藍の海

オリジナルイラストを中心に、鉛筆描きマンガやらくがきメインに更新中。
<無断転載禁止>

大晦日の日に。

2005-12-31 20:34:02 | ●日記
かなりお久し振りの更新です・・・。

気が付いたら随分と経っていました。
更新しようと思いながらその気になれず、気が付けば今日は大晦日。
言い訳も空しい。
せっかくなので(?)まとめてここ2週間の出来事でも書きたいと思います。

まずは、16日金曜日。
出品した「クリスマスイラスト展」の出品者用(?)クリスマスパーティーに参加してきました。
久々の遠出でしたが、思っていたより落ち着いて目的地にたどり着く事ができました。
・・・とはいえ、初めての場所へ行くのはやはり苦手です。
沢山の出品作品を見る事が出来、またビンゴで2番目にビンゴとなり(珍しく)景品を貰う事も出来、インストラクターの方々に自分の作品の批評をして頂いたり、と予想より収穫があり「行った甲斐があった」という感じでした。
そして、一つびっくりな事が。
なぜか、「和田義彦さん」という画家の方に声をかけられ、「挿絵を描いてみないか」と電話番号を渡されました。
・・・全然絵のジャンルが違うのですが・・・?
本当に、なぜ声をかけられたのか謎です。
忙しいらしく、すぐに帰ってしまいましたが、とりあえず現在やっているというその方の展示会(?)へ行く事にしました。
帰宅後、勢いで電話をしました。(今思えば、なぜこの時電話をかけてしまったのだろう・・・という感じですが)
「電話をしてっていうのは、僕の事を知ってもらった上で準備が出来たらって意味だったんだけど」
と言われ、自分の知識の無さを嘆きました・・・。(常識だったのかも・・・)
「忙しい」を強調するところや、自分の凄さを語るところ等から、苦手だと思いました・・・。
ですがまた勢いで、翌日17日にその方の展示会に行きました。(茨城にあるつくば美術館)
恐れ多くも、私はその方を全く知らず、それでもずうずうしく訪ねていきました。
その日はたまたまトークイベントがあり、到着前に「やっぱり駄目だ、恐い。できれば会いませんように・・・」等と怖気づいてしまったのですが、館内に入ったとたん和田先生とばったり・・・。
「イベントが終わったらカフェで待っててください。」と言われ、流石にもう後には引けなくなり、展示されていた絵をじっくりと見て、イベントに参加。
改めて凄い方だと知り、さらに引き気味に・・・。
終了後、カフェで和田先生に持参したイラスト数点とクロッキー帳を見ていただきながら話をしました。
話の内容は「どういう理由で通信にしたか」や「自分が目指しているもの」「最近見ているテレビ番組」など。
絵については、ジャンルも違いすぎるし厳しいだろう・・・と構えていたのですが、意外にも「上手だね」と褒めて頂けてびっくりでした。
最後に「このイラスト預かってもいい?」と言われ、これまた勢いで1枚のカラーとクロッキー帳を預かっていただいてしまいました。
「ジャンルが違うからわからないけど、そういう関係の人に会ったら見せてみるよ」と言っていただけたのです!
思いもよらず、興奮のまま帰宅。
預かっていただいたカラーが初めて賞を頂いたものだったので、結構後悔しましたが(あとでコピーをファイルにまとめる手もあったというのに・・・)、万が一にかけてみるのもいいか・・・と。
今後会うことも無いかもしれませんが、今回の経験は色々な意味で刺激となったので、それだけでも良かったのだろうと今は思います。
「何故私に声をかけたのか」については、「何か光るものがあるように見えたから」だそうですが・・・声をかけてくださったのが私の絵を見る前だったので、それははたして絵に関してのものなのか・・・。
そうである事を願います。(苦笑)
そして、そうだと信じて頑張りたい。

19日月曜日は、祖父のお葬式でした。
記憶のある内では初めての。(うんと小さい頃にあったそうですが、さっぱり覚えておりません。
生まれて初めて、亡くなった人間の姿を見ました。
それ自体がかなりショックでした。
けれど、棺の中の祖父は意外と穏やかな表情で、それこそただ眠っている様で、これから火葬するなんて・・・とても嫌な感じでした。
葬儀中、親族代表で私の父が挨拶をしたのですが、原稿を持つ手は振るえ、声もいつもとは違い、涙ぐんでいて、この時初めて「ああ。祖父は父の父親なのだ。」と実感しました。
2人がまともに会話している姿を見た事が無かったので。
火葬の間、待合室で親戚のおじいさんが段差で足を滑らせ頭から倒れてしまい、頭を切るハプニングがありました。
たまたま倒れる瞬間を見てしまい、一瞬頭が真っ白になりました。
いとこが医者だったので素早く対応し、病院もすぐ近くだったのであっという間に救急車で運ばれていきました。
驚いた・・・と言うよりあきれてしまったのは、葬儀を行ってくれたお坊さんが赤ら顔で近くのおじさん達とにたにた笑いながら話していた事です・・・。
「俺の仕事じゃない」とか何とか・・・。
確かにそうかもしれませんが、何ですかその態度は。
目の前で人が怪我をしたというのに、笑っているとは・・・
信じられません。
しかも、仕事中にもかかわらずお酒を飲むなんて!
「この後お通夜なんですよ。」と言っていましたが・・・その親族の方々に対し、失礼だとは思わないんですか。
他にも、葬儀中に話しているおばさんもいたりして・・・かなり腹が立ちました。何だか微妙な後味となりました・・・。
怪我をしたおじいさんは、食事の頃には戻ってきていて(大事には至らず)帰る頃には一人で歩いていたので、ほっとしました。
何年振りに会うかわからないいとこにお小遣いを貰ってしまい、さらに微妙・・・。
「おじさん(私の父)に奢ってもらうから。」
・・・それにしたって・・・。 

それ以降は特に大きな出来事は無く、穏やかに本日・大晦日を迎えております。
昨日大慌てで課題を仕上げ(何としても今年中に出そうと)、ギリギリで郵便局に行きました。
卒業が近いので、とにかく今すぐ出さなければならなかったのです。
今回の課題は、「集合写真仕立てで家族をコミックタッチで描く」というもの。
サイズが大きかったのと、私達を知らない人が見ても面白くないだろう・・・というのでアップするのはやめました。
母には大うけでした。(そんなに笑うか!という程。)
まとも(?)に似顔絵を描いたのは初めてでしたが、ちゃんと似せる事にも成功し、なかなか楽しかったです。
・・・でも、これは家族だからこそ、かもしれません。  

今年1年を振り返ってみて・・・皆様はどうでしたか?
私は、一言で言うと「色々あった1年」でした。
挫折、自動車免許取得、初めてのバイト、人生最大のスランプ、洗礼、お葬式・・・。
マンガ投稿はたったの1回に終わりましたが、人間的な何かに多少の変化はあったのではないか、と思います。(そうだと良いのですが・・・)
マンガを描く目的(楽しいから描く)を再認識出来たので、結果的には良かったのでしょう・・・。

長すぎです。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
新年のお祝いは控えさせて頂きますが、皆様にとって幸せな1年となりますよう、お祈り申し上げます。
              

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
目に見えるもの 見えないもの 大切にしたい その世界。 (雄飛)
2005-12-31 23:30:47
一年間数々の文章、絵を見せていただき、どうもありがとうございました! こうして書き込むだけでも自分の心の中で表\現しきれない世界が広がっていくようです。 どうやらお知り合いの先生が言われた光るものがあるというのは本当なのかもしれませんね。絵心のない自分が言うのはなんですが、これからも見える世界も見えない世界も描き続けて下さい。描く前の世界が無限大であるならば、描く世界もまた無限大であるはずです。その可能\性もきっと。世界に数多ある芸術性の高い作品は、作者が亡くなっても輝いている。きっと見てくれている人も沢山いますから。
返信する
お久し振りです。 (青海 藍)
2006-01-02 18:37:28
わざわざコメントありがとうございます。

今年こそは、もっと頻繁に日記も絵も更新していきたいと思います。

楽しく描く1年にしたいです。

そしてそれを、この場で表現していきたいものです。



雄飛さんも、頑張り過ぎない程度に色々な事を吸収していってください。(また生意気な・・・すみません。)

それでは、良いお年を。

返信する
調べてみたほうが… (うほっ)
2006-05-31 14:39:26
2005-12-31 20:34:02 の記事拝見しました。





>最後に「このイラスト預かってもいい?」と言われ、これまた勢いで1枚のカラーとクロッキー帳を預かっていただいてしまいました。



既にご存知とは思いますが、和田氏には盗作疑惑がかけられています。もしかしたら、あなたのこのときのイラストも 既に盗用されているかもしれません。

調べてみられた方がいいと思います。
返信する
ありがとうございます。 ()
2006-06-01 21:27:52
わざわざコメントを頂き、ありがとうございます。

そ、そうですか・・・

でも、どう調べていいやら・・・

とりあえず、このときのクロッキー帳は戻ってくることは無さそうですね・・・。

その辺に放置されている事を祈ります。
返信する

コメントを投稿