弁当日記

ADACHIの行動記録です。 
青年海外協力隊で2006年4月からバングラデシュに2年間住んでました。

イード ムバラク!(断食明けおめでとう?)

2007年10月14日 | バングラデシュで(JOCV)
10月14日

イード ムバラク。
断食を終えて交わすお祝いの言葉。
日本だと、あけましておめでとう位の意味です。
アラビア語?イスラム教の宗教的な言葉だけど、お祝いなので仏教とも言うし、
ヒンドゥー教徒も言います。

昨日の夕方、「明日はダワット(食事なんかのご招待)するからうちの実家に来い」
と言われて一緒に行くことに。
家の近所のチャドカン(喫茶)の店主の家に行くことに。

朝6時過ぎ、店の前のモスジット集合。
と言われ起きた朝の5時50分。
雨が降っていて、とても眠い。

6時10分過ぎにモスジット前に行くと、待ってましたとばかりに、モスジットの中へ。

一応、イスラム教のお祝いの日なのでパンジャビを着ていましたが、モスジットの中
に入ることは予想外。
そうそう勝手に入る場所でもないですしね。

一番奥まで連れてゆかれてまずしたことは、バングラデシュに旅してきていたほかの国の
イスラム教徒(マレーシア、タイ)の人との朝ごはんでした。
朝ごはんと言ってもお祝いの日のメニューなので「朝からミスティー(甘いお菓子)」
シェマイという甘く煮詰めた、麺を食べます。
自己紹介するときも仏教徒だよ、と言いましたが特に問題は無いということで、
片言の英語でお話。
イスラム教の方々なので、ドンノバッドと言えばありがとうと通じるのがありがたい?ところ。

で、朝ごはん?を食べ終わったら、お祈りの時間。

広間に行って、みなで並んでお祈り。
自分はイスラム教徒ではないので外で待つか尋ねたら、一緒にお祈りすればいいよ。と
言われて一緒にお祈り。

さすがに「アッラー イーラッハー」と言うわけには行かないので、
(※イスラム教に入信する際に唱える文句。)
お祈りの所作を見ながら同じ動作をしてお祈り終了。
お祈りの文言はアラビア語なので、さっぱりわからない部分もありますが、説教はベンガル語
なので、なんとなーくはわかります。

さぁ、出かけようと言うときに、モスジットの偉い人からダワット。
モスジット内の小部屋でトルカリ(いわゆるカレー)とポラオ(ぱらぱらのお米で普通のお米より良い)
をいただきました。
近所に住んでいるけど会わないねーなんて話をしました。
で、偉い人の弟さんは東北大学に居たことがあったそうで、日本からの援助のこととかJICAのことを
知ってました。

さて、朝6時に家を出たのに町内に9時まで居まして、移動。
雨が上がっていたのが幸いです。

イード当日の移動で、交通手段あるのかな?
と思っているとバススタンドからは少なくない量のバスは走っているみたい。
シネマパレス(映画館のある場所)というバス停留所からコックスバザール方面行きの
バスに乗り小一時間。

ポティア タナ(ポティア郡)の村へ。


普段街中に居るので村の光景は珍しいと言うか、落ち着くと言うか。
リキシャもCNGも少ないし、クラクションが聞こえません。
鳥の声が聞こえる!(街中はからすの鳴き声がおおい)

日本からしたら不思議かもしれませんが、三毛作も出来るバングラデシュでは、
今の時期稲が青々と育っています。
実際豊かな穀倉地帯なんですが、人が多すぎるんでしょうね・・・。


家についてから出されたもの、ミスティコムラ(みかん、オレンジ)のジュース。
シェマイ(甘いおかし)やらホームメイドのものから甘い!というもののオンパレード。
ベンガル人は甘いものが大好きなので、味覚が・・・。
渋いお茶もないし。

辛いものを食べたときは甘いものを食べると、口の痛さが直ると言いますが、
バングラデシュで辛い!といえば、砂糖壺が出てきます。

家族の紹介をしてもらったんですが、おじいさんのチッタゴンバシャ(方言:チッタゴン語)
は4割くらいわかりませんでした(笑
辞書でも作んないとわかんないよ。ほんとに。

イードムバラクと言う挨拶、3回のハグがこの時期の挨拶です。
※女性にはしません。


で、親戚の家周りにも一緒に出かけて、ジャパニ ボンドゥー(日本人の友人)と紹介されました。

田舎はいいですね。
チンチュンとか、はやし立てたり悪戯しかけてくるのが居なくて。
なんで都市部はカラップ(悪餓鬼、いたずら者)なのがおおいのか・・・。


家に行くたびに甘いものを出されて、ご飯を食べる前におなかがいっぱいになりそうです。

きっと断食明けで昼間にご飯が食べられる喜びって感じているんでしょうね。
盛大に食べてます。
野菜のトルカリ、魚のトルカリ、鳥のトルカリ、みーんなうまい。
そういえば最近トルカリは食べてなかったせいかな?


夕方、別のハンドボール関連の家のダワットがあって、行ってきました。
こっちはミスティーだけ。でもいっぱい。


左上、チョットポティ、(煮豆で作った少し辛い食べ物)
左中、ヌードル    (麺を細かく折って、ゆでて炒めたもの)
左下、チッットポティのタレ(タマリンドなどで作る酸っぱいタレ)
右上、キール (お米と牛乳で作るお菓子)
右中、カスタード(カスタードパウダーを溶いて、果物にかけたもの)
右下、シェマイ(お米で作った麺を甘いタレで煮たもの)

ミスティーだけでお腹が膨れますよ。



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