屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

ナチュラルインプット?

2005年03月29日 | Wordあれこれ
今ごろになってやっとOffice2003にアップグレードしてみた。
M社のアプリケーションはそれまでのユーザの設定を無視してガラリと環境を変えてしまう傾向があるから今度も覚悟を決めてのアップグレード。私の大嫌いなWordのオートコレクト。これは既存の設定を引き継いでいた。なのに!なのにである。もっとも引き継ぐべき日本語入力環境が、あのナチュラルインプットにすり変わってしまっている。
予想はしていたものの、またもややられた!という印象だ。ま、あのブッシュの国のやりかただと思えば、さもありなん、である。

で、このナチュラルインプット。何がナチュラルか不可解だが、Wordの文書内の文字にキャレットを置いて変換キーを押すとすぐ再変換してくれる。
技術的にはすぐれものなんだろうな。(だけどWordでないと使えないという自己矛盾を起こしている。)

で、怖いなとおもったのは、この再変換機能だ。
単に変換キーを押しただけで再変換してしまう。
だから、すでに出来上がった文書を見ている時に、無意識のうちに変換キーを押してしまって知らないうちに文書の一部が書き替わってしまうというおそろしい事態を引き起しやすくなってしまうのだ。
実際に今日早速、あっちこっち再変換されてしまった。(自分の環境では変換キーは日本語入力モードのON/OFFに設定してあるためなおさら‥‥‥)

たぶん2003にして、日本中の文書が無意識のうちに再変換されてしまっているのだろうな。
これをナチュラルインプットというのだ、と認識した次第だ。要注意である。

もっと適切にニックネームを付けたらいいのにね。たとえば、「潜伏変換」、「ゲリラ変換」など。
アルツハイマー変換というのは言い過ぎか?(再変換されまくった文書をよみかえしてそう思ったワケ)

もちろん、すかさずIME2003もナチュラルインプットも削除!

削除したのに、亡霊のようにタスクバーにMS-IMEツールバーが現れる。そこまで濃密な関係なの?
ま、再起動したら亡霊はあらわれなくなったようだけど。



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