あいち沖縄会議

「普天間基地」撤去~辺野古に新基地いらない~
定例街宣~第3日曜日栄ラシック西側にて午後4時から~

2007年4月7日 連続学習会第2回

2007-04-07 | 記録
 辺野古に人殺しの基地を作らせないための   【 連 続 学 習 会 】

▼第2回 4/7(土)18:30- 埋蔵文化財調査問題と基地建設
 講師:安里 嗣淳(元沖縄県立埋蔵文化センター所長、考古学者)
 会場:なごやボランティアNPOセンター第一研修室  

  米軍普天間基地の移転先として予定されている辺野古のキャンプ・シュワブ。そこには、沖縄の原始古代の貴重な遺跡が散在しており、今、新基地建設に向けた調査が進められようとしています。
 ところが、調査に関する情報公開度が大変低く、琉球列島の先史時代をひもとく重要な文化財が破壊される可能性が高まっています。
 沖縄の考古学者の重鎮、安里嗣淳さんから、建設予定地にある遺跡がどんなものなのか、遺跡調査はどうあるべきか、などについてお話をうかがいます。 

★★埋蔵文化財と沖縄の新基地建設についてのアピール★★
本日、私たちは考古学者・元沖縄県立埋蔵文化財センター所長の安里嗣淳さんをお招きして学習会を行いました。
沖縄では、米軍普天間飛行場の移転先として日米両政府が予定している辺野古のキャンプ・シュワブにおいて、埋蔵文化財の分布調査が進められようしています。
新基地建設の予定地に存在が確認されている遺跡の中でも、思原遺跡は原始古代の人々が住むことの多かった海浜砂丘にあることから、最も注目すべき遺跡の可能性があるといわれています。九州の縄文人が沖縄への渡来した頃の最古の新石器時代の文化層、九州弥生社会との貝殻交易を展開した時期の文化層、そして琉球王国にいたる経済と社会の変革がどのようになされたかを解明する手がかりとなる7-10世紀ごろの文化層の発見の可能性を秘めているといわれます。はるかな遠い時代にこの地にくらし、歴史と文化を育んできた先人たちが残した貴重な文化遺産がどのように取り扱われていくのか私たちは知りたいと思います。
 沖縄の米軍基地は「人間の住みよい場所」にあり、多くの遺跡が存在します。かつて基地内の遺跡調査が行われましたが、行動範囲が制限され、十分な調査が行われていません。
この機会に米軍基地内埋蔵文化財の十分な分布調査が行われることが大切だと考えます。
そして建設による破壊を前提とするのではなく、分布調査の過程とその結果を公開し、基地内に残された貴重な文化財をどのように伝え、生かしていくかについて、地元住民をはじめ一般市民や教育関係者、専門分野の研究者とともに検討し、協議していくことが必要だと考えます。
米軍は沖縄戦後「銃剣とブルトーザーで」住民の土地を取り上げ占領し続けています。沖縄の基地はかつてはベトナム戦争の出撃基地となり、今、イラクへの出撃基地となっています。沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落した事件は、沖縄県民は危険な中で暮らしていることを改めて認識する出来事でした。沖縄では日常生活が米軍の起こす事件、事故の脅威にさらされています。
本土で暮らす私たちは、沖縄の現実に心を寄せ、先人たちの歩みに学び、平和を願う人々と共に、一人一人ができることから行動していきます。
2007年4月7日

NoBase辺野古☆名古屋
命どぅ宝あいち
有事法制反対ピースアクション
アジアボランティアネットワーク東海・沖縄クラブ
日本聖公会中部教区沖縄プロジェクト
東海民衆センター
不戦へのネットワーク
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会
第二回連続学習会「沖縄の原始古代と米軍基地内遺跡」参加者一同