こんにちは!
あいすくむりの加勢です☆
先日の記事
の続きなのですが 「コンパウンド・プロダクトシステム」 という生産システムを取り入れることでジェラート店の売り上げは劇的に向上する・・・というお話です。
その仕組みの内容ですが、ザックリ言うと
「お店でご提供するジェラートだけでなく、卸用のジェラートを製造する。」
です。
「なんだ・・・そんなことか・・・。」
と思うかもしれませんが、店舗での売り上げよりも、卸での売り上げの方が圧倒的に高くなります。
もちろん営業活動にどれだけのエネルギーを費やすかにもよりますが、間違いなく卸販売の方が伸びしろがあります。
店舗販売での売上は、夏の土日で天候もカラッと晴れている・・・・という、ジェラートを売るには本当に素晴らしい条件が揃っても、観光地か、商業施設、繁華街などの好立地でなければ、せいぜい1日の売り上げは15万円・・・と言ったところです。
しかし、10件。20件。30件と、自社の商品を扱ってくれる取引業者が増えれば増えるほど、その売上は向上していきます。
ただ・・・
多くのジェラート店は、残念ながら 「卸」 を行うことを念頭に置かずに店舗や製造室のレイアウトを行うのです。
特に製造室です。
非常に狭いのです。
店舗だけのジェラートを作るだけなら、製造室は狭くても問題ありません。
しかし・・・
大量の商品を作るとしたら、それなりに製造室が大きい方が効率的ですし、製造したアイスを保管しておく冷凍庫も大きくなければいけなません。
また、衛生環境も同様で、
「卸」 を行ううえで最も怖いのが異物混入です。
その可能性を排除するために、それなりの施設環境・衛生環境を整えなければいけません。
あくまでも
「店舗だけの売り上げで十分やっていけるんだ!」
と、言うのであれば無理は言いませんが、
リスク分散を行うために、ある程度スタートの計画の段階で、このことを念頭に入れておくことが重要だと僕自身は思っています。
ジェラートを製造するマシンは、なかなか中古が出てきません。
なので、ちょっとした店舗でも、すぐに一千万円程度の投資になってしまいます。そんな大型投資を行ったあとに、追加投資で現場を整えようとすると、余計に多くの資金が必要になってくるのです。
何度も言いますが、ジェラートの製造・販売を行うのであれば、
「卸用」 の商品を製造し、営業をかけて売って行くことが、売上を飛躍的に向上させるための戦略であり、
その為の、施設や設備の準備をお勧めします☆
是非、参考にして頂ければ幸いです☆
(株)あいすくむり → http://aisukumuri.com/