I.D.S.

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Heartache: 32 fallen

2007-04-17 22:56:21 | 国際(特定アジア以外)
米国の名門大学で銃を持った男が大暴れしたそうです。
こんなサイト(→http://collegemedia.com/)までできてます。時系列で情報が整理されていますし、こういうサイトができる時点でかなり異常な事件であることが想像されます。

●響く銃声、教室はパニックに…米大学銃乱射(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070417it05.htm
こんな静かな大学町でなぜ?――米バージニア州の名門・州立バージニア工科大学で16日起きた米史上最悪の銃乱射事件は、約2万6000人の学生たちを恐怖の渦にたたき込んだ。

 自殺したとされる犯人像が依然不明の中、留学生らからは、大学の危機管理能力の不足や米社会の銃規制の甘さに対して、非難の声が上がっている。

 バージニア工科大のあるブラックスバーグは、首都ワシントンの南西約400キロ、アパラチア山脈と並行して走る山脈群のふもとに位置し、付近には馬や牛を飼育する牧場が広がるのどかな一帯だ。

 30人が死亡した2度目の乱射事件の舞台となった教室の上の階で試験を受けていた中国人留学生の林■さん(21)は、試験中に「パンパンパン」という音を聞いた。短い間隔を置いて7~8発ずつ2度にわたって音が続いたが、銃声ではなく建物の補修作業と思っていたという。しかし、試験を先に終えて出て行った女子学生が教室に逆戻りして、「下の階で何か起きている」と泣き顔で言った直後に、3度目の連続した銃声と叫び声が聞こえた。(■は金ヘンに「争」)

 パニックになった教室に警官がなだれこみ、林さんらは荷物を残したまま鍵のかかる別の部屋に移動させられ、その後、全力で走って校舎から逃げ出した。

 「米国では治安のよい所だと思っていたのに、これじゃ怖くて学校に行けない」と林さんは読売新聞に怒りをぶちまけた。

 同じ校舎の近くを通りかかった2年生のマット・ウォルドロンさん(19)は、イヤホンで音楽を聴いていて最初銃声に気づかなかったが、別の校舎のドアが開いて教授が「全員この中に入れ」と叫んだのでほかの学生と一緒に慌てて避難した。その際、乱射のあった校舎から飛び降りた学生たちが足にけがをして運ばれていくのが見えたという。

 ◆大学当局、警戒呼びかけは「メール」だけ◆

 バージニア工科大では昨年8月に付近の刑務所から逃亡した受刑者がキャンパスの近くで警官を射殺する事件が発生、先週にも爆弾予告があり警備を強化したばかり。だが、この日は学生寮で発生し死者2人を出した午前7時過ぎの1回目の乱射事件から、校舎でおきた2度目の事件まで約2時間半の余裕があったにもかかわらず、大学当局はその間学生に電子メールで警戒を呼びかけただけだった。

 一方、自宅のアパートにいた埼玉県出身の2年生、寺田純子さん(23)は「事件がおこってすぐ日本人の留学生仲間で連絡をとりあった」と話す。また、三重県生まれの2年生レア拓人さん(20)は事件後、寮から出るのを禁じられ、携帯電話も通じなくなった。拓人さんは「銃の保持が認められ、扱い方も容易に習得できる米国の“銃文化”が事件の背景にあるのではないか」と疑問を投げかけた。


ふむ、なんか留学生中心にインタビューしたっぽいのが気になるところです。

留学生らからは、大学の危機管理能力の不足や米社会の銃規制の甘さに対して、非難の声が上がっている。
拓人さんは「銃の保持が認められ、扱い方も容易に習得できる米国の“銃文化”が事件の背景にあるのではないか」と疑問を投げかけた。


犯人が非米国人である場合はこういった非難は正当性がなくなってしまうのですが、さて?

中国からの留学生が、「美国はやっぱり危険アル」ってコメントしていますが…


●米大学銃乱射事件、犯人は中国人留学生か(中国情報局)


  米バージニア工科大学で16日に発生した銃乱射事件で、17日付の中国新聞社は米国メディアを引用して「犯人は中国人の男子留学生の可能性がある」と伝えた。同留学生は24歳で、2006年8月7日に上海から中国を出国し、サンフランシスコで米国に入国したという。地元警察はバージニア工科大学の大学生ではないとしている。



ゑ?
真偽はともかく。米国のメディアが「犯人は中国人」と報じるのと、中国のメディアが「犯人は中国人」と報じるのでは重みが全く違うんですが…。


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追記。 4/18 12:30

犯人は韓国系だという報道も。

●米銃乱射:容疑者は同大在籍の韓国出身学生 計画的犯行か(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070418k0000m030110000c.html
米バージニア工科大学で32人が射殺され15人以上が負傷した銃乱射事件で、同大は17日記者会見し、容疑者が同大4年に在籍する韓国出身のチョ・スンフィ(23)という男だったと明らかにした。また寮と講義棟の2件の銃撃で使われた二つの拳銃が同じであることが判明した。米捜査当局は動機の解明を急ぐ一方、犯行に使用された銃の出所を追及している。

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