I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

どの国にもある”古傷”

2007-05-06 22:13:02 | 国際(特定アジア以外)
とりあえず米国の古傷から。

●占領時、米軍も「慰安婦」調達を命令 ホンダ議員「旧日本軍は強制」言明(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070505/usa070505005.htm
 終戦直後の日本国内で占領米軍の命令により売春施設が多数、開かれ、日本人「慰安婦」数万人が米軍に性の奉仕をして、その中には強制された女性もいたことが米側にいまになって伝えられ、米議会下院に慰安婦問題で日本を糾弾する決議案を出したマイク・ホンダ議員は4日、議会調査局に調査を依頼した。しかし同議員は戦争中の日本の慰安婦は旧日本軍が政策として一様に拘束し、強制した女性ばかりだった点が米軍用慰安婦とは異なると述べた。

 AP通信の4日の報道によると、終戦直後の1945年9月、日本当局が占領米軍からの命令で東京都内などに多数の米軍用の売春施設を開き、合計数万人の日本人「慰安婦」が雇用、あるいは徴用されたことを証する日本側書類が明るみに出て、ホンダ議員は米軍用慰安婦に関して米軍自体がどんな役割を果たしたかなどの調査を議会調査局に依頼したという。

 同議員は自らが追及している戦時中の日本軍用の慰安婦と戦後の米軍用の慰安婦の比較について「日本軍の慰安婦は日本帝国軍隊の政策として性的奴隷という目的のために少女や女性を拘束し、強制し、拉致したのだから、米軍のそれとは異なる」と語った。

 AP通信は4月26日、東京発で米占領軍が進駐直後、日本の政府や旧軍当局に売春婦の調達や売春施設の開設を命じた一連の日本語書類が発見されたと報じ、その内容として(1)1945年8月末から9月にかけ、米軍の命令を受けて日本政府の内務省などが東京はじめ茨城県などの地方自治体に「慰安婦」集めを指示し、合計7万人以上の女性が売春に従事した(2)米軍当局はそれら女性の一部は強制徴用されたという報告があることを知りながら、慰安所開設を認め、連日連夜、米軍将兵が詰めかけることを許した-と報道した。同報道はこの米軍慰安所にかかわって当時の日本側関係者数人を実名で紹介し、その談話をも引用した。

 しかしこれら日本の米軍用慰安所は連合軍最高司令官のマッカーサー元帥の命令で1946年3月末には閉鎖されたという。

 日本側でも終戦直後に米軍から売春施設開設を命じられたことについては旧日本軍が米軍進駐受け入れの準備組織として結成した「有末機関」のメンバーたちの証言が残っている。このように軍隊に売春という組み合わせは旧日本軍に限らず、米軍も同様だったわけだが、ホンダ議員らは旧日本軍の慰安婦はみな「帝国の軍隊の政策として」強制徴用された点が日本側一般とは異なると言明している。



米国の占領期に米軍兵士のための”慰安所”が設けられ、米軍の相手をした日本女性の中には強制的に相手をさせられた人もいた…というニュースです。
米国の共和党と民主党が綱引きの過程で、共和党が切ったカードのような気がしますが。

で、反日のマイクホンダ議員のコメントで下のように仰っているわけですが、
「日本軍の慰安婦は日本帝国軍隊の政策として性的奴隷という目的のために少女や女性を拘束し、強制し、拉致したのだから、米軍のそれとは異なる」
「占領米軍からの命令で」≒「軍隊の政策」
「多数の米軍用の売春施設」≒目的が「米軍兵士の性処理」であるのは明らか
「日本人『慰安婦』が雇用、あるいは徴用され」≒「少女や女性を拘束し、強制し、拉致した」 拉致かどうかはわかりませんが、GHQが下した命令っぽいので
としか思えません。どう違うのかじっくりと語っていただきたいなぁ。

米軍統治下において日本に幸いであったのは、マッカーサーが最高司令官となったことでしょうか?記事中でも慰安所を設けるように指示を出したのは「1945年9月、占領米軍」、閉鎖させたのは「連合軍最高司令官のマッカーサー元帥 1946年3月末には」と明らかに別に扱われています。


●英女王16年ぶり訪米へ、入植400年記念…先住民反発も(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070430i316.htm
 英国のエリザベス女王夫妻は5月3日から6日間の日程で、16年ぶりに米国を訪問する。

 英国人が初めて米国に入植してから今年で400年を迎える記念行事に出席するためで、先住民らからは奴隷貿易など英王室や英国人の行為に対し、女王に謝罪を求める声も上がっている。映画「クイーン」のヒットで、最近話題を集める女王だが、今回の訪米は、過去の「負の遺産」とも向き合う旅となりそうだ。

 英国人は1607年、米バージニア州ジェームズタウンに定住植民地を初めて開設した。疫病や飢えで100人余の入植者の6割以上が同年中に死亡したが、以後、移民者が徐々に増え、今日の米国の礎となった。女王と夫のフィリップ殿下は5月4日、ジェームズタウンで入植を記念する行事に出席する予定だ。

 英国人の入植に伴い、先住民や黒人奴隷の苦難の歴史が始まった。ジェームズタウンでは、英国人が入植して数年後には、生活資源の争奪をめぐり、先住民との大規模な戦闘が起こった。また、アフリカから奴隷も連行され、その後、奴隷貿易が盛んとなった。

 英紙ザ・サンデー・タイムズによると、先住民や黒人奴隷の子孫は今回、女王に対し、英国人による先住民殺害や奴隷制導入に対し、謝罪や遺憾の意を表明するよう求めている。英王室が当時、奴隷貿易を事実上擁護した行為に反発したものとみられる。

 女王はジェームズタウン滞在中、先住民やアフリカ系団体代表と面会する予定とも言われ、謝罪要求に直面する場面も考えられる。

 今年は、英国の奴隷貿易廃止から200年目にもあたるが、女王は3月にロンドンで行われた記念式典に出席した際、式典の最中に黒人男性から奴隷貿易への謝罪を要求され、一時騒然となる場面があったばかりだ。

 女王はこのほか、バージニア工科大で起きた銃乱射事件の生存者らと面会するほか、ホワイトハウスでブッシュ大統領と会談する。



まぁ、イギリスはw パレスチナ問題もイギリスの三枚舌外交がもたらした結果だし、叩けばいくらでも埃がでそうな気がします。
韓国人も秀吉の朝鮮出兵を根拠とする「謝罪と保証」を求めてきたりしますが、インディアンにも同じメンタリティの人がいることに驚きです。

『過去を謝罪しろ』カードは朝鮮・中国の誇る虎の子の外交カードであったわけですが、ついにまねしようとする人が現れたのかな。あれって「相手がマジメに受け取って、かつ真摯に対応してくれるなら有効」っていう但し書きがあるんですがw

もしかしたら中共が打った日米英離間策の可能性も。
ちなみに、歴史ネタでネチネチと責めてきているのは中国・朝鮮なわけです。彼らにも歴史カードとして使えそうなネタはたくさんあります。、
・朝鮮
ベトナム(ベトナム戦争における混血児)
拉致(日本国内では日本人拉致しか報じられませんが、実に世界中から拉致してきています)
台湾(裏切りとも言うべき断交
在日朝鮮人(ほぼ棄民政策)
日本(大東亜戦争終結直後の仕打ち)
・中国
チベット(民族浄化)
トルキスタン/新彊ウイグル自治州(民族浄化)
アフリカ(現地民に焼き討ちされたのが最近あった)
沿岸の海中生物(重金属等による汚染)

とか、いろいろ。

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