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■ 喜連川温泉(おおるり源泉) 「ベルセルバCC&ホテルベルセルバ」



<喜連川温泉(おおるり源泉)「ベルセルバCC&ホテルベルセルバ」> (さくら市(旧 喜連川町)、14:00~23:00、800円、028-685-1511)
オフィシャルHP

喜連川東部、鹿子畑地区にあるゴルフ場が温泉入浴施設を日帰り開放するもの。
情報がすこぶる少ないですが、流れ星さんの情報をたよりに攻めてみました。
喜連川から小川へ抜けるR293旧陸羽街道沿いにあります。

クラブハウス設計はかの丹下健三氏によるもので、さすがに存在感がありロビーから望むフェアウェイの眺めは圧巻。浴場はクラブハウスお約束のロッカー室の奥、脱衣所には日帰り客も使える無料ロッカーがあります。当然のごとくタオル&バスタオルは備え付け。

窓の広い明るい浴場はメンテがきいて綺麗、落ちついた雰囲気のあるいい浴場です。
内湯(みかげ石造10人以上、ジャグジー付)、備長炭風呂(ぬるめカルキ臭、たぶん真湯(井水))、水風呂(井水、15℃位で冷たい)、サウナに露天(みかげ石造10人以上、ジェット×4付)という構成。
露天は軒下タイプながら手入れされた前庭をもち、風が通ります。
カラン8、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。平日14時で独占~10人。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 内湯の湯口

内湯と露天はガラス越しにとなり合ってお湯の行き来あり。
湯口はみかげ石半球状で内湯、露天両サイドに投入口があり、お湯の感じからしてこれは源泉かと思います。
内湯は他にジャグジー注入と側面注入で槽内排湯はなく、ザコザコのオーバーフロー。
露天は側面注入・吸湯ありでオーバーフローなし。

ほぼ適温のお湯は無色透明で微たまご味、微かに甘いイオウ臭とこのエリア特有の焼けタイヤ系の微アブラ臭が香ります。カルキ臭はまったく感じませんでした。
内湯の湯口そばでは弱いアワつき、露天でもわずかなアワつきがあってお湯の鮮度は悪くないです。
ヌル+ツルすべととろみがあり、肌ざわりやさしいお湯でよくあたたまります。
「美人の湯」として売り出しているようですが、看板に偽りなしでしょう。


【写真 上(左)】 露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

浴槽は厳密にいうと循環仕様に思えますが、湯口そばのお湯は鮮度感高く、ほとんどかけ流しに近いコンディション。
スペック以上に入り応えのあるお湯は、さすがに喜連川エリア。

ここは、幾度か経営主体が変わり、「王門倶楽部オオルリコース」→「ザ・ミレニアムゴルフクラブ」→「ベルセルバカントリークラブ」と2回も名称を替えています。
ゴルフ場厳冬の時代を象徴するような施設ですが、こういう時世でもなければ、とても日帰り開放はされないでしょう。

お湯はいいし、施設内容のわりに料金も手頃なのでここはおすすめです。
公式情報では日帰り開始は14時からですが、当日は13時ごろから受付していたようなので早めに攻めるのがベターでは?。
14時過ぎると、プレーを終えたゴルフ客が団体で入浴してきます。

なお、クラブハウス内にある沖縄料理「やんばる」で食事すると当日は半額で利用できるようですが、こちらの営業時間は17:00~です。

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)・Cl型) 49.7℃、pH=9.4、102.3L/min(1,500m掘削揚湯)、成分総計=0.555mg/kg、Na^+=141.0mg/kg (98.72mval%)、F^-=2.0、Cl^-=57.3 (23.28)、HS^-=0.1、HCO_3^-=181.9 (42.96)、CO_3^2-=55.7 (26.73)、陽イオン計=143.4 (6.21mval)、陰イオン計=314.1 (6.94mval)、メタけい酸=97.6 <H17.1.12分析> (源泉名:喜連川温泉(おおるり源泉))

<温泉利用掲示>(要約)
加水:あり(気温の高い期間のみ) 加温:あり(気温の低い期間のみ) 循環濾過:あり 塩素系薬剤使用:あり

〔 2006年8月10日レポに加筆・修正 〕
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