1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

命日

2011-02-15 07:29:11 | Weblog

時を経るほど、命日が虚しくなってくる。

「ここには、いない。」ことを痛感させられる。

鮮明な記憶が、ひとつ、ひとつ薄れていく。

どうすれば記憶を留めることができる?

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今日

2011-02-10 07:48:18 | Weblog

個室に移ってからずっと泊まっていた私に代わって、主人が付き添う。その時の様子が、携帯のビデオカメラに残っている。

夜中に容態が不安定になり、明け方、子供たちをつれて病院に向かった。

眼が半開きで、角膜が乾燥しめくれてきている。

「今度起きてきたときに、目が見えなくなったら大変。」と濡らしたガーゼで目を覆う。

その日は、はーちゃんが来てくれた。私の仲間が来てくれた。病院でお世話になった人達が来てくれた。

先生には「今日、明日」と言われていたが、夜には様態が持ち直し「これなら大丈夫かも」と油断した。

4年前の今日2月10日21時21分だった。

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ひょうきんな奴

2011-02-02 08:01:19 | Weblog

初めての入院。

抗がん剤治療が始まる前の娘。

給食のデザート、オレンジをくわえている。

骨肉腫になって、これから抗がん剤治療・左腕切断が待っているという時に...。

ひょうきんな奴です。

じつは、このパジャマの画は貴重なんです。

「おじさんが、これと同じパジャマを着てたから、もう絶対着ない。」

この後、このパジャマは表には出てきません。

かわいそうなので私が着ることにしました。

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