■見出し(2012年2月10日) No2012-8
◯イスラム教徒も安心メニュー 別府に開店
◯売上高1300億円をつくってきた商売の仕組み
◯こんにちは:岐阜モスク・ムスリム文化センター代表、シャフィクル・ラハマンさん /岐阜
◯ハラルレストラン開店/留学生OBが経営
◯英語の先生は“失業者” 日比つなぐネット講座
◯バングラデシュの市長が震災復興支援 「ホワイト&イエローリボンバッジ」に協力
◯バングラデシュで30円カット (822KB) / 安藤裕二
◯ダッカ・チッタゴン(バングラデシュ)において火災調査およびセミナーを開催しました
■イスラム教徒も安心メニュー 別府に開店
http://www.oita-press.co.jp/print.php?print_type=localNews&print_first_genre=&print_second_genre=&print_news_id=2012_132840980006
(大分合同新聞 2012年2月5日)
別府大学の卒業生で、バングラデシュ出身のエムデ・モンズール・イスラムさん
(32)が3日、イスラム教徒が安心して食べられる食材(ハラルフード)を使
った食事を提供するレストラン「ユーシャ」を別府市若草町にオープンさせた。
全ての食材がハラルフードのレストランは、県内初という。
2008年に大学を卒業後、別府で暮らす留学生の生活をサポートしようとハラ
ルフードの食料品店「アジアンフード」を同市若草町に開いたモンズールさん。
イスラム教徒である自身が、留学生活の中で宗教の戒律による食事の問題に直面
したことを受け、後輩には同じような苦労をさせたくないという思いから店を開
いた。
「食料品店ができたことで留学生が自炊できる環境は整ったが、安心して外食で
きる店がない」と感じていたことがきっかけとなり、留学生も外食が楽しめるレ
ストランを店の隣に開店することにした。
チキンやビーフ、マトン、野菜など種類が豊富で辛さの調節もできるカレー類を
はじめ、インドやバングラデシュ、パキスタンなどの伝統的な料理のメニューも
充実。インド人シェフが作る本場の味を留学生はもちろん、日本人にも安い料金
で気軽に食べてもらおうとランチメニュー(500円から)も用意している。
「留学生が生活する上での困り事はまだまだある。これからも留学生の助けにな
る仕事をしていきたい」と話している。
レストランは午前11時〜午後3時、午後5時〜同10時まで。月曜定休。問い
合わせはモンズールさん(TEL080・3952・3560)まで。
■売上高1300億円をつくってきた商売の仕組み
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120127/226583/?bv_ru&rt=nocnt
(日経ビジネス オンライン 2012年2月6日)
最近バングラデシュに行ってきました。まず、その時の体験について皆さんに少
しお話したいと思います。
◆マイクロファイナンスの創始者、ユヌス氏に出会う
ムハマド・ユヌスさんをご存知でしょうか。アジアの最貧国といわれるバングラ
デシュのグラミン銀行の総裁で、5年前にノーベル平和賞を受賞されました。
被災地とバングラデシュは、これから立ち上がろうという面では同じ状況ですか
ら、そのバングラデシュで立ち上がった1つの事業の例としてグラミン銀行のお話
をしたいと思います。
バングラデシュで貧しい人達が事業を起こしたい、と考えたとしましょう。銀行
は当然お金を貸さない、担保もないという状況のなかで、ムハマド・ユヌスさん
は「マイクロクレジット」という融資方法を考案しました。要するに小口の事業
融資です。簡単に言うとサラ金ですね。バングラデシュは非常に貧しい国です。
普通にサラ金をやれば、お金は返ってこないですね。
そこでユヌスさんは、2つの条件を満たすと踏み倒されないことが分かったのです。
そのノウハウを編み出したのです。
◆5人組の女性に無担保融資、回収率98%
1つは集団責任。5人組に貸します。同じ地域で5人組を作ると裏切らないのです。
これを裏切ったら、村八分になりますよね。自分の住むところをなくします。で
すから、1人が挫折しそうになってもみんなが助ける。その結果、融資の回収率が
なんと98%です。すごいですね。担保も無しで98%も返済されるのです。
そしてもう1つの条件は、女性限定です。男性はダメなのです。女性は約束を守る
そうです。ユヌスさんは同じ村に住む5人組の女性にお金を貸して、貧しい人達へ
の少額融資銀行を成立させたのです。
それでは、なぜ彼がノーベル平和賞を受賞したかというと、通常のビジネスでは
なく、ソーシャルビジネスだったからです。ソーシャルビジネスとは何か。今は
世界60カ国の大学で研究が始まっている新しいビジネスの形態なのです。
NGOという組織がありますね。これは寄付を集めて、世のため人のために良いこ
とをしましょう、ということですよね。株式会社というのもあります。これは出
資してもらい利益を出して、そのお金を出資してもらった人、いわゆる株主に配
当するという形態です。
ソーシャルビジネスというのは、この真中にある形態です。株式会社なのです
が、儲かったお金は世のため人のために使います。出資した人は自分の出資した
分しか取ってはいけません。それ以上、会社が儲かったら全部世のため人のため
に使いなさい。つまり、配当は世の中が良くなっていくこと、というルールです。
世の中に貧しさがなくなっていくこと、それこそが配当だという考え方なんのす。
この形態が非常に面白いのは、企業として大事な、納税と雇用を生み出しなが
ら、なおかつ社会に貢献していく。新しいビジネスモデルなんです。同じような
目的を持っていても、NGOは基本的に納税と雇用を生みません。儲からないので税
金を払わないし、雇用も広がらない。
このソーシャルビジネスを世界に広げているのがユヌスさんです。この方が4カ月
ほど前に来日されました。その時にパネルディスカッションがあり、私もパネラ
ーとして参加しました。たいへん盛り上がった、楽しいイベントでした。
◆バングラデシュに「和民」を作り、人を育てる
それから1カ月くらいしてユヌスさんから長い長い手紙が来ました。いっしょに
バングラデシュでソーシャルビジネスをやりましょう、と書いてありました。「
日本であなたの店へ行きました。あの店を是非バングラデシュでやってください」
という手紙です。これには途方にくれました。だって、バングラデシュで和民が
流行るわけないですよね。
でもさすがにノーベル平和賞受賞者です。読み進めていくと、「バングラデシュ
は1億7000万人の人口があり、1%に当たる170万人の金持ちがいます。この金持ち
だけを相手に和民を1、2店やってください」というのが彼の最初の要望なわけで
す。でも本当は、彼にとって金持ちは眼中にないのです。
「バングラデシュで和民を作ったら、人を育ててください。もしくはバングラデ
シュの店を基地として、海外の店で研修させてください。そうすれば、今までサ
ービス産業や外食産業を知らなかったバングラデシュの人が、外食産業を知るよ
うになります。その人達が新しい業態のお店、和民ではないもっと客単価の安い
店を作れるようになったら、独立させましょう。グラミン銀行が融資します。そ
の結果、バングラデシュ全体に外食産業が育つでしょう。そこで雇用が生まれる
でしょう。納税も生まれるでしょう。サービス産業をベースにこの国を発展させ
ましょう」。これが彼の狙いなのです。素晴らしいですよね。
ただ、ワタミも上場企業ですから、これを全面的にやるかというと、なかなか
難しい。それでワタミインターナショナルという香港にある子会社がバングラデ
シュのソーシャルビジネスとフランチャイズ契約を結びます。つまり、株式会社
がソーシャルビジネスとお互いにうまくいく仕組みを作ったわけです。
通常は株式会社がソーシャルビジネスをやったら損だと思われています。でも、
普通の会社が外食産業なんて絶対にできないバングラデシュに出店できる。もし
1億7000万人のうち、富裕層が10%に拡大したら、この会社は10店や15店の和民が
できる。つまり、ユヌスさんと組むことで、バングラデシュでの先行者利潤を取
ることができるのです。
大事なのは、事業は払うばっかりではダメだし、貰うばっかりでもダメだとい
うことです。皆が得をする。それでバングラデシュも雇用が生まれ、産業が生ま
れ、そしてソーシャルビジネスによって、たくさんの経営者が生まれ、たくさん
の従業員が生まれ、なおかつ、ワタミも最終的には収益を上げられる。つまり、
全部がうまくいくという事業モデルを作っていかないとダメなのです。
◆喜ぶ人がたくさんいる事業はうまくいく
これから事業をしたいと思っているなら、自分だけが得をするという考え方で
はダメです。自分も得をする、お客さまも得をする。売り上げというのは、お客
さまからのありがとうが集まっている量ですね。売り上げが上がるということは、
お客さまもそれだけ喜んでくださっている結果です。そうでなければ長続きしま
せん。つまり、売って喜ぶ、買う人も喜ぶ。なおかつ原材料を供給している人も
喜び、その地域も喜ぶ。喜んだ人がたくさんいる分だけ、事業はうまくいくので
す。
自分が嬉しいか、嬉しくないか。これからの事業を考えるときに、それもまず
大事でしょう。でも、買う人が喜んでいただけるのかを考えてみてください。喜
ばなければ事業の継続性はないでしょう。自分の事業が広がることで、どれだけ
の人に喜んでもらえますか。どれだけの人を幸せにできますか。どれだけの人か
らありがとうをもらえますか。これらのことは、実は事業を考える上で非常に重
要なポイントだと思います。そういうことをバングラデシュに行って感じてきま
した。
◆儲かる仕組みとは何か
ここからはビジネスモデルのお話をしたいと思います。
事業とは、儲かる仕組みの有無が非常に重要です。小さな会社も大きな会社も
同じです。では、儲かる仕組みとはなんでしょうか。
売り上げ(お客さまからのありがとう)から経費を差し引いた残りが利益です。
どんな事業でも同じでしょう。売り上げは何かというと、「価格」×「数」です
ね。この価格は、お客さまが笑顔で買ってくれる最大値。これが価格です。
外食産業でいうなら、1人あたり2000円の単価で100人来店したら、売り上げは
20万円です。化粧品なら、1000円の商品が1万個売れれば、売り上げは1000万円で
す。これがマーケティングの基本なのです。
価格と、その時に売れる見込み数の積を売り上げとして、その売り上げを生み
出すためのコストを計算した上で、利益が出るかどうかを考える。これは、つま
り損益計算書(P/L)の世界です。多くの経営者は、このP/Lを考えます。売り
上げはいくらなの、利益はいくらなのと。
もう1つ考えなければならないのは、売り上げを生み出すためにいくらのお金を
使って、いくら戻ってきたのかという貸借対照表(B/S)の世界です。すごく大
事です。B/Sは難しいように思われますけど、実は簡単です。どうやってお金を
集めて、どう使っているのか。そのバランスが取れているのかを示しているだけ
なのです。
ビジネスモデルは、この2つを考える必要があります。1億円を投資して2億円の
売り上げなら、資本の回転は2回ですね。そのときに利益が売り上げの20%(400
0万円)あったとしたら、投資した分が1年間で40%戻ってくる計算になります。
つまりこの事業は2年半で元が取れるのです。実際には、利益の半分を税金として
払うことを考えると、結果として5年での回収になります。ワタミでは外食1店舗
につき5年での回収を目安にして、売り上げと経費を計算して、利益が20%になる
ような価格と経費でできるかをまず考えます。
よく儲かる仕組みがあるかどうかと言うでしょう。外食サービス業において儲
かる仕組みの基本は、売り上げに対して20%の利益が出る構造になっているのか
と、年間の売り上げに対して半分の投資で済むのかどうかです。実は介護も宅食
(高齢者向け宅配事業)も、ワタミは全部この基準で動いています。
おそらく20年先、30年先の事業を見越すことは難しいと思います。最近はもの
すごく変化が速い。今のこの非常に速いビジネス環境の変化の中では、事業の元
を取るには5年が限界ですね。そうしたときに、投下資本に対する売り上げが2倍
で、売り上げに対する利益率が20%。つまり、投下資本に対する利益率は40%。
このくらいの数字が出せるビジネスを作っていかないと、競争に勝てないのです。
儲かる仕組みというのは、こういうことです。
◆経営の仕事は3種類ある
経営とは何かを3つに分けて考えていきたいと思います。
1つ目は営業です。売ることです。一生懸命に売る。2つ目は管理です。例えば
経理や財務、人事、総務といった守りの仕事です。3つ目は営業推進です。例えば
マーケティングとか、商品企画、立地開発、物流。結構みなさん忘れがちですが
大事な仕事です。
実は会社が伸びていくときに大事なのは、営業推進です。例えばブランドを作
るにはどうするのか、商品にどういった特性を与えたら売れるようになるか、物
流をどういう仕組にするのか。店舗の立地などもそうですね。つまり「売る」と
「守る」の間に実は経営があるのです。本当に難しい。だから、自分の会社にと
っての営業推進は何か、この部分を学んだり、プロから教わることはとても大事
なのです。
ワタミでの「売る」は、「お客さまの奴隷になれ」という感じでやっています。
管理は、そんなに難しくない。経理・財務は誰がやってもたいして変わらない。
世の中の給与計算はそう変わるものではありません。しかし、営業推進の仕事に
は人材開発もある。人材をどうやって育てるのか、どう教育していくのか。それ
も営業推進の仕事になっていきます。
ワタミでは営業は問題ない。管理も問題ない。営業推進については、それぞれ
にトップコンサルティングを付けました。その代わり1年しかやらなかった。1年
契約と決めて、徹底的に学びました。この営業推進は非常に大事な仕事です。
◆権限委譲を進める
社長1人で先頭を走り、成長を引っ張っていく会社で、どうやって権限委譲をし
ていくか。最初に権限委譲しなければならないのは、管理です。誰がやってもで
きるのですから。でもここで間違えやすいのは、管理を任せ切ってしまう経営者
が多い。分かって任せるならいいです。しかし、自分が数字に弱いから、と任せ
るのは絶対ダメです。私は、数字が全部読めて、自分で決算書が作れるようにな
ってから、初めて任せられた。経理は全部自分で分からないとダメです。
次は営業推進。これは間接管理ができるので、ナンバー2に任せる。トッププロ
を付ければいいのです。実は、この営業推進に経営者が入り込むと、会社は守り
に入ってしまいます。やはり商売は売ってなんぼです。売り上げ10億円のときに
は利益は出なかったが、20億円になったら利益が出るということがあります。固
定費は、10億円売っても、20億円売っても同じ金額でまかなえるという仕事がい
っぱいあります。
私の場合は、最初に管理を任せた。次に営業推進を任せたけれど、プロを付け
て半分任せたような状況です。営業だけは手放さなかった。これが私のマネジメ
ントで、1300億円の売り上げを作ったプロセスなのです。
(取材構成、写真:村上昭浩)
■こんにちは:岐阜モスク・ムスリム文化センター代表、シャフィクル・ラハマンさん /岐阜
http://mainichi.jp/area/gifu/hello/news/20120206ddlk21070006000c.html
(毎日新聞 2012年2月6日)
◆イスラム理解深めて−−シャフィクル・ラハマンさん(45)
岐阜市内北西部に車を走らせると、白く丸い屋根の建物が見えてくる。同市古
市場町にある岐阜モスク・ムスリム文化センター。出迎えてくれたのは代表のシャ
フィクル・ラハマンさん。豊かにたくわえられたひげが印象的だ。
バングラデシュで生まれ、イスラム教徒である父と母のもとで育った。98年
に岐阜大の留学生として来日。岐阜大を留学先に選んだのは、本国の先輩の影響
だった。「10月にこちらへ来たんですが、12月に降った大雪にびっくりしま
したよ」と振り返る。微生物工学を専攻し、博士号を取得。学業の傍らでモスク
の運営にも携わり、07年のモスク設立にも立ち会った。32歳で結婚し、現在
は妻と3人の子どもたちと暮らす。長男ライアヌル君(12)と次女サミヤちゃ
ん(5)は日本生まれだ。
モスクでは毎週金曜日に「集会礼拝」が行われる。バングラデシュやインドネ
シアなど、県内に住む13カ国、約100人が礼拝に訪れる。01年の米同時多
発テロ以降は、イスラム教に対する理解を得たいという思いが強くなった。「信
仰する、しないではなくて、単純に文化を知ってもらえたら」と話す。岐阜モス
クでは、月に1回、モスクの見学やエジプト料理の食事会などを行う「文化交流
会」が企画されている。
祖国を離れて13年。学生時代は、自身の論文の発表で全国各地を走り回った。
「岐阜は本当に住みやすい町」と話す。2年前に家族で高山市や白川郷を訪れた。
「飛騨牛は食べられないんですよ」と、少し残念そうな顔を浮かべた。イスラム
法にのっとった肉(ハラルフード)しか食べることができない。専門店で肉を調
達し、バーベキューを楽しんだという。「風景がとてもきれいでした」
日本人にムスリム(イスラム教徒)の文化への理解を深めてもらいたい−−そ
れが一番の願いだ。「モスクは文化を理解してもらう場所。気軽に来てください」
【梶原遊】
==============
◆人物略歴
休日は、愛知県一宮市の「138タワーパーク」や岐阜市の岐阜ファミリーパ
ークなどを家族で散策したり、バドミントンやサッカーなどを楽しんで過ごす。
モスクでの文化交流会は、毎月最終日曜に行われている。問い合わせは岐阜モス
ク・ムスリム文化センター(058・260・7042)へ。
■ハラルレストラン開店/留学生OBが経営
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000001202070006
(朝日新聞 2012年2月7日)
イスラム教で食べることを許された食材(ハラル食品)だけを使った飲食店「カ
レーの王国ユーシャ」が別府市にオープンした。経営者のモンズール・イスラム
さん=バングラデシュ出身=が自身の経験から、食べ物の禁忌で困ることが多い
イスラム教徒の留学生支援のため開いた。
イスラム教では食事に厳格な制限があり、豚肉や酒のほか、決められた方法で処
理された肉以外は食べることができない。日本の一般のスーパーや飲食店ではハ
ラル食品が手に入らないため、モンズールさんは別府大に留学していた時、食事
に苦労したという。
卒業後の2008年、別府市内にハラル食品の店を開き、今回、自炊ばかりでな
く外食もしたいという学生のため、飲食店も近くで経営することにした。
インドからシェフを呼び寄せ、イスラム圏内でよく食され、日本人も好きなカレ
ーを選んだ。材料はすべてハラル食品。ランチのセットはカレー、ナン、サラダ、
ミニライスがついて500円からと、学生を意識して価格を抑えた。
モンズールさんは「ハラル食品はムスリムはもちろん誰でも食べることができる。
文化を知るためにも日本人もぜひ来てほしい」と話している。(城真弓)
■英語の先生は“失業者” 日比つなぐネット講座
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E2908DE2EAE2E0E0E2E3E09191E2E2E2E2;at=ALL
(日本経済新聞 2012年2月8日)
不況のフィリピンで、高学歴なのに仕事にあぶれた人を講師に雇った日本人向け
の英語学習サイトがある。講師がいるフィリピンと、受講生がいる日本はインタ
ーネット電話でつながる。現在の有料会員は約1200人。大手企業の法人契約も伸
びているという。
主宰する在日バングラデシュ人のエムデ・モインさん(32)は「フィリピンの人
にとっては講師を務めることが生活の糧になり、日本人は安い授業料で質の高い
英語を学べる。いわば知的なフェアトレード(適正価格による公正取引)といえ
る」と話している。
来日10年のモインさんが主宰するのはネット上の英語教室「ピクト」。2年前、
不況の影響で失業率が高いフィリピンで、大学を出ても仕事にありつけない有能
な若者が多いことに気付いた。
日本でいえば東大のようなトップレベルの大学卒業生は、みな英語が流ちょうだ。
モインさんは立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)の同級生で、母国フィリ
ピンに住むアイリン・ザバラさん(34)と「彼らなら日本人向けに英語を教えら
れるはず」と雇用を思い付いた。
講師、受講生とも自宅のパソコンに向かい、ネット電話のスカイプで言葉をやり
とりする講座スタイル。フィリピン側には口コミやネット応募で採用された約50
人の講師がいる。最難関といわれるフィリピン大の卒業生がずらりとそろう。
講座は会話レベルに応じた10コースがあり、授業料は一般の英会話教室より安く
設定した。「講師陣の質が良く、予約も取りやすい。スピーキング(英語で話す
こと)のいい機会になっているので続けていきたい」と、受講生の会社員、斎藤
寿一さん(43)=東京都。
講師の一人、マフェン・ラミレズさん(41)は女手一つで3人の子育て中。「給
料が良く、助かっている。子どもにおいしい物を食べさせることができるように
なった」と話している。
ピクトのホームページはhttp://www.pikt.jp〔共同〕
■語学力向上と経済的自立 英語学習で「知的フェアトレード」
http://www.sankeibiz.jp/business/photos/120209/bsl1202091126007-p1.htm
(SankeiBiz 2012年2月9日)
英語力を身につけたい日本人、能力はあるが仕事がないフィリピン人−。彼らを
結びつけたマンツーマンのオンライン英語学習システムが人気を呼んでいる。こ
うした中、立命館アジア太平洋大学(APU、大分県別府市)の卒業生、エムデ
・モインさん(32)らは一昨年11月、学習システム「ピクト」(東京都渋谷
区、www.pikt.jp/)のサービスを開始。「知的フェアトレード」と
名付けて会員数を伸ばしている。(村島有紀)
◆両国の課題解決
モインさんはバングラデシュのダッカ大経営学科の入学後、父の勧めで22歳の
ときに来日。世界90カ国から留学生が集まるAPUに編入し、さまざまなディ
スカッションを積み重ねる中、各国の課題を補い合うフェアトレード的なビジネ
スに興味を持った。
「日本は先進国なので多くの人が英語を話すと思ったが、話せない人が多い。一
方、フィリピンの友人からはフィリピンで最高の学校を卒業しても就職先がなく、
外資系のコールセンターなどでの仕事しかないと聞いた。オンライン英会話なら
フィリピンの『経済的自立』と日本の『語学的自立』に貢献できると思った」
「知的フェアトレード」と呼ぶピクトのカリキュラムは、TOEICの学習参考
書を40冊以上読みこむなどして、モインさんが自分で考案した。ビジネス英会
話▽TOEIC・TOEFL対策▽1500語だけで意思疎通するグローバルイ
ングリッシュ−など10コースがある。
さいたま市北区の会社員、鈴木麻衣子さん(24)は半年前から「ピクト」のT
OEICコースを毎週末利用している。1回25分を月30回利用でき、480
0円。570点だった点数は半年で50点アップした。
iPad(アイパッド)やスマートフォン(高機能携帯電話)、パソコンにイン
ターネットビデオ通話ソフト「スカイプ」をダウンロードし、ピクトのホームペ
ージ画面で講師と時間を選んで学習する。
◆生活難が採用条件
フィリピンにいる講師は、フィリピン大の学生や卒業生らが中心。「学費が必
要」「失業中」「シングルマザー」など生活に困っていることが条件で、全員を
面接し、日本人の考え方や習慣を学んでもらったうえで採用を決定している。現
在講師は約100人で、1人平均4〜5時間のレッスンを担当する。
受講生はAPUの卒業生を中心に口コミで広がり、現在約900人、登録者数
は約4800人。社員研修に利用する大学や企業との契約も少しずつ増えている。
鈴木さんは「以前は普通の英会話教室に通っていて年間18万円ほど。ピクト
は費用も安く、しかも月収が数千円しかないというフィリピンの人々の生活をサ
ポートできるのがうれしい」と話していた。
【用語解説】フェアトレード 経済的に強い国(先進国)に有利な取引ではなく、
発展途上国の原料や製品を適正価格で継続的に購入し、途上国の生産者や労働者
の生活改善、自立を目指すことを目的とした取引。コーヒーやカカオ、オーガニ
ックコットンなどが有名。
【用語解説】オンライン英語学習 スカイプの利用で6〜7年前から急速に増加。
現在、数十社がフィリピン人講師を採用し、「25分62円」といった低価格や
「日本語も話せる」など、違いをPRしてサービスを提供している。最大手は「
レアジョブ」(東京都渋谷区、www.rarejob.com)で、会員10
万人、フィリピン人講師は3000人。
■バングラデシュの市長が震災復興支援 「ホワイト&イエローリボンバッジ」に協力
http://www.sankei-kansai.com/2012/02/08/20120208-059528.php
(産経関西 2012年2月8日)
バングラデシュ・サトカニア市のアルハジ・M・ラーマン市長(50)が来日し
東日本大震災の復興を支援する「ホワイト&イエローリボンバッジ運動」に共感
して同バッジ200個を購入した。この運動は「ものづくり企業」の連携をすす
めている「大阪ケイオス」社(大阪市中央区、社長=和泉康夫「新日本テック」
社長)が行なっており、バッジの売上の一部が被災地に贈られ、子供の文化運動
のために使われている。
サトカニア市はバングラデシュ東部のチッタゴン管区にあり、ラーマン市長は同
管区内で企業グループを運営する実業家でもある。大阪ケイオスに参加している
「日本精機」(大阪市生野区、高橋祐子社長)が製造するエンジンバルブをラー
マン市長の会社が販売している縁で、来日。今月6日、大阪ケイオスを訪れた際、
「ホワイト&イエローリボンバッジ運動」を知り、協力を申し入れた。
イスラム教徒のラーマン市長はバッジをバングラデシュで配り、日本のことを伝
えるといい「イスラムの教えにもある助け合いの精神に従っただけ。これからも、
できることがあれば協力したい」と話した。
大阪ケイオスはものづくり企業19社が共同出資して一昨年11月に設立。現在
20数社の企業連携で広報・受注・開発・採用など様々な取り組みをしている。
「ホワイト&イエローリボンバッジ運動」をはじめ東日本大震災の被災地を訪れ
てビジネスを通した支援も模索している。
ホワイト&イエローリボンバッジは社会問題などに対して支援を表現する「アウ
ェアネス・リボン」活動のひとつ。日本では阪神大震災の際、追悼や感謝、再生
の願いを込めたホワイトリボンが広まった。
■バングラデシュで30円カット (822KB) / 安藤裕二
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/pdf/201201-2_culturej.pdf
(アジ研ワールドトレンド 2012年1月号)
野田首相の就任直後、一〇〇〇円カットで散髪をしていることが話題になった。
日本において一〇〇〇円で散髪できることは非常に格安感がある。かく言う私も
何度か一〇〇〇円カットにチャレンジしたことがあるが、「一〇分で散髪する」
というだけあって、どう注文をしても画一的な「キノコヘア」になってしまった
という苦い思い出がある。
そんな私は現在バングラデシュのダカで暮らしている。どこの国に滞在していて
も、日本人駐在員にとっての悩みの一つは「どこで髪の毛を切るか」ということ
であろう。着任直後、ある日本人駐在員の方から清潔で近代的なヘアサロンを紹
介してもらった。そのヘアサロンは日本の美容院と変わらない内装で、冷房はも
ちろんのこと、音楽も流れ、髪の毛を洗う際のシャンプーまで選ぶことができる。
実際に髪を切る際には自分の要望を伝えるのに苦労はするものの、そこまで酷い
髪型にはならない。初めて挑戦したそのヘアサロンでは、若干「キノコヘア」に
なったものの、シャンプー・散髪・ブローまでやってもらい、二五〇TK(約二五〇
円)と破格であった。
※続きはリンク先をご確認ください。
■ダッカ・チッタゴン(バングラデシュ)において火災調査およびセミナーを開催しました
Dhaka・Chittagong 出張報告
http://gcoe.moritalab.com/?p=6026
(東京理科大学 2012年2月1日)
2012年1月4〜8日にバングラデシュにおいて、火災調査およびセミナーを開催しま
した。
本学GCOEでは、これまで主に首都ダッカにおいて活動を行ってきましたが、第二
の都市チッタゴンからも火災安全についての支援依頼があり、病院火災等の現場
調査を行うとともに火災安全性向上に関わる知識普及のためのセミナーを開催し
ました。
2.活動内容
(1)役割分担
(2)チッタゴン市の Maa-O-Shishu 大学病院におけるセミナー
(3)チッタゴン市:火災現地調査(病院火災・縫製工場火災・密集市街地火災
(4)ダッカ市:セミナー・ミーティング、新キャンパス防災計画に関する意見
交
※詳細はリンク先をご確認ください。