Hai dormito bene ?

「よく眠れましたか?」

小規模多機能型居宅介護施設

2009-12-29 | Cura*介護
胃ろうの装着は年明けになったので、早くても下旬の退院、
少し時間ができたのですが、旧知のケアマネがはじめた
「小規模多機能型居宅介護施設」というものがありました。
事情を話したところ、経管栄養の利用者もあり、
24時間看護師が常駐しています。
介護保険の禁止事項も及ばないサービスとの組み合わせが可能。
あと2床しかなかったところ、1床空けて待っててくれるそうです。

まず、この施設を拠点にして、通いで自宅で日中過ごす。
必要な場合ヘルパーが同行する。
夕刻~翌朝までは深夜のケアの元施設で過ごし、
体力や状況が向上したら自宅に「外泊」。
その回数を増やし、3ヶ月の中で在宅介護の自信をつけられるよう、
サポートしてくださる、というカリキュラムです。
そして退所後も、ショートステイなどで利用することができる。

経営者ご自身が、寝たきりのお姑さんを看取ったこともあって、
在宅介護はとにかく無理をしないで、心のゆとりが大切だといわれました。
もうひとつ、ここは父が初めて派遣してもらったヘルパーさんがいました。
父のお気に入りで、一昨年の胃がんの折は鬱から救っていただいた。
南向きのリビングには暖かな陽がたっぷりと差込み、
ご利用者は私たちを暖かく迎えてくれました。

3人部屋には仕切りやカーテンもなく、
タンスや引き出しが置かれて普通の家のようです。
一人の女性は野菜を切っていました。
「元は主婦だったからね~」うん、そうなんだ。
庭には植木鉢に名札。球根を植えたそうです。

最期まで人間らしく生きぬくこと。
とても大事なことで、あまり難しいことではないのに、
制度はどうしても「責任」が伴い壁にぶち当たります。
かといって在宅だけでは、あまりに重く続かなくなる。
今回隙間に落ち込んでしまった父だけれど、
今後増えていくこれらの施設に期待は大です。




"あっという間"

2009-12-26 | Psicografia*
DA NATALE A SANTO STEFANO
(だ なたーれ あ さんと すてふぁの)


クリスマスの翌日、26日は初めての殉教者といわれる
聖ステファノの祝日でイタリアは休日です。
そこから慣用句になったもので、たとえば
"DAI, DURERA' DA NATALE A SANTO STEFANO."
「がんばって、あっという間だから」のように使われます。
ちなみに頭と肩に乗せているのは「石打」刑の石とのこと。
重たそうだ...C.クリヴェッリの作品。

ただいま&Buon Natale!

2009-12-25 | Diario*日記
今回はドルニエというかわいらしいプロペラ機で行ってきました。
富士山と同じくらいの高度かな、
窓からは横浜のランドマークやベイブリッジも見えます。
調布飛行場からほんの30分、
島はすでに椿が咲き始め、
ヨモギも摘み頃という春の準備が始まっていた。


洗礼を授かり30年の記念のクリスマス。
30年前の24日、ちょうど洗礼式が行われた時間あたりは、
私たちは島の浜で貝殻を拾ったりして遊んでいました。
きょう、この時間も、あの洗礼室に立っている人がいるかな...

そういえば、ローマではパーパさまが転んだ様子。
パリスタが引っ張られちゃったみたいですね。
側付の司教が骨折したらしい....
島の教会の男の子も一人足にギブスしてミサに来てた。
今年のクリスマスは島も地球の裏側も骨の折れる日だったようです。

島の教会の人はもう私たちを教会の一員と言ってくださり、
初めてお邪魔した母は感激して殊の外楽しめたようです。
明日からの力をありがとう。
豊かなひと時を感謝して、島を後にしました。

父の胃ろう装着は延期になりました。血小板が少し減っているとのこと。
無用な出血を避けるため様子を見ると今朝、ドクターから電話をいただく。
飛行場から病院に行ったらずいぶんシッカリしていました。






ちょいと島へ

2009-12-23 | Diario*日記
出かけてきます。

大切な人、愛する人、かけがえのない友と、
時空を超えて一つの夜を過ごせること。
どの空の下でも同じ星を眺め、
同じ月を見ることができますように。

暖かく思い出深い聖夜を迎えられますよう
お祈りしています。

Buon Natale!



順調なら25日、父に胃ろうが装着されます。
経鼻管から解放されます。
装着不可の場合もあるそうなのでお祈りをお願いします。

アモバン、放免♪

2009-12-21 | Diario*日記
苦いです~
飲んだ後3時間くらいで眠くなるので、
昼前に起きられません~

「あら、合わなかったね。
じゃ、ハルシオンにしてみましょうか。
抗鬱剤の増量は次回にしましょう。」

ハルシオンの語源はギリシャ神話の鳥の名前だそう。
寝ているのは「カワセミ」なんだそうです。
スペルが違うらしいけれどね。
0.125mg、半分から。

ちょっとまって~~~

2009-12-20 | Diario*日記
さいたまスーパーアリーナにある
ジョン・レノン・ミュージアムが、
来年の契約更新をしない=閉館の危機にある。
大成建設が文化事業で行っていて、
さいたま市と契約していたもの。
入場者が減ったことによる経営難が主な理由とか。

ビートルズはジョンの足跡なのでこれが中心ではないけれど、
平和へのメッセージがあふれた空間、
なによりも心に響くメッセージに救われた場所。
なんとか存続できないものか...
http://www.asahi.com/culture/update/1211/TKY200912110405.html

すきまだらけ

2009-12-16 | Cura*介護
古い家はさぶいです。って話じゃなくて。

介護保険を利用してもう7年になります。
父は障害者福祉と介護保険、高齢者福祉の3つにまたがり、
それぞれの「隙間」にはまっていました。
後期高齢者の医療制度になって、障害年金の受給がなくなりました。
80歳越えたら、血管性の認知症もアルツハイマーと区別がつかなくなるので、
アルツに分類されています。
ふむ~~~~~

転院先が無理そうなことで病院から呼び出しがあり、
ドクターとソーシャルワーカー同席の中、今後の展望を相談しました。
とりあえず、来年明けて、中旬を照準に在宅の準備になります。
なんとか3週間ちょっと時間稼ぎできた(ぜぇぜぇ)

本題です。
調べているうちにわかったことですけれど、経管栄養になった人は、
介護保険の施設で受け入れてもらえないんです。

ヘルパーが充実している施設でも、
去痰吸引は医療行為となり禁止されています。
万一抜管した場合も挿入はできません。
数年前まで、爪切りも禁止事項でした。
多くの施設は認められていないことになります。

もうひとつ、経鼻管の方の、抜管防止のミトンが、
「身体拘束」つまり虐待になるのでこれも禁止。
家族が望んでも施設が減額になると言われました。
なので父の場合、家につれて帰っても、
ショートステイを利用することは不可、となったのでした。

う~ん...
また隙間にはいっちゃった。

過去一緒に勤務していた人が高齢者共同住宅という形態を運営していて、
そこは介護保険外だけれど、ご本人がナースなので吸引も対応可とのこと。
昔なじみの人も何名か勤務しているので、
ちょっと相談してみようと思います。

しかし

なんとかならないのか、この隙間(--;

特養ではモデル事業を始めるそうですが、
http://rehabilidogenka.blog54.fc2.com/blog-entry-143.html

庶民には利用そのものが無理だってさ(^^;
http://allabout.co.jp/gm/gc/4515/

シッターさんとの面接

2009-12-15 | Gatti*猫
今後の父のことやら考えるに、
お子たちが食いっぱぐれることがないように、
キャットシッターさんと契約しました。
きょうは訪問してくださって説明と契約。

愛はいつものように「脱走」を披露し、
シッターさんに勧めた椅子に座ったり、
悠は2階に上がってしまうのに、
リラックスしてお気に入りの場所を教えてました。
安心してお任せできるシッターさんでほっとしました。
父を在宅で迎える前に、母を旅行に連れて行こうと思います。

キャットシッターとば
http://cs-toba.info/

きょうのお子たちです。
カルテ用に撮影しました。
はい、またでかくなりました(^^;


愛(まな)10歳



悠(ゆう)9歳

5度目のドレスショップ(笑)

2009-12-14 | Diario*日記
オーナーさんに会ってきた。
ドレスを借りるのではないですよ(笑)

父の転院先の候補だった病院での面接・見学で、
正直かなり落ち込んでひどい気持ちを引きずって行った。
なにしろ高齢医学の主治医のお話と大きく違って、
在宅に向けた入院は受け入れていないとのこと。
つまりこの病院は「終身」という院長先生のお話だった。

暗くなった頃主治医から電話をもらい、在宅しか残されないとすれば、
あと2週間も預かれないとのお話。
ヘルパー間に合わないよ、時間がないよ....どうしよう...(涙)


という気持ちだったのですが。
いつも絞りたてのオレンジのようにフレッシュなオーナーさんは、
このブライダルの繁忙期の夕刻で珍しく疲れた顔をしていた。
いつものように挨拶のハグ(だんなさんが豪州の方なもので)。
ちょっと痩せていた気がした。

お願いしていた"ブツ"を受取り依頼品を渡し、
1時間ほど話して別れ際のハグで、
「きょうは私が元気もらったよ~、ありがとう!」。
それがとってもうれしかった。
元気、あげられるようになったのかな。
だったらいいな。