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■ 天然戸田温泉 「彩香の湯」

 

天然戸田温泉 「彩香の湯」
住 所 :埼玉県戸田市氷川町1-1-23
電 話 :048-433-2615
時 間 :10:00~24:00 / 原則無休
料 金 :1,000円 ※会員200円引 (800円、22時~)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo! トラベル)
紹介ページ (るるぶ.com)
紹介ページ (ぽかなび.jp)
紹介ページ (温泉みしゅらん)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。

2003年12月、戸田市のガソリンスタンド跡地にオープンした温泉スパ銭。
R17新大宮バイパス「下笹目」交差点を東に折れて「中央通り」を1kmほど走ると道沿い右手に見えてきます。
JR埼京線「戸田公園」駅、都営三田線「高島平」駅からそれぞれ約1時間間隔で無料送迎バスも運行されています。

 
【写真 上(左)】 道路沿いのサイン
【写真 下(右)】 バス乗場

典型的な和風スパ銭の造りは、スパ銭で有名なT岡設計の設計によるもの。
1階をPに充てたピロティ型で、第2Pもあるので駐車台数200台と充実(無料)。

 
【写真 上(左)】 エントランスサイン
【写真 下(右)】 PからELVでアプローチできます

<オープン直後>
Pに入るときロッカー満杯で1時間待ちと云われましたが、すぐに入れました。
本日までは会員料金1,300円で入場OK。深夜料金(22~)900円もあります。
定番のヘアカット、ソフト整体、足底健康法、3階には小規模ながらリクライナーがあるレストルームも。

※オープン時はタオル、バスタオル、館内着付1,400円の料金設定でしたが、いまは入浴のみのコースが設定されて入りやすくなっています。
あと、ここの食事処はスパ銭系にしてはけっこういけます。(やや高めですが・・・)

 
【写真 上(左)】 エントランス-1
【写真 下(右)】 エントランス-2

<再UP時>
ロビーのおくに浴場入口。右が男湯、左が女湯の固定制。
脱衣所はやや狭めですが、スタッフがこまめに清掃しています。

男女別の浴室は、内湯ゾーンに桧湯(檜枠石貼10人ほど、温泉)、機能浴槽、坐湯、サウナに水風呂。
露天ゾーンに源泉岩風呂(岩枠石貼4-5人、温泉)、メイン露天(岩枠石貼5人+寝湯×4、温泉)、寝湯(温泉)、壺湯(陶製1人×3、温泉)、漢方薬蒸湯と多彩。
オープン数年後のリニューアルで生源泉浴槽(鋳物羽釜2人×1)が増設されています。(「七福の湯 戸田店」への対抗策か?)

カラン24、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
以前は混雑で有名な施設でしたが、2008年夏、ちかくに「七福の湯 戸田店」がオープンして混雑はやや緩和されているようです。

 
【写真 上(左)】 上が浴場(露天)
【写真 下(右)】 泉源施設

桧湯は、石の湯口からの投入+底面注入に窓側側溝への流し出しとたぶん底面流下あり。
源泉岩風呂は、うすく赤茶に色づいた岩の湯口から投入でたぶん槽内注排湯はなく、隣のメイン露天への流し出しのみの源泉かけ流しですが、途中投入が止まったり量が変動したりして、源泉の供給が安定していない様子でした。(オープン時)

メイン露天は、源泉岩風呂からの流し込みとたぶん槽内注湯があるはずですが発見できず。底面吸湯数ヶ所と横の側溝への流し出し。
壺湯は、木の湯口からの投入で底面自然流下+オーバーフロー。
増設された生源泉浴槽は、パイプからのややぬる湯投入で槽内注吸湯なしのオーバーフロー。これは文句なしのかけ流しでしょう。
生源泉浴槽&源泉岩風呂以外は、循環か希釈があるのでは?

お湯は浴槽によってかなり違います。
ぬるめの源泉岩風呂は、暗橙色40~60cmのにごり湯で、こまかい気泡 or 粒子がびっしりとただよっていますが、アワつきはないのでたぶん粒子でしょう。(オープン時)
強塩味で後味に苦味。油粘土系アブラ臭にアンモニアがまじって柑橘を思わせる甘い温泉臭は、板橋スパティオに似た香りでなかなかです。
(この源泉岩風呂はコンディションの変化が激しく、色がうすくなったりうがい薬臭やタール臭が卓越することがあります。)

ぬるめの壺湯は、うす緑黄色ささにごりで、源泉槽と同様の味臭ながらややよわいもの。
やや熱めの桧湯と適温の大露天は、うす緑黄色ほぼ透明で、明瞭な塩味にうがい薬臭+アンモニア臭があります。
うがい薬臭は、おもに消毒によって成分中の臭素やヨウ素が追い出されてきたものかと思います。
全体に塩化土類が多いためか、引っかかるようなぎしぎしとした湯ざわりがあるものの、浴後は肌がすべすべになる美人の湯系か?

増設された生源泉浴槽は、これらの浴槽とはあきらかに一線を画しています。
ややぬる目のお湯は透明度10cmほどの茶色のにごり湯。
南関東の化石海水系温泉に独特な化学工場がかったアブラ臭にアンモニア臭と金気貝汁臭が加わりますが、臭いじたいはさしてつよいものではありません。
つよい鹹味に金気だし味。

濃度感はあるもののあたたまり感はさほどではなく、けっこう長湯できます。
それでもかなりの発汗があるので、相当に水分をもっていかれているかと。
湯ざわりは他浴槽と大差ありません。

 
【写真 上(左)】 直引きされている源泉ライン
【写真 下(右)】 赤茶に染まる泉源付近

それにしても生源泉浴槽の絶妙な雑味感は見事なもので、「加水・加温なし」(掲示)はおろか、おそらくろ過・徐鉄もないと思います。
投入ラインはPよこにある泉源から直接引き入れられているようで、掛け値なしに”源泉直引き”では?

オープン時に「源泉の素性はかなりいいとは思いますが、残念ながら湧出量780L/minを実感するほどの、潤沢な源泉づかいはされていません。(揚湯規制か?)」と書きましたが、虎の子の生源泉の設置によりこのコメントは撤回します(笑)

お湯のよさは、生源泉 > 源泉岩風呂 > 壺湯 > 桧湯 > 大露天 の順かと思います。

強食塩泉らしい濃度感と塩味はあるのですが、なぜかさほどほてらず長湯し放題です。
成分総計19.49g/kgのNa-Cl強塩温泉でMg2 =392.0、Ca2 =483.9と塩化土類を相当含んでおり、Fe2 =5.4と鉄分も含有。
NH4 =14.4、Br =45.5、I =18.1と香り関連の成分もけっこう豊富で、HCO3 =465.6と重曹分もかなりのもの。
推測ですが、HCO3 =465.6がほてり感を軽減し、本来なら出ている筈の重曹泉系のツルすべが塩化土類のキシキシに打ち消され、「塩辛く濃度感はあるものの、あまりほてらずぎしぎし感のある強食塩泉」となっているのでは?

生源泉浴槽設置でお楽しみが増えましたが、これは人気浴槽となっていてなかなか入れません。(Max2人しか入れないうえに、壺風呂大好きなお子さまたちも乱入する。「1人10分程度でゆずりあってお楽しみください」という掲示も・・・。)
個人的にはもっとキャパのある源泉岩風呂で、この湯づかいをしてほしいような気もします。

〔 源泉名:天然戸田温泉 〕 <H15.3.11分析>
Na-塩化物強塩温泉 42.0℃、pH=7.5、780L/min(1,600m掘削自噴)、成分総計=19.49g/kg
Na^+=6256mg/kg (81.82mval%)、NH4^+=14.4、Mg^2+=392.0、Ca^2+=483.9、Fe^2+=5.4
Cl^-=11620 (97.50)、Br^-=45.5、I^-=18.1、HCO_3^-=465.6
陽イオン計=7270 (332.6mval)、陰イオン計=12150 (336.2mval)、メタほう酸=17.3

〔 パンフ記載より 〕
生源泉(天然温泉使用)
地下1,500メートルから湧き出る源泉をダイレクトにかけ流しています。
※加温していない為、ぬる湯となっています。

■ブランドグルメ
〔 戸田ボートパン 〕
戸田といっても特産品はなかなか思い当たりませんが意外にあります。(→カタログ(PDF)
そのなかでとくに惹かれたのがブランジェリーボヌールの「戸田ボートパン」。
『口のなかを走り抜けるおいしさ』というキャッチもお茶目で、さすがは競艇のメッカ戸田。
キワもの的お店かと思いきや、天然酵母をつかう本格派のパン屋さんのようです。

〔 2012/09/07内容補強のうえUP (2003年より10回以上入湯、最新入湯2012/09) 〕


E139.39.55.773N35.48.30.175
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