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LEVORG EGR

2015-05-26 21:27:52 | LEVORG



2015/05/27 加筆
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スバルのターボエンジンとして初めて、EGRシステムを採用したのは、
5代目レガシィのDIT つまり、FA20 DIT からです。
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走行会の次の日、来月の1年点検の内容の打ち合わせにディーラーに行ってきました。
その時に、以前の1.6Lのノッキングの話の続きで、
EGR Exhaust Gas Recirculation 排気ガス再循環の話になりました。

レヴォーグは環境基準や直噴ターボの仕組みを有効に使うため、
2.0も1.6もEGRクーラーの機構を持っています。

ノッキングの話の時に、「ノッキングをぶっ飛ばせ」Motor Fan Illustratedを購入された方は、
記事の中にもEGRの事が出てきたので読んだ方も多いのではないでしょうか。

さて、どんな役割をするのでしょうか。
排気システム内を流れる排気ガスの一部を吸気システムに戻して混合すること。

ん、排気ガスを混ぜるってどういうこと。?

排気に含まれる二酸化炭素と水(水蒸気)は、窒素に比べて比熱(調べてね。)が大きいため、
吸気に排気を混ぜると、燃焼温度を低下させることができて、
結果的に、
・ノッキングが起こりにくくなる。
・窒素酸化物の発生を抑えることができる。
・必要な酸素量を確保するために、スロットルを開ける結果になり、ポンプ損失を軽減する。

というメリットを得ることができます。

EGRクーラーで冷却された、排気ガスはEGRバルブ(ECUで制御)を通り、ターボチャージャーで加圧された所へ、還流されます。(エアクリーナーの前)
その還流量は一般的に、吸気量の最大15%程度と言われています。(ウィキペディア)

1.6LのEGRクーラー(水冷)は、2.0Lに比べて大きな形をしています。
これは、レギュラーガソリンで制御が難しくなるため、より冷却できるように設計されているためと思われます。

・ダウンサイジングターボ
・直噴エンジン
・レギュラーガソリン
・環境性能と低燃費の実現

本当に、実現するためには大変だったんですね。
スバル 開発ストーリー 1.6リットルDITエンジンの挑戦
にも苦労が書いてあります。 

であるとすると、致命的なノッキングが起こる可能性が低いことが分かります。

前述のように、インテークマニホールドの前に、排気ガスを循環していますので、
エンジンが高負荷になると匂うのかもと言っていました。
(もちろん、エンジン内部のオイルも燃えることはあります。と言っていました。)

故に、水温も高めであると。

なんか、みょーに納得した、ディーラー訪問でした。

私も、この部分はあまり良く理解していないので、間違っているかも知れません。
ご自分でも調べてみてくださいねー 

運転しているときに、「排気ガス再循環してんだー」と思ってあげて下さい。
(V)o¥o(V) 


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2 コメント

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昔はなかったEGR (gome)
2015-05-26 22:14:05
akさん、再びこんばんはです(^^ゞ

EGRが取り付けられるようになったのが、昭和50年規制車(米・マスキー法対策)からなんですが、書かれていた窒素酸化物低減、いわゆるNOx法で燃焼ガスが高温だと排出量が増えてしまうことから燃焼温度を下げる目的で採用されたものと記憶しています。
そのほか、高価な白金を使った触媒装置(マフラー)などで排出ガスを綺麗にしていました。

この装置を取付けた当初の車は力がなくトロくて具合の良くないもので、点火時期を遅らせる程度に留まった48年規制車とは雲泥の差でした。
ツインキャブ(古すぎて知らないかも)やツインカムが消滅してしまい、車好きの者にとってはグレードが違ってもエンジンは同じというとても残念な時期でもありましした。(遠い目)

この排ガス規制以降、53年規制になってから各メーカーが本腰を入れ、スポーツタイプには燃料噴射を採用するなど、次第に活気を取り戻していきました。

その他、ブローバイガス還元装置なんてものありましたねぇ(エンジンルーム内に吹き抜けたガスをエアクリーナーに引き込み再燃焼させる配管程度のもの)

なにしろ昔の車の排ガスは臭かったです。
すみません、昔を思い出してしまい書き綴ってしまいましたm(_ _)m
返信する
歴史をありがとうございます (ak)
2015-05-26 22:26:51
gomeさん
私の記事の不足、背景を補って頂きましてありがとうございます。

EGRは最近やっと実用的になってきて、クリーン、省エネに問題なく使われています。

やはり、トータルの制御は大変なことで、リプロは大変だとも言っていました。
返信する

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