能書銀行

バス釣り、食べ物、函館、感じた事やグチなどの口座を開設

タラバガニが消える日

2009-12-14 15:34:10 | Weblog
ロシア漁業庁が来年の極東海域でのタラバガニ漁獲枠を、今年に比べ69%減に設定すると公式発表しました。

資源保護策の強化が表向きの狙いとは言え、2007年比では実に約五分の一に激減する事になる訳です。

思い起こせばその昔、ソ連(当時)のゴルバチョフ書記長が来日する直前、北方領土での日本のカニ密漁船が拿捕される事態を避ける為に、かの地での警護が強化された結果、日本の市場からタラバや花咲がにが消えた事がありました。


北海道沿岸のカニ猟場が、この時以前から資源の枯渇に陥っている現実を、既に証明していた訳です。


っていうか、そもそもわが国固有の領土であり、北方領土などという呼称が存在する事自体がおかしいんですがね…


北海道の漁船と漁師が銃撃され死傷者が出ようと、拿捕されて漁船が没収されて売り払われようと、我が国の政府は何も言いません、「遺憾の意を表明」するだけで済ませます。


第二次大戦後のドサクサに紛れて、旧ソ連の暴徒が不法占拠し続けて現在に至るだけの話なのに、です。


ちなみにかの地は、森林資源、水産資源、鉱物資源の宝庫で、随所に温泉も湧出している、ある意味では宝の島々なのですよ。

莫大な国益を、何十年にも渡って盗み取られ続けているのです。


「タラバがになんて元々、高くて食えないからどーでもいいよ!」


って人がほとんどでしょう?…その証拠に、北方領土完全返還!!をマニフェストの第一の目玉に堂々と掲げて選挙に出馬した候補者が当選!新政権が樹立…なんて事実は、無いじゃないですか。俺の知る限り。


結局、「不法占拠」を公然と口にした前政権→で、その後の鳩山内閣。はどういうスタンスなのよ??…に対するロシア側の牽制措置なんですよ、今回の発表は。


流れを踏まえつつも先が読めない今、先手を打って優位に交渉を進める為に、宣言した訳ですよ。


資源保護なんて方便です。
極端なアナウンスで脅しておいて、自国の密漁は黙認する反面、日本のソレに対してはよりいっそうの厳重処罰をするぞ!との警告なのですよ。



俺はカニはあんま好きじゃねーもん

私は北方領土とか知らないもん

それよりも、総理はお母さんも凄い金持ちで超ムカつく~



「世論」なんて、そんなレベルでしょう実際の話。







崩壊とは、知らない内にじわじわと進むものですよ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿