関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ みずがきランド源泉 「 鉱泉みずがきランド」 〔 Pick Up温泉 〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/88/332c48270953e847f96a77bb2334694d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ef/c80113dadc71e30cd542973ab842c803.jpg)
<みずがきランド源泉 「増富都市農村交流センター 鉱泉みずがきランド」>
(山梨県北杜市須玉町小尾8842-1、営業日・時間要問合せ (※原則平日、冬期休業)、630円、0551-45-0155)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
日本百名山のひとつ、瑞牆(みずがき)山のふもとにある日帰り施設。
指定管理者制度によりNPO法人「えがおつなげて」に運営委託されているもので、HPによると「農村を楽しみたい方のお手伝いをする都市農村交流施設です。」とのこと。
ひところ休業中との情報が流れ、いまでも平日、冬期は原則休みのようなので要注意。
最新HPでは入浴は「お問い合わせください。」とあります。
なお、以前の資料によると、「土日、連休を主に営業、夏休み期間中(7月20日~8月20日)は毎日営業、冬期12~4月下旬および梅雨時は休業、日帰り入浴12:00~18:00」などの案内がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/31/cb757ef6158d7d5c5dd9b6e254c39214.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/13/d933142b6719dc090ce013030a209056.jpg)
【写真 上(左)】 本谷川渓谷の紅葉
【写真 下(右)】 クリスタルライン案内図
場所は増富から信州峠を越えて川上村に抜ける県道610原浅尾韮崎線で、黒森鉱泉の逆側(道路右手)あたり、看板があるのですぐにわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/d3/7c8803842f8edc2821d8dd391ac142ea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/b5/ee4c24f855cea40d6cd5c82390cb7dca.jpg)
【写真 上(左)】 みずがき山自然公園-1
【写真 下(右)】 みずがき山自然公園-2
また、増富を攻めたあとなら、増富の奥、本谷川渓谷~金山平(クリスタルライン=釜瀬林道)経由も面白いルート。
林道ながら全線舗装されているし、途中少し瑞牆山側に入った、「みずがき山自然公園」からは、日本ばなれした山容の瑞牆山をまぢかに望む、すばらしい風景が楽しめます。(冬期閉鎖)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/7e/dd2ec367929937af7ec0d327597b535a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d2/0a1886059ca72c487f43bc4ff336d40f.jpg)
【写真 上(左)】 県道の看板
【写真 下(右)】 看板
瑞牆山を望むすがすがしい高原にある施設で、となりには蕎麦処もあります。
Pのよこにいきなり泉源らしきものを発見、黄土色に色づいたコンクリ槽からかなりの量の冷泉が庭に流されています。
味臭は↓の源泉カランと同様。好みの泉質で期待が高まります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/19/e39c4fadeea53f56bcb550333b2da708.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f0/9e48f932c664fbc976fe0294743944c5.jpg)
【写真 上(左)】 入口
【写真 下(右)】 玄関ロビー
こんな山中の地味な施設なのに、ものごしやわらかな美しいお姉さま(^^)が受付していたのにはびっくり。
簡素ながら手入れの行き届いた施設で、そこかしこに木の実や野菜などが趣味よくあしらわれていたのは、かのお姉さまの作品か・・・(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5e/7e9d90d8ddca6fb7a2eb44e61331edbd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/87/d2fc8202d8e2f76decf3c10355eb33cb.jpg)
【写真 上(左)】 アートなあしらい
【写真 下(右)】 休憩室
ウッディーな館内、廊下のおくに男女別の浴室。
そこそこゆったりとした浴室に、みかげ石枠タイル貼6-7人の浴槽ひとつとシンプル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/3e/3ed26bb78ecbe3574035c3e400079e3c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/0c/465724eedd308f302d8b7622fa6ee009.jpg)
【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 女湯-1
窓の外は林で落ちついた雰囲気のいい浴場です。
カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休の15時、そとは子供たちのデイキャンプでにぎやか。でもタイミングよく浴室は独占でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/09/f6bd4535c4ac3b1902c0ff5f8c112e3a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/58/af20b5f4245d0ee43ad75c5e36d37307.jpg)
【写真 上(左)】 男湯-1
【写真 下(右)】 男湯-2
左手に源泉と札のかかったカランから冷たい源泉を少量投入。右手のカランからはお湯が注がれていますが、これは真湯だと思います。
槽内注排湯はみあたらずきっちりとオーバーフローがあるので、加温の真水による加温加水希釈のかけ流しとみました。
源泉カランの水は、無色透明で弱金気味+酸味収斂味+弱苦味+弱うま味の複雑な味。こげ臭+金気臭。成分濃度以上に迫力のある味臭です。
浴槽のお湯は緑色にうすにごり、わずかに茶色の浮遊物が浮かびます。
湯中にこまかな気泡が舞っていますがアワつきはありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/83/ac0c43be906904df42fb9e6f8735052d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/6b/896332167814649cd46397ae7d8eda8a.jpg)
【写真 上(左)】 女湯-2
【写真 下(右)】 源泉カラン
ほぼ無色ツルすべときしきしが入りまじる複雑な湯ざわりで、どこかあとをひく奥ぶかい浴感もあって、緑礬泉と重炭酸土類泉が合体したようなイメージ。
かなりのあたたまり感があり、浴後は肌がすべすべになります。
おそらく50%以上の希釈があるかと思われ、成分濃度からすると0.5g/kgほどになっていると思いますが、それでもこの個性的な浴感をたもっているのはよほど源泉の素性がすぐれているのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/bd/f068461f914027973a48b88c46b4a60b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/77/89ae6cafa0a3700fec81336d12cfd7be.jpg)
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 泉源
もし非希釈加温かけ流しできたら、そうとうな名湯になるのでは。
でも、客数すくなさそうなので、ペイしないか・・・。
ポリでもいいので源泉槽がほしいところですが、泉温13.7℃ではちときびしいか・・・?
それでも、良質な源泉の力を感じさせる浴感は十分にあるので、温泉好きなら攻めてみる価値は十分あるかと思います。
Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 13.7℃、pH=6.12、29.5L/min自噴、成分総計=1.553g/kg、Na^+=233.6mg/kg (58.22mval%)、Mg^2+=5.9、Ca^2+=116.6 (33.35)、Fe^2+=7.0、Cl^-=274.3 (45.00)、SO_4^2-=289.3 (35.00)、HCO_3^-=207.2 (19.77)、陽イオン計=390.3 (17.45mval)、陰イオン計=771.6 (17.20mval)、メタけい酸=58.8、メタほう酸=11.4、遊離炭酸=321.0 <H2.5.14分析> (源泉名:みずがきランド)
〔 2009/12/04日レポ(2006/11入湯) 〕
E138.32.44.080N35.53.29.830
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 湯の小屋温... | ■ 八塩温泉 「... » |