約7ヶ月ぶりの茶事参会。
今回は藁灰が主役の名残の茶事。
初めて見る藁灰。
御亭主が丹精込めて上げられた藁は本当に見事なもの。
たまたま、お詰から数えて3人めになった。
席入りの際、点前座での拝見が長くなる。
欠風炉(やつれぶろ)も立派で貫禄あった。
お軸も『昨夜一声雁』(だったかな?)
最近は雁の渡りなんて見る機会もないけどね。
そうなんだ、今の時季なんだ。
と、頭の中で雁の群れの渡りを想像した。
“名残”の趣向ということで、寄付の汲み出し、懐石の向付、煮物椀…
この1年を振り返るように、一人ひとりに違うものが出された。
あ、そうか。
開炉は茶の湯の“お正月”だもの。
その直前の名残の時季は“暮れ”になるのかぁ。
と、これまた体験して初めて気がついた。
ここでの茶事も4回めになる。
でも、風炉の茶事は初体験。
社中稽古で身に付いた事もあり、戸惑いはなかった。
また、茶事の所作稽古で習ったことを初めて実践する機会でもあった。
露地での歩くタイミング、席入りでの動き。
一緒に稽古しているメンバーということもあってか、息を合わせて~という感じ。
懐石料理のいただき方も慣れてきた。
自宅でせっせと懐紙をくしゃくしゃして広げて小さく畳み直したのを15枚用意。
ジプロックも袖の下にちゃんとセットしたし~。
用意はバッチリ。
初めての頃は順番ばかり気になって、料理を味わう余裕もなかったなぁ。
今回はしっかり味わい、お酒もせっせと飲むゆとりがあった。
初炭も順調。
ただ、座った位置からだと亭主の後姿しか見えない。
香を入れる際、なぜか時間がかかる。
カサカサ~。と音が聞こえる。
へ? 何の音?
香合が拝見に回って来て、やっとわかった。
なんと、ホンモノのほおずきと乾燥させたものだった。
す、すごい。
続いて、主菓子が取り回される。
この前の稽古のお題目は「お菓子のいただき方」だったらしい。
でも、早退しちゃったから~。
前のお客様の所作を観察して対応。
藤田喬平さん作のガラスの見事な大皿。
美術館にもないほど大ぶり。
水面に浮かぶ紅葉をイメージ?
中立ちあって、後入り。
(露地草履は歩きにくいし、滑るし、飛び石は歩きにくい。
行灯の光をたよりに歩くのはタイヘン!)
茶花も真っ赤な枝もの、野菊、ホトトギスなど5種。
花入も網代。壁に花の陰が長~く写ってるのがステキ。
濃茶もいただき、いよいよメインイベントの後炭。
楽しみな、楽しみな風炉中の拝見へ。
均等に揃った藁がキッチリ並べられて、真っ黒な灰形。
真ん中に炭。火の色が映えて本当に美しかったなぁ。
薄茶の頃になると、もう足が限界。
足を組み替えながら、そわそわ。
(稽古の時、「薄茶は粘る点前はしない!」と注意される意味がよっくわかった)
そして、余韻たっぷりに退室。
とても貴重な経験だった。
予め「徹底的に侘びているから、それを見てね」と先生から云われた。
確かに、「侘びとはこういうことかぁ」ということを教えてもらった感じ。
また、出てくる道具は何なのか、見極める楽しみも☆
向付が時代物と思われる見事な染付だった。
今年は美術館で磁器をたくさん見たから、見事さがわかる。
展示されてるところを見るだけでなく、実際に使わせていただける喜び。
茶入も「たぶん。。。」と思ったら、ビンゴ!
主茶碗は難しかったなぁ。
薄茶席に出た茶碗も、暗い中で見たので難しい。
“答え”を聞いて、ナルホド!とナットクできる面白み。
今頑張ってることは、確実に身に付くことなんだなぁ。
と、思えてきた、、、ような。
ちょっぴり手応え。
茶事って、とってもいいんだけど~。
お小遣いが追いつかなくて、なかなか参会できない。
やっぱ、年2回は経験積めるようにしたいナ。
その前に、稽古も頑張らないとナ。
ま、5年~10年計画で身に付ける予定なので、地道に努力したい。
今回は藁灰が主役の名残の茶事。
初めて見る藁灰。
御亭主が丹精込めて上げられた藁は本当に見事なもの。
たまたま、お詰から数えて3人めになった。
席入りの際、点前座での拝見が長くなる。
欠風炉(やつれぶろ)も立派で貫禄あった。
お軸も『昨夜一声雁』(だったかな?)
最近は雁の渡りなんて見る機会もないけどね。
そうなんだ、今の時季なんだ。
と、頭の中で雁の群れの渡りを想像した。
“名残”の趣向ということで、寄付の汲み出し、懐石の向付、煮物椀…
この1年を振り返るように、一人ひとりに違うものが出された。
あ、そうか。
開炉は茶の湯の“お正月”だもの。
その直前の名残の時季は“暮れ”になるのかぁ。
と、これまた体験して初めて気がついた。
ここでの茶事も4回めになる。
でも、風炉の茶事は初体験。
社中稽古で身に付いた事もあり、戸惑いはなかった。
また、茶事の所作稽古で習ったことを初めて実践する機会でもあった。
露地での歩くタイミング、席入りでの動き。
一緒に稽古しているメンバーということもあってか、息を合わせて~という感じ。
懐石料理のいただき方も慣れてきた。
自宅でせっせと懐紙をくしゃくしゃして広げて小さく畳み直したのを15枚用意。
ジプロックも袖の下にちゃんとセットしたし~。
用意はバッチリ。
初めての頃は順番ばかり気になって、料理を味わう余裕もなかったなぁ。
今回はしっかり味わい、お酒もせっせと飲むゆとりがあった。
初炭も順調。
ただ、座った位置からだと亭主の後姿しか見えない。
香を入れる際、なぜか時間がかかる。
カサカサ~。と音が聞こえる。
へ? 何の音?
香合が拝見に回って来て、やっとわかった。
なんと、ホンモノのほおずきと乾燥させたものだった。
す、すごい。
続いて、主菓子が取り回される。
この前の稽古のお題目は「お菓子のいただき方」だったらしい。
でも、早退しちゃったから~。
前のお客様の所作を観察して対応。
藤田喬平さん作のガラスの見事な大皿。
美術館にもないほど大ぶり。
水面に浮かぶ紅葉をイメージ?
中立ちあって、後入り。
(露地草履は歩きにくいし、滑るし、飛び石は歩きにくい。
行灯の光をたよりに歩くのはタイヘン!)
茶花も真っ赤な枝もの、野菊、ホトトギスなど5種。
花入も網代。壁に花の陰が長~く写ってるのがステキ。
濃茶もいただき、いよいよメインイベントの後炭。
楽しみな、楽しみな風炉中の拝見へ。
均等に揃った藁がキッチリ並べられて、真っ黒な灰形。
真ん中に炭。火の色が映えて本当に美しかったなぁ。
薄茶の頃になると、もう足が限界。
足を組み替えながら、そわそわ。
(稽古の時、「薄茶は粘る点前はしない!」と注意される意味がよっくわかった)
そして、余韻たっぷりに退室。
とても貴重な経験だった。
予め「徹底的に侘びているから、それを見てね」と先生から云われた。
確かに、「侘びとはこういうことかぁ」ということを教えてもらった感じ。
また、出てくる道具は何なのか、見極める楽しみも☆
向付が時代物と思われる見事な染付だった。
今年は美術館で磁器をたくさん見たから、見事さがわかる。
展示されてるところを見るだけでなく、実際に使わせていただける喜び。
茶入も「たぶん。。。」と思ったら、ビンゴ!
主茶碗は難しかったなぁ。
薄茶席に出た茶碗も、暗い中で見たので難しい。
“答え”を聞いて、ナルホド!とナットクできる面白み。
今頑張ってることは、確実に身に付くことなんだなぁ。
と、思えてきた、、、ような。
ちょっぴり手応え。
茶事って、とってもいいんだけど~。
お小遣いが追いつかなくて、なかなか参会できない。
やっぱ、年2回は経験積めるようにしたいナ。
その前に、稽古も頑張らないとナ。
ま、5年~10年計画で身に付ける予定なので、地道に努力したい。
読みながら頭の中でイメージしてみました。
私はお稽古茶事しか経験がありませんが、本番となるとまたいっそう緊張感が高まるのでしょうね。
今「侘びとは?」という疑問にかられて本を読みあさっています。それぞれの「侘び」があっていいと思うので、いろんな所で侘びを体験したいですね。
(って言いながら、しっかりおうちで錆びています。)
あら、お運び疲れでダウンですかぁ?
どうぞお大事に。
「侘び寂び」って、難しいです。
美術館などで茶道具を観たり、古い茶室見たり、利休さんが登場する小説を読んだりして、なんとなーく想像はできるものの、実際に自分自身が体験する「侘び」って、ピンと来ませんでした。
あくあさんが仰る通り、本当に、いろんな侘びの「形」があるんでしょうねぇ。
奥が深いですねぇ。
私自身が侘びに辿り着くにはあと何十年かからることやら~。