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PCBの処理に、鉄鋼業の電気炉はどうかな・・・環境庁さん

2013-07-07 08:20:00 | 指定なし

PCB(ポリ塩化ビフェニル)

 

水に溶けにくく、分解されにくい。毒性があり、

 

体内に蓄積される。

 

絶縁性が高いので、電気製品の絶縁油などに使用されている。

 

 

 

これを自分勝手に処分できない法律ができて、

 

特別な施設で、高い値段をかけて焼却処分しなければならない。

 

 

 

調べてみると、燃焼中に猛毒で発がん性のダイオキシンが発生するため、

 

800℃以上の高温で燃焼して完全分解するそうだが、

 

環境庁では1100℃以上での燃焼としているようだ。

 

 

 

PCBもダイオキシンもどちらも、塩素Clの化合物。

 

塩素Clは食塩NaClのClだ。

 

戦時中は瀬戸内海の大久野島で、海水を高温で煮沸して、

 

塩素を分離、毒ガスを作っていたぐらいだ。

 

 

 

夏になると、水道水やプールの水にいれるのが、

 

消毒用に、この塩素Cl(カルキ)だね。

 

早い話が、塩素の毒性で雑菌を殺すということだね。

 

 

 

Clのマイナスイオンは、イオン化傾向が強く、

 

化合する力がつよい。

 

だから、人体の物質と結びつけば、組織を破壊するし、

 

有機物と結びつけば、強い結合力で、安定したビニールをつくる、ってわけだね。

 

 

 

食塩がNaClで、人体に害がないのはなぜか、と

 

高校生のときから疑問だったが、

 

Naが強アルカリで、Clが強酸性をつくるので、

 

強いもの同士が、+と-で、つりあってるから、

 

中和して無害なんだなあと。

 

不思議といえば、不思議な自然界だ。

 

HClが塩酸、NaOHが水酸化ナトリウムだったな。

 

 

 

環境庁認定のPCBの処理施設での処理料金が、高い。

 

ちょっと処理するだけで、変圧器1台で何百万円から、何千万円。

 

10個もあれば、億になるかも。

 

しかも一日の処理量は、数トンしかない。

 

何十年もかかりそうだ。

 

 

 

そこで、鉄鋼業の電気炉を利用したらどうかな?

 

鉄スクラップを電気で溶かして、新しく鉄に再生するところだ。

 

鉄の溶解が1300℃以上だとすると、

 

十分な温度だし、一回一時間の処理で50トン~200トンになる

 

だろう。

 

なんで、これすすめないのかなあ?

 

最終製品は、電線の銅がまじった鉄鋼製品にはなるが、

 

売れなければ、インゴッドのまま積み重ねても、

 

いいんじゃないの。

 

鉄鋼製品価格から推測すると、原材料費込みでも、

 

トン当たり経費6~8万円ぐらいじゃないの?

 

 

 

ただ、蒸発するのを防がないといけないかなあ。

 

 

 

中国、韓国の鉄鋼製品の流入で、廃業に追い込まれつつある

 

日本の電炉業界。

 

あらたなビジネスチャンスとして、

 

また、廃炉するぐらいなら、環境庁でひとつ買って、

 

処理場にしたらどうかなあ?

 

 

 

それともなにかな、今のPCB処理業者と環境庁で、

 

なにか強いつながりができてるのかな?

 

Cl-とNa+のように、強い結合のイオン化傾向があるのかなあ。

 


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