関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 湯ヶ野温泉 「福田家」 〔 Pick Up温泉 〕
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住 所 :静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野236
電 話 :0558-35-7201
時 間 :10:00~16:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :700円(1,000円)/50分
■ オフィシャルHP (←音がでます)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
■ 紹介ページ (伊豆・河津町観光協会)
中伊豆の分水嶺、天城峠を越えて河津のほうへおりていくと、まずでてくるのが大滝、七滝温泉。ループ橋をおりてすこし下ったところにあるのが湯ヶ野温泉です。
鄙びた川っぺりにあってあっさり通り過ぎてしまいそうですが、川端康成の名作「伊豆の踊子」ゆかりの湯場として知られています。
なかでも「福田屋」は川端康成が逗留した部屋がいまなお残されていることで、文学好きには人気があります。
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【写真 上(左)】 湯ヶ野温泉
【写真 下(右)】 湯ヶ野温泉街
Pはたしか国道側。
そこから橋を渡ってのアプローチはなかなか絵になります。
対岸の「湯本楼」の地下には共同浴場があります。
『仄暗い湯殿の奥から、突然裸の女が走り出して来たかと思うと、脱衣場の突鼻に川岸へ飛び下りそうな格好で立ち、両手一ぱいにして何か叫んでいる。手拭もない真裸だ。それが踊子だった・・・』
というシーンの舞台となったところで、ここは外来者入浴不可。
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【写真 上(左)】 橋から
【写真 下(右)】 外観
〔 「伊豆の踊子」説明板/川端康成文学碑保存会 より抜粋引用 〕
「伊豆の踊子」は、ノーベル文学賞を受賞された川端康成の代表作であります。
康成は孤独な学生生活の中で、一人、傷心の伊豆の旅に出て、天城峠の茶店で娘を連れた旅芸人の一行に出会い、共に連れ立ち、幾重にもつづれ織りなす天城路の美しさと、初々しい踊子の明るさ、清らかさに心を引かれていく。『伊豆の踊子』のほのかなロマンは天城路の描写と共に、名作と言われるゆえんであります。
大正七年十一月のことで二日、三日、四日とこの地に宿泊したときのことが物語の中心になっております。
「伊豆はあらゆる風景の画廊である」- と康成はこよなく伊豆を愛されました。
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【写真 上(左)】 伊豆の踊子の像
【写真 下(右)】 玄関
明治十二年創業の面影を色濃くのこす純和風旅館で、建物右手には伊豆の踊子の文学碑があります。
帳場の右手には伊豆の踊子の資料室もあります。
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【写真 上(左)】 日帰り入浴案内
【写真 下(右)】 館内
「日本秘湯を守る会」会員宿で館内は雰囲気あふれるもの。
浴場は、有名な榧風呂と岩風呂&露天風呂。
日帰り入浴はどちらかの選択となりますが、当然、榧風呂を選びました。(両方入るときは1,000円/60分)
なお、日帰り料金は訪れたときは700円でしたが、1,000円(両方で1,400円)という情報もあるので要注意。
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【写真 上(左)】 暖簾
【写真 下(右)】 脱衣所
榧風呂は帳場裏から急な階段を下った半地下にあります。
天窓のみの暗めの浴室の内床を掘りさげたように榧の四角い湯船。
大きさは2-3人くらいか。
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【写真 上(左)】 階段から
【写真 下(右)】 信楽焼のタヌキがいました
壁に填め込まれたタイルがレトロ入って、なんともいい味をだしています。
きっとこんな手のこんだ浴室は、いまではもうつくれないのでしょう。
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【写真 上(左)】 タイル-1
【写真 下(右)】 タイル-2
内床と湯船の縁は伊豆石敷きで湯底がおそらく榧づくり、たっぷりふかめで入りごこち抜群。
木蓋がされた湯槽から突き出たパイプからの投入で、槽内注排湯はもちろんなく、浴槽縁からさわさわとあふれでています。
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【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口
木蓋のうえにはコップがおいてありました。
カラン、アメニティなし(シャンプーのみあり)。年末12時で独占。
やや熱めのお湯はわずかに懸濁し、こまかなうす茶の湯の花がただよいます。
喉にするすると入っていくような芒硝泉系の味に、やわらかな芒硝石膏臭は、中伊豆のお湯のなかでも際立ったもの。
よわいヌルすべはあるものの本質は硫酸塩泉系のきしきしで、しっかりとしたとろみも感じられます。
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【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 しずかに注がれる源泉
重厚な浴室の雰囲気によく見合ったいぶし銀のようなお湯で、中伊豆のお湯というよりは、むしろ北毛や会津あたりのどっしりとした硫酸塩泉にちかいものを感じました。
泉質はCa・Mg-SO4泉(含正苦味-石膏泉)で、Mg^2+がお湯に格調を添えているのかもしれません。
いわゆる名物風呂にはお湯がなおざりにされているものもありますが、ここはお湯のレベルがすこぶる高く、雰囲気、湯質ともに満足できる一湯となりました。
〔 源泉名:財産区 1号泉 〕
Na・Mg-塩化物泉 *1 62.5℃、pH・湧出量不明、成分総計不明
Na^+=399.2mg/kg、Ca^2+=103.4、Mg^2+=1.830 *2、Fe^2+=0.125、Cl^-=170.2 *3、SO_4^2-=852.6 *4、HCO_3^-=15.30、CO_3^2-=1.944 <S34.1.20作成>
*1~4):泉質名と成分量が見合いません。
〔 源泉名:湯ヶ野温泉 〕
石膏泉(Ca・Mg-SO4泉) 52.5℃、pH=8.3、306L/min動力無、成分総計=1478.508mg/kg
Na^+=63.777mg/kg (12.420mval%)、Ca^2+=235.719 (52.678)、Mg^2+=74.296 (34.719)、、Cl^-=82.365 (10.372)、SO_4^2-=692.811 (64.609)、HCO_3^-=161.544、CO_3^2-=86.100、陽イオン計=395.461 (22.339mval)、陰イオン計=1024.027 (22.339mval)、メタけい酸=59.02 <S28.7.15作成>
■ブランドグルメ
〔 河津川のズガニ 〕
川ガニの代表格モクズガニは、この地方ではズガニと呼ばれ名物となっています。
解禁は10月、旬は産卵のために海に下る秋から冬で、塩ゆでやカニ汁、唐揚げ、カニ鍋などで賞味されます。
ズガニそばなどのB級?グルメもあります。
〔 2011/08/08UP (2006/12入湯) 〕
E138.57.24.360N34.46.20.500
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