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■ 湯野上温泉 「清水屋」 〔 Pick Up温泉 〕



湯野上温泉 「清水屋」
住 所 :福島県南会津郡下郷町湯野上居平乙762
電 話 :0241-68-2211
時 間 :10:00~18:00(要時間確認)
料 金 :500円
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

R118を東進しR121会津西街道に突き当って1kmほど南下すると湯野上温泉です。
かやぶきの駅舎が有名な駅でめざす共同露天の場所をきくと、冬期閉鎖中で5月からとのこと。
で...、自家源泉かけ流しとの事前情報があった「清水屋」へ。
(筆者後註:湯野上露天風呂は2009年春に廃止という情報があります。)


【写真 上(左)】 湯野上温泉駅
【写真 下(右)】 脱衣所

阿賀川(大川)の渓谷がやや広まるところ、川底よりお湯が湧くといわれる山あいの温泉地、湯野上温泉。
中規模旅館をメインに十数軒の湯宿がありますが、全体に落ちついた静かな雰囲気。
ここは創業明治二十三年の自家源泉の老舗宿で、玄関がトラックの往来が多い国道沿いに面しているのでイメージ的にやや損をしていますが、懐はふかく館内は静か。
古びたコンクリ造の建物、静まり返った館内に活気は感じられず、何となく時流に乗り遅れてしまったイメージがあります。
(筆者後註:最新のHPを見ると、かなり手が入れられて居ごこちよさげになっているよう。)


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 よこを走る会津鉄道

浴場は、男女別の内湯と混浴(脱衣所のみ別、16:00~18:00女性専用タイム)の露天がありハダカ移動不可。
このときは露天に入りました。
中央に観音様が鎮座まします露天は広くて多彩な構成。
湯温が高い順に、舟形浴槽(タイル貼1-2人)、四角浴槽(石枠タイル貼3-4人)、扇型浴槽(タイル貼4-5人)、大浴槽(石造10人)。
他に湯のはられていない石造り4-5人の浴槽と火の入ってないサウナ。
あちこちに石膏らしい白い析出。


【写真 上(左)】 舟形浴槽
【写真 下(右)】 四角浴槽

カラフルな変形タイル貼り浴槽には、職人芸が感じられます。
浴槽脇には水車と桜の大木。
まだ蕾は固かったですが、開花したら絢爛たる花見風呂になりそう。
木の塀に囲まれ展望はないですが、塀のすぐ外には会津鉄道の線路が走っています。


【写真 上(左)】 扇形浴槽
【写真 下(右)】 大浴槽

すべての浴槽に槽内排湯はなく源泉を惜しげもなくかけ流し。槽内注入の浴槽が多いのも好感がもてます。
投入量と浴槽の大きさで湯温を加減しているようです。
カランなし(内湯に3あり、シャワー・シャンプーもあり)。
平日13時で独占でした。


【写真 上(左)】 ザンザンのオーバーフロー
【写真 下(右)】 扇形浴槽の湯口

鮮度感抜群のお湯は、澄み切った無色透明でよわい石膏味に石膏臭。
とくに熱めの舟形浴槽はきりりとくる清冽な浴感があって最高。
キシキシとツルすべが入りまじる浴感は、山梨の桃の木や芦安に通じるものがあります。
おだやかな浴感ながらとてもよくあたたまり、浴後は肌がすべすべになります。


【写真 上(左)】 四角浴槽の湯口
【写真 下(右)】 泉源?

内湯ものぞいてみましたが、石枠タイル貼5.6人の五角形の浴槽に石の湯口からしずかに投入で同量をオーバーフローのかけ流し。
思わず入りたくなりましたが時間がなく断念。


【写真 上(左)】 内湯-1
【写真 下(右)】 内湯-2

受付の女将さん?によると、国道の反対側に湧く自家源泉をかけ流ししており、建物は古いがお湯には自信があるとのことでした。
帰りに国道の反対側をみると崖の上の貯湯槽?からパイプが引かれ、側溝の木樽に熱めのお湯がザンザン注ぎこまれ湯気もうもう。
これがその自家源泉かと・・・。

国道からの見た目はややハズレっぽいですが、こんなすばらしいお湯と浴場が潜んでいるとは・・・。
湯巡りの醍醐味はこんなところにもありますね。

館内廊下掲示の時代ものの分析表(舟湯)によると、
重曹泉、63℃、pH=8.1、総計=1016mg/kg、クロールナトリウム=114.7mg/kg、重炭酸ナトリウム=761.7、メタけい酸=71.94 <S25.10.3>

〔 HPより 〕
お風呂は 内風呂・露天風呂 どちらも源泉かけ流しです。

○ 元レポは「みしゅらん掲示板 特集クチコミ情報」でもご紹介いただいています。

■ブランドグルメ
〔 下郷のじゅうねん 〕
じゅうねんとは、エゴマのこと。
原産地は東南アジアとされますが、もともと高地性で、日本でも高冷地を中心に食されてきました。
よくゴマの仲間とまちがえられますが、むしろシソに近い作物です。
最近では、必須脂肪酸のアルファ・リノレン酸を多く含むことから注目され、人気が高まっています。
下郷町では古くからじゅうねんが栽培され、近年では町おこしの一環として、従来からあるじゅうねん味噌に加えて、じゅうねんかりんとう・じゅうねんうどん・じゅうねんアイスなどの加工品が開発されています。
ネーミングも面白い「しんごろう」はうるち米とくず米を炊いて半搗きにし、竹串に刺して”じゅうねん味噌”をつけながら炭火で炙って食べるものです。
観光地、大内宿などで賞味することができます。

〔 2011/01/18内容補強のうえUP (2003/04/07レポ (2003/04入湯)) 〕

E139.54.12.170N37.17.38.060
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