鳥とあすなろ

一人和歌山活性化計画、育児、雑記

春よ来い

2009-01-29 05:13:40 | 育児
出産前のわたしの意識は、もうほんとに「産む」ということに集約されていて、「産んでから」のことを全くもってイメージできていなかったということがよくわかりました。

産んでからのことは、なんだかハッピーなもやっとした感じしかなくて、なんとかなっていくもんだと思っていました。でも、いまこうやって実際小さい人と生活していくことになって思いがけず大変なことが多く、それだけでいっぱいいっぱいの状態です。

というのも、すべて体調の悪さから来るものです。

夜中に授乳のために起きたり、泣くのをあやしたりすることは屁のつっぱりにもならんことではあるのですが、それをやる体調がなかなかついてこないのです。

まず出産後の、股の縫った傷の痛み、そして痔の痛み、これさえなければ赤ちゃんの世話は楽にこなせるのになあ、なんて入院中には思っていたのですが、退院してからはそれに加えて、目がかすむようになり、元来、目がよいわたしにはそれだけでめまいがするようで参りました。

それらの症状が治まって、やっと普通の生活に戻れそうだというころになったころ、乳腺炎になりました。もともとお乳がたまって胸に硬いしこりができて痛むことが多かったのですが、一晩寝て授乳すれば収まっていたので、あまり気にしていませんでした。

でもある日、激しい胸の痛みで寝返りもうてず、まっすぐ立つことすら出来ず、高熱が出ました。それでもノンストップで育児が続く中、さすがのわたしも病院にいきました。

胸のマッサージをしてもらって抗生物質を処方してもらって、状況は徐々に改善するものの、頻繁にぶり返す痛みと頻回授乳の痛みで、痛みが常にある感じになりました。

この乳腺炎の痛みというのは、なんともいえない痛みなのです。あんなやわらかくて敏感な部分に、なんというか無数のとげが刺さっているような痛みが来るのです。縫い針で縫われているような。そしてしこりの部分には腫れ上がるようななんとも嫌な痛みがプラスされます。

ほんと、ほとんど拷問です。

あまりにつらいので乳腺炎に良いといわれるありとあらゆるものを試しました。食事は油と砂糖抜き、もち米などのあくの強い食材抜き、乳製品抜き。そうすると食べられるものは、湯豆腐くらいなのですね。毎日湯豆腐を食べ、漢方を飲み、体を冷やさないよう疲れをためないように心がける日々です。

それでも、10日おきに胸にしこりができるので、痛む胸を抱えて病院へ行き、乳管に乳栓がつまったのを、針でつつき、ほじくり出されます。そしてたまった乳汁を排出させます。

こうやって体調に気をつけていても何度もしこりを繰り返すのは、乳管がとても細いのが原因のようなのです。

もうほんと、地獄のようです。

胸のしこりに気づくたびに、ほんとにテンションが一気に下がります。今日もしこり取りに病院に行ってきたところなのです。

一時は母乳育児をあきらめそうになりましたが、そんな日々にも慣れてきました。授乳する日もいつかは終わりが来るし、痛みに耐えたり、好きなものを食べれない日々もいつか終わりますものね。それに出産後3,4ヶ月たつとこういった母乳のトラブルも減ってくる人も多いといいます。

春にはきっといろんなことが良くなってくるはずだと思っています。

(というわけで、なかなかブログの更新もできずにいますがなんとか生きてます。)