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慰霊施設苫小牧周辺に 道アイヌ協会、有識者懇で要望へ (北海道新聞)

2009-05-29 06:45:00 | アイヌ民族関連
慰霊施設苫小牧周辺に 道アイヌ協会、有識者懇で要望へ (05/29 06:45)
 道アイヌ協会は、北大や東大などに研究目的で保管されているアイヌ民族の遺骨を慰霊する国営施設を、苫小牧市周辺に設置するよう国に要望する。首相官邸で二十九日に開かれる政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」で加藤忠理事長が求める。

 加藤理事長は昨年九月の同懇談会で慰霊施設設置を要望したが、設置地域には言及していなかった。アイヌ文化の継承や研究の拠点となる施設の併設も合わせて求める。

 道アイヌ協会は五月の総会で、設置場所について「海、山、川の環境が整っており、新千歳空港に近く交通アクセスが良い」として、苫小牧市周辺に求めることを決めていた。

 アイヌ民族の遺骨をめぐっては、昭和初期に北大の研究者が墓を掘り返すなどして集めた約千体分を、同大がずさんに管理していたことが一九八〇年代に発覚し、問題化した。札医大や東大、米国、英国、ロシアの博物館などにも保管されているという。同協会はこれらの遺骨の返還を求めるとともに、施設で一括して慰霊したい考え。

 加藤理事長は「併設する文化施設はアイヌ民族以外にも開放し、アイヌ民族と和人の共生の象徴にしてほしい」と話している。





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