まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

その日のこと~その3~

2007-10-30 09:29:21 | きねんび
初めての赤ちゃんの予定日は、
なんと私の誕生日!!
一日も早く会いたいような‥
でも、予定日どおりに生まれてきて欲しいような‥??

10ヶ月に入ると、検診も毎週に。
「(初めてのお産)ドキドキする??」と看護士さんに訊かれ、
「さぁ~ま、どうにかなると、思ってますけど~
と答えたら。
「いいわ~、生まれてからもずぅ~っとそのままでいってよね
と、たいそう褒められました
(‥ほんまに、ずぅ~っと、そのまぁんまできてるわ

予定日2週間前の検診で、
子宮口が1センチ開いてきているので、2~3日中にお産になりそう、とのこと
え!?えぇ??もう‥ですか??

ところが、その日の晩から歯が痛み出し
治療を始めました。
予約など関係なく、いつでも来てくれたらいいから‥?と言われ、
生まれちゃったら治療が途中で終わっちゃうよ~と、
ドキドキしながら、治療に通いました。
でも。
なかなか生まれないんですけど
そうして、10日ほどが過ぎ予定日5日前、治療はキッチリ終了

そして迎えた、次の日。
予定日4日前の朝。その日は土曜日。
ダンナさまも家にいるので、もういつでもいいよ~
朝9時くらいに、おお!!これが「おしるし」かぁ
ん?オナカも時々痛い気がする!?
もしかして、コレが陣痛‥??

11時過ぎに病院に電話をして、12時過ぎに到着。
これは、入院ですね、とのこと。
でも、病院の昼食は出し終えているので、
お昼ごはんはどうされます?と訊かれたので、
じゃ、外で食べてきます~と、
また外へ

自分でおうどんくらいは作れそうな感じだったんだけど
ま、ラクしましょ?と
マクドのドライブスルー経由で、一旦家へ
食後、そうそう、そろそろ寒くなってきたし、
入院中にパジャマの上からはおる「フリース」ってやつ、
あれって、いいよねぇ(8年前は、そんな頃でした。)
ちょっと見に行こうか?と、ラ○トオンへ

しかし。
ううむずっと規則的に痛みはきてるから、
病院も入院できる準備して待っててくれてはるんやから、
こんなとこでゆっくり服を見ている場合ではないかも
という訳で、1時すぎに病院へ到着

NSTをつけて、横になる
 はいはい、ちゃんと波がきていますね、順調ですよ~。
 初めてだからね、
 このぶんだと今日中に生まれかどうかってとこやね?
 じゃ、ご主人に荷物を運んでもらいがてら、
 お部屋を見てきてもらいましょか?
 これからね、だんだん痛みの間隔が短く、強くなってきて、
 赤ちゃんが下に下りてくると、腰も痛くなってくるからね~?
は‥はい、わかりました
既にだいぶ痛い‥んですけど、まだまだ痛くなるっつうことね‥
と、一人で待っていると、ダンナさまと看護士さんが帰ってきました。
 なかなか、いいお部屋だったよ~
何だか呑気な会話
そ‥そう??け、けっこう痛いんですけど??
 じゃ、いっかい、どれくらい進んでるか、
 内診してみてみましょか~?
と、内診のため分娩台へ。

 ‥‥!?
 これ、破水したら、早いんじゃない!?
 もう、ここに居てもらったほうがいい‥??かもよ??

初めて乗る分娩台に緊張気味のワタシの耳に飛び込んできたのは
そんな会話‥。

なんて言ってる間に、破水

何が何だかよくわからないまま、
とにかく次々と来る波に翻弄されながら、
助産師さんの指示をきく。
腰の角度のこととか言われるんだけど、
もうどこがどこだった??
自分の体のことなのに、訳わかんない~っ!!
「ええっと、それって‥、こう‥でしたっけ??」
などと言いながら自分の体を動かし
「もう、なにフザけてるのっ」とか怒られ‥
いきむように、との指示。

「あ、あの‥
 腸の中身を出す処置をするとか、聞いたことあったんですけど、
 それ、まだしてないんですけど‥
 も、もしかして出ちゃったりしても、いいんですか‥??」
と、ためらいがちに訊いたら‥。

「いいのよっ
 そんなことがあってもいいようにココに乗ってるんでショっ
 何もかも、出しちゃいなさい~~~!!」
とたしなめられ。

そ、ソうなのかァ~~っ!!!

‥‥‥

と、タくんは4時10分に生まれてきたのでした。
(余談ですが、気になったのナニも出なかったか訊きました。
 その時に産み落としたのは、タくんだけです

病院に着いて、約3時間、でした
産後の処置を受けながら、
「早かったわね~。次の子を生む時には、早めに病院に行きなさいよ。
 ‥でないと、途中で生まれちゃうわよ。」
なんて、嬉しいんだか恐ろしいんだか?
なお話

その後、車椅子に乗せられ、オトウチャンになった
ダンナさまに押してもらって部屋へと運んでもらいました
入院の時点で、
どうせ母は、土曜午後はガールスカウトの集会に行ってるし、
陣痛の進み具合を夕方にでも電話しようか?
なんて言っていたので‥。
いきなり、「生まれたよ~」と連絡することになっちゃいました。

エくんの時はメールやりとりしてたのにね
時代の進歩って、スゴイです

その日の夜は、
「新しい命を産み出した」興奮で、全く寝られず‥
徹夜しましたね
あの、産後のスーパハイな躁状態、また経験できるか!?と思ったけど、
あの時1回きりでしたわ

次の日の朝、寝不足頭をスッキリさせようと、
あかちゃんの顔を見に新生児室に行ったら‥
「あら~アナタ。昨日のお産があんまり軽かったから、
 もう一回お産しに来た?」と婦長さんに声をかけられ
いいえ、そんな、恐ろしい
めっそうもございません~
と思った覚えがあるんだけど、
またまた産んじゃいましたね~


というわけで。
そんなこんな「その日」から、今日で8年が経つ訳です
よかった~
一番古い記憶だけど、きっちり語れたわ

やっぱり、新しい命を産み出す「お産」って、
どれもこれも、それもあれも‥
「一大ドラマ」よねっ