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■ 板室温泉 「山晃館」 〔 Pick Up温泉 〕



板室温泉 「山晃館」
住 所 :栃木県那須塩原市板室841-14  (旧 黒磯市)
電 話 :0287-69-0151
時 間 :日帰り不可
オフィシャルHP
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))

※ 写真がボケ気味です。すみませぬ。

下野の名湯、板室温泉。
平安時代、康平二年(1059)に開湯、那須七湯の一つに数えられた古湯で、「下野の薬湯」と賞賛され国民保養温泉地にも指定されながら、湯治宿メインの地味な陣容のためか温泉好きのあいだでも話題にのぼることがすくない温泉地です。
温泉好き垂涎の那須と塩原にはさまれ、地味な泉質で日帰りできる宿もすくないときては、足が遠のいてしまうのはいたしかたないところ。
それだけに温泉街には湯治場らしい落ちついた空気が流れています。

以前板室温泉では9軒の湯宿の会板室温泉「温和会」の宿に泊まると、9軒の宿すべてが無料で日帰り入浴できるという宿泊者限定の「湯めぐり手形」がありました。(現在は廃止されている模様)
板室は日帰り不可の宿が多いので、これは貴重。
一郷一会がこれを見逃すハズはなく(笑)、2006年6月のオフ会で板室じゅうたん爆撃を決行。(→ そのときの概要(ゆう・あやさん「ドライブde温泉」)

なにしろ、対応時間がたいてい13~17時くらい(宿によりちがう)、泊日当日だけ有効というシロモノで、すべてこなすには相当な体力&気力が必要。
そのうえ、板室温泉はデリケートな泉質で似たお湯が多いので、これをレポするのは容易ではありません(笑)。
それでも、走り書きながら各湯のメモが残っているので、ぼちぼち書いていきます。

ここは、温泉街から離れた一軒宿的な湯宿で、最近リニューアルされているようです。(これはリニューアル前のレポ)
たたずまいがとてもよく、館内も豪華さはないもののすっきりと整理され、居ごこちよさげなお宿です。
また、板室にはめずらしく混浴ながら露天をもっています。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天

内湯は男女別。
内湯には、水色のタイル貼3-4人の熱湯槽と同1-2人のぬる湯槽がとなりあってふたつ。
ともに岩の湯口から投入で、ぬる湯槽はおそらく非加温かけ流しかと思います。
湯口の岩の上にはコップがおいてありました。


【写真 上(左)】 熱湯槽
【写真 下(右)】 ぬる湯槽

東屋つき木造り4-5人の混浴露天。
脱衣所は木造りのがっしりとしたもので、「延齢泉」という額がかかっていました。
眼下に瀞になって流れるエメラルドグリーンの那珂川を見おろし、風がとおって気持ちのいいロケーション。
木の湯口から投入で浴槽のすきまから流れだすかけ流し。
ここも湯口そばにはコップがおいてありました。


【写真 上(左)】 総木造りの露天
【写真 下(右)】 露天の湯口

お湯は、板室スタンダートのよわい芒硝味臭でヌルすべときしきしの入りまじる湯ざわり。
でも板室のなかでは成分をつよめに感じ、アワつきもここだけでみられたので、板室のなかではキャラの立ったお湯では?
「室井源泉」という自家源泉をつかっていて、泉質は含石膏芒硝泉。これはアル単の多い板室では貴重な塩類泉です。


【写真 上(左)】 熱湯槽の湯口
【写真 下(右)】 ぬる湯槽の湯口

湯巡りの最後のほうに回り板室のお湯にいい加減飽きがきているタイミングでしたが、このお湯は印象に残りました。
風呂のたたずまいもいいし、リニューアルもされているので、一度泊まってみたいお宿です。

Na・Ca-硫酸塩温泉 40.1℃、pH=9.4、湧出量不明、成分総計=1.088g/kg
Na^+=226.2mg/kg、Ca^2+=103.5、Cl^-=45.4、SO_4^2-=652.3、CO_3^2-=11.0、陽イオン計=330.7、陰イオン計=713.9、メタけい酸=42.9 <H13.8.8分析> (源泉名:室井源泉)

〔 2010/11/02UP (2006/06入湯) 〕


E139.55.52.237N37.3.24.817
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