goo

■ 新姥子温泉 「やまぼうし」 〔 Pick Up温泉 〕



<新姥子温泉「やまぼうし」> (箱根町仙石原1086、10:00~17:00時間確認要、550円、0460-84-7228)
仙石原にある温泉民宿。仙石原の独自源泉(あるのか?(笑))を求めて突入。
結果は新姥子温泉の引湯ながらかけ流しでつかうなかなかにいいお湯でした。
なお、新姥子温泉は以前「ろくろべえ」でもレポしています。

場所はR138、金時登山口のT字路(たしか看板がでていたと思う)を山(北)側に入り(県道731矢倉沢仙石線)、「テラスハウス仙石原」をすぎて数百mいった左側。Pは宿の裏手に数台分あります。(→ここ

こぢんまりとした民宿で、こんなところに新姥子温泉のかけ流し宿がひそんでいるとはよもや想像できません。日曜10時に突入、こんな時間から入浴する客はすくないらしく、宿の人はびっくりした感じ。館内は庶民的な雰囲気で肩肘はらず過ごせそうです。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 フタがしてありました

浴場は食堂を抜けた別棟で1ケ所?。狭い脱衣所に掲げられていた分析書は残念ながら(?)、新姥子温泉でした。
石枠鉄平石造3人の民宿にしては本格的な浴槽、保温のためか青いシートがかけてあり、これを外して入ります。
カラン2、シャワー・シャンプー、ドライヤーあり。日曜10時で独占。

赤茶&白に色づいた岩の湯口からしぼり投入で槽内注排湯はなく、パスカル方式+オーバーフローのかけ流し。
ややぬるめのお湯はうすく懸濁し、湯中にうす茶の湯の花がただよいます。微たまご味に微金気味+僅微酸味、ほのかなイオウ臭に微金気臭。
染み込むような湯ざわりのある入りごこちのいいお湯。やはり新姥子温泉はいいです。
箱根の共同配湯泉というとどうしても大湧谷造成泉がクローズアップされがちですが、新姥子温泉や湯ノ花沢造成泉もなかなかどうして捨てがたい味があります。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

お湯自体のインパクトは「ろくろべえ」のほうが上のような気もしますが、ぬるめなのでまったりと楽しめます。
しぼりかけ流しながら鮮度感もそこそこあって満足。ただ、宿の人の話によると金時山ハイキングの下山客が立ち寄ることが多いそうなので、早い時間の入浴をおすすめします。

なお、宿名は白い十字花をつけるミズキ科の「やまぼうし」(山桑)からとったものと思われます。

単純温泉 (Ca・Na-SO4型) 58℃、pH=3.6、湧出量不明、成分総計=461mg/kg、H^+=0.40mg/kg、Na^+=22.7 (21.41mval%)*、Mg^2+=10.5 (18.73)、Ca^2+=39.2 (42.42)、Al^3+=2.50、Fe^2+=0.26、Cl^-=2.74、SO_4^2-=216 (97.40)、陽イオン計=80.0、陰イオン計=222、メタけい酸=158 <H16.9.27分析> (源泉名:仙石高原開発(株)供給温泉(新姥子温泉))
*) mval%は筆者にて算出したもの、有効桁数等考慮していないので概数です。

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:なし 循環装置:使用なし 消毒処理:なし

〔 2007年5月22日レポ 〕
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 喜連川温泉... ■ 新木鉱泉 「... »