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LEVORG なるほど「電動パワーステアリング」

2014-06-16 21:50:53 | LEVORG



1.6GT-S EyeSightの試乗でステアリングのフィーリングを、
「WRX STIと比較して軽い感じがした。」
とコメントしましたが。
タイヤの太さなどの理由の他に、
レヴォーグが「電動パワーアシスト」を採用していることにも理由がありそうなので、
いろいろと調べてみました。

電動パワーアシストとはEPS:electric power steeringの事です。
主な特徴とメリットは以下の通りです。

ステアリングのアシストに油圧ではなく電気モータを利用する技術。EPSと呼ばれる。
油圧式パワーステアリングはアシスト用の油圧を常に確保しておかなければいけないため、
油圧ポンプの常時駆動に必要なエネルギーがバカになりません。
その点、EPSはステアリングを切ったときだけモーターに電流を流せば良いので、
結果として、3~5%の燃費低減効果を期待できるのです。
この効果は車両重量にして30-50kgの軽減と同じくらいの効果があると言われています。
この結果、燃費改善にきく貢献し総じて車の省エネにつながります。
わずかな積み重ねではありますが、
レヴォーグの燃費の良さの理由の一つに挙げられるのです。

しかし、その反面一番の問題点は、
ステアリングフィールの設定(自然な操舵感の取得)が難しいという問題点があります。
理由は、
チューニングの自由度が高いがために制御プログラムが複雑化し、更に、一番良いフィーリングは個人や車によって異なるので答えをなかなか見つけられない。
という事です。

最近では、
スーパーコンピュータの活用などにより、複数のパターンを用意しておいてプログラミングすることやシミュレーションが可能になったため、
電動パワーステアリングが登場した当初よりそのフィーリングは自然な感じに近づき大分改善されました。

これ等の理由から、
出力が小さな車に活用されることはもちろんのこと、高級車にも採用が始まっています。


レヴォーグの場合には、もう一つ電動パワーステアリングが採用された理由があります。
EyeSight ver.3で採用された「アクティブレーンキープ」という機能です。
ステアリングの制御が電動になることで、ステアリングの情報はECUに集められ、
情報処理を行い、操作のアシストが可能になるのです。
このことからも油圧式から変更された重要な理由になるのだと考えます。

そして、電動になって故障したらどうするのか?
という疑問が出てきますが、このことは油圧で行う機械式でも同様のトラブルが発生する可能性はあります。
両方ともトラブルが発生した場合には、俗にいう重ステになるだけですので、操作ができなくなるという事ではありません。
一番重要な機能であるので車の中の部品でも一番信頼性の高い部品が使われるそうです。


最後に、
EyeSightはスバルが力を入れている技術です。
一部の車を除いて、基本すべての車にEysSightを搭載するようにしてくるでしょう。
であるとすると、
・電動パワステ
・AT車、もしくはCVT車(多分CVTの方が多くなるはず。)
が多くなると推測することができます。
どうせやるなら、様々なモード(例:渋滞モード、悪天候モード、高速巡航モードなど)を設定して、ボタンで切り替えるとエンジンの出力特性だけではなく、EyeSightのプロパティ設定も自動的に変わるようにしたら面白いのに。 (やりすぎかな 笑)



電動パワーステアリングとあまり意識しない変更点から、色々なことが見えてくるものですね。 



おしまい。 


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