LEVORG CL値

DAMDのステアリング注文済みだもんね～

ちょっと前にCd値の事を書きましたが、
やはり、CL値（ConstantLift）揚力値の事も話しておきます。

Cd値が小さいほど空気抵抗が少ないことは前の記事で説明した通りです。
優秀な燃費をたたき出すためには必要な値です。
しかし、Cd値を小さくすればするほど、車が浮き上がろうとします。
浮き上がろうとする力＝CL値は大きくなるという法則です。

飛行機がいい例です。
空気の流れが良くなると、揚力を得て浮き上がろうとします。
高速に空を飛ぶために、Cd値は極められています。

そこで、
クルマの事を考えてみましょう。
クルマは地上を走るものですから、浮き上がってしまったらステアリングで操作することはできません。
カーブでは道路の外へ飛び出してしまうかもしれません。
運転しにくいし、大変危険ですよね。
タイヤが適切なグリップ力を発揮できるように、CL値はうまく計算されて設定されています。

レヴォーグはAWD車ですね。4輪が適度なグリップを得ることで、
真っ直ぐ走り、カーブではオンザレールの感覚を味わうことができます。
Cd値は0.33
もっと小さくできそうですが、CL値を小さくするためにその値になっているのです。

F1の場合は、超高速でカーブをターンしていきますので、
ウィングを装着することでダウンフォースを作り、強いグリップを得ることができるのです。
タイヤ1本あたり、100kg以上の押し付ける力が加わるそうです。
だから、Cd値は0.50程度となっています。（レヴォーグよりも大きい値ですね。）

乗用車ではF1ほどのダウンフォースを得ることは現実的ではありません。
良く、「ゼロリフト」という言葉を聞いたことがあると思いますが、
それを目標にエアロパーツなどは設計されています。
CL値が限りなく0に近い＝タイヤのパフォーマンスを100%発揮できるという事です。

クルマに働く力はこのほかにも色々ありますが、
大切なのは、どの数値も最適なバランスを考えて数値が設定されているという事です。

高燃費を実現して、操作性も良い。そして高速性能も高い。
「レヴォーグ」
迷っている方、選択して間違いないクルマですよ。と背中を押してみる。笑


（おまけに、カッコいい。主観的ですけど）
写真いっぱい撮ってきたので、似たような写真だけとたくさんあるので掲載。