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■ 富士・田貫湖温泉 「休暇村 富士」



<富士・田貫湖温泉 「休暇村 富士」>
(静岡県富士宮市佐折634、11:00~14:00(最終受付13:30)、火休、650円、0544-54-5200)
オフィシャルHP
紹介ページ (MAPPLE トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

たまには「新設の温泉」いきます(笑)

田貫湖は天子ケ岳のふもとにある人造湖で、ダイヤモンド富士の撮影地、ヘラブナ釣り、湖畔を一周するウォーキング&サイクリングコースで有名なところです。
「休暇村 富士」では、これら自然・歴史・文化・産業などの観光資源や健康づくりをテーマとした「ふれあいプログラム」&「田貫湖ふれあい自然塾」を開催、多くの固定客を集めています。
ここは以前から浴場(お茶風呂)を日帰り開放していましたが、2008/09より温泉掘削に着手、2010/02/01から自家源泉の温泉を導入したのでいってみました。


【写真 上(左)】 外観
【写真 下(右)】 泉源と富士山

さすがに休暇村、ハンパな民間施設など足元にもおよばない豪華施設で、周囲のロケもよく、なるほど人気が高いのもうなづけます。
Pの脇に泉源施設。地場産杉を活用した木槽水槽がひときわ目立ちます。


【写真 上(左)】 館内からの眺め
【写真 下(右)】 利用案内

浴場「天然温泉富士山恵みの湯」は4階。
廊下のおくに手前が男湯、おくが女湯です。
まだあまり知られていないだろうし、日曜とはいえまだ11時だし、独占かせいぜい数人だろ~な、と思いつつ浴場に入ると、いるわいるわなんと13人!
年輩のグループ客がメインだったので、温泉入浴を組み入れたプログラムがあるのかもしれません。
後半、かなり空きましたがそれでもぱらぱらと入ってくるので、日帰り温泉のニーズはけっこうあるのかも。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 浴室入口

富士西麓は温泉がすくなく、しかも朝霧高原温泉「グリーンパーク」が休業(未確認情報)してしまったようなので、よけいに温泉施設に客が集中するのかもしれません。
また、まわりにはレジャースポットやキャンプ場があるので、週末など夕方まで開放すればかなりの入浴客が見込めると思いますが、現在のところ最終受付は13:30。ランチとあわせての入浴がメインとなりそうです。

なお、ここのレストランは眺めがよく雰囲気あり、ランチは味もよく量もあって価格はリーズナブルなのでおすすめかと。


【写真 上(左)】 こ洒落た館内
【写真 下(右)】 パスタランチ

田貫湖の向こうに富士山をのぞむすばらしい眺望の浴場ですが、きもち天井が低いかな?。
それに宿泊客からすると露天はほしいところか・・・。
脱衣所はゆったり、浴場はみかげ石枠石タイル貼10人くらいの内湯ひとつとサウナで水風呂はありません。
カラン8位、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

富士山&白糸の滝をかたどった湯口(高さ37.76cmで富士山の一万分の一とのこと)からかなりぬるい非加温源泉を投入、別に熱めの側面注入があり、窓ぎわの排湯口への上面排湯でオーバーフローはなし。

適温~ややぬるのお湯はうすく緑がかって、わずかに白い浮遊物と湯面に白い結晶がうかびます。

湯口はたまご味+甘味に明瞭な甘イオウ臭ですが、湯面では弱カルキ臭。
明瞭なヌルすべとよわいながらとろみも感じられ、思いのほかあたたまるお湯。
SO4を含むためか、なんとなくあとを曳くようなイメージがあり、浴後はフッ素がきくためか爽快感があります。
佐野川をうすくしたような感じかな?
源泉の素性は意外によさげなので、非加温源泉槽がほしいところです。

総計261.8mg/kgとうすめながら、pH9.8と浴感を出しやすい高アルカリの泉質なので得をしています。
とくにヌルすべはかなりのもので「美人の湯」をうたっても看板に偽りなしかと・・・。

ここは人気の宿泊施設、しかも温泉が出たということで、今後ますます人気が高まっていくのでしょう。
まわりにさしたる温泉もないので、温泉好きがわざわざ入りにいくようなお湯でもないような気もしますが、お湯は意外に悪くないので、近くに行ったときには寄ってみるのもいいかも?

アルカリ性単純温泉(Na-SO4・(CO3)型) 26.3℃、pH=9.8、56.1L/min掘削揚湯、成分総計=261.8mg/kg、Na^+=74.2mg/kg (86.17mval%)、Ca^2+=8.5 (11.20)、Fe^2+=0.2、F^-=9.0、Cl^-=19.9 (12.84)、OH^-=1.1、HS^-=0.4、SO_4^2-=78.6 (37.61)、CO_3^2-=28.4 (21.79)、メタけい酸イオン=26.9、メタほう酸イオン=13.5、陽イオン計=84.0 (3.75mval)、陰イオン計=177.8 (4.36mval) <H21.8.10分析> (源泉名:休暇村富士・田貫湖温泉)

※泉温26.3℃はアル単規定(25℃以上)ぎりぎりですが、泉温が落ちてもフッ素、メタほう酸で規定泉はクリアできるので、泉温低下に脅える?ことはなさそう、よかったですね (^^)

<温泉利用掲示> 加水:一部あり 加温:あり 循環ろ過:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 脱衣所掲示 〕
(前略)このたび、休暇村富士が天然温泉を掘削し、アルカリ性の肌にやさしいお湯が湧出しました。温泉は富士山の地層、千二百メートルの水脈から湧出しており、ほとんど無色澄明、微硫黄味を有しております。(中略)又、源泉のそそぎ口は、白糸の滝をイメージし、源泉の温度そのままに「かけ流し」になっております。

■ブランドグルメ
〔 富士宮にじます 〕
富士宮市のニジマス養殖は、豊富な富士山の伏流水を利用し、昭和8年に県営富士養鱒場が開設されたのを契機としてはじまりました。
ニジマスの養殖池は市内猪之頭・淀師地区に集中し、あわせて約1,400t前後のニジマスが養殖され、全国でも1、2を競う産地となっています。
また、ニジマス加工品や関連商品も多数あります。
富士宮といえば富士宮やきそばが大ブレークし、「富士宮やきそば学会」が組織されていますが、富士宮にじますにも「富士宮にじます学会」があります。
ちなみにChakuwikiによると、キャッチコピーは「柳の下にどじょうはいないが、ニジマスはいた」らしい・・・(笑)
猪之頭の「鱒の家」は富士宮にじますが味わえる店として有名です。
(静岡農政事務所HPなどを参考。)

〔 2010/03/27UP (2010/03入湯) 〕


E138.33.23.650N35.20.17.345
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