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読書の森

オレオレ詐欺

彼岸花は不思議な花です。毎年きっちり彼岸近くに咲いてくれます。そんなに律儀なのに、何故か妖しげな雰囲気がありますね。

妖しげ、アヤシゲ、怪しげ、ゴロ合わせではないですが、ネットや携帯の普及と共に蔓延ったのが、「オレオレ詐欺」でございます。

実は私オレオレ詐欺であろう(引っかからなかったので確認出来ませんが)電話を受けた事が二回あります。
いずれも持家に住んでた時代、固定電話で受けてます。


リーン
「はいXXでございます」(当時は電話のマナーで先ず自分の名前を名乗る習慣がついてました)
「ああ、俺だけど」
「何ですか?失礼ですが、お名前をおっしゃって下さいませんか」
「俺、俺」
「、、、」
「分かんないかなあ、俺」
「あのう、オレって方は存じ上げません」
(私本気で困ってます。何せこんな変な電話初めてなので。俺なんて言う相手は皆無ですし)
相手は業を煮やしてガチャンと切りました。

当時横浜で家を購入したばかりの40代の私、多分顧客名簿かなんかを入手して(年代不明の筈)息子かなんかに間違えないかと期待したんでしょう。
これってオレオレ詐欺の初期の時代。



次は持家を売却した当日のオレオレ詐欺の電話。
これも当日の行動を調べたのが丸わかりです。
「はいXXでございます」
「XX様でいらっしゃいますね。いつもお世話になります。O銀行です」(当日立ち合った銀行)
「こちらこそ」
「失礼ですが、XX様はC様名義の口座をお持ちではないですか?」
「はあ??」

「当銀行の口座を複数お持ちでは」
ここで、ちょっとおかしいと思い始めます。何故夜もふけたこの時間(勤務外)にかけてくるのか?
他人名義の口座を持つのは違反なので、突っ込もうというのは分かるが、そんな事は電話で聞くより文書で問いただすのが本筋ではないか。
母と住む家の代金を次出さねばならぬ私、そんな余裕はないしね。
「あのう、そのC様ってどこのCさんなのですか?覚えないので教えてください。興味あるんですが、教えて」
ニヤニヤして私尋ねてしまった。
何故かそこで電話は突然切れました。

要するに脅して罰金取るつもりだったのでしょうか?



今は哀れな事に、その頃の持家も預金もございません。オレオレ詐欺の電話もずっと皆無でございます。

敵さんは相当嗅覚が鋭いのでしょうね。


オレオレ詐欺とは直接関係ないけど、ネット上の情報しか見えない相手(ブロ友さんとは全然関係ありませんが)、が本当の知り合いかどうか、疑心暗鬼になられた事ありませんか?

美味しい情報を流されたとしても、顔の見えない肉声の聞けない相手を、お婆さんは先ず疑ってしまいます。

懐かしい本物の顔がみたい、本物の声が聞きたい、コロナ禍でございます。






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