
はカフェインと同じ仲間で、興奮性を高め、かつ習慣性になることが考えられるので、こうしたことから、森下敬一博士は、肉食によるセックスへの影響(性的成熟)を強調されておられる。
 何れにせよ、高蛋白食を旨いと感じさせるのはドーパミンがもたらす快感作用であろうし、また核酸プリン体は人間を食欲と性欲の虜にし、美食とセックスへの誘惑に拍車を掛けることになろう。
 高蛋白食は、こうした一連のメカニズムを通して欲望を増幅させ、さらなる欲望を掻き立てるという悪循環を招く。まさに餓鬼道と畜生道の二重の無間地獄に陥れるわけだ。高蛋白食の怖さはここにある。行き着く先は心身ともに荒廃し、肉体的にはガンを初めとする慢性病で早老・早死するか、あるいは頭が狂って分裂病や欝病などで精神的に死ぬか、その何れかであろう。このように見て来ると、昨今の犯罪の多発特に幼女連続誘拐殺人に見られるような冷酷非道かつ計画的で絞滑な快楽犯罪が続発する社会的背景として、《美食飽食が脳内ドーパミン濃度を高め、それが、さらなる欲望を掻き立てるという具合にして欲望増幅型の西洋物質文明を自己拡大する》という恐るべき悪循環のメカニズムが潜んでいることを筆者は指摘したい。
 特に重要なことは、前著(松本英聖医事論集第一巻)で紹介した白砂糖型犯罪の場合は、低血糖症による発作的凶悪犯罪が多いのに対して、肉食型犯罪(ドーパミン型)は陰湿・冷酷かつ計画的で狡猾な快楽犯罪が多発することである。とすれば、白砂糖と肉食とが相乗する現代社会において、今後どのような犯罪が発生するか、想像を絶するものがあろう。
 そこで強調したいことは、今述べた肉食過剰によるドーパミン優位の精神構造に対して、これに拮抗し歯止めを掛け得る天賦の道は、ドーパミンの過剰を抑制することであり、そのためには美食飽食を慎み、素食・少食の自然の食生活に立ち返る以外にないということである。



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