そうけんBLOG

札幌の市場で働くGvsGぷれいやー

書くことないので

2007年09月15日 | 雑記
家主の職場についてちょっとずつ書こうかと思います。

まず市場とは、仲卸(家主の会社)が集めた品物を、仲買および地方の市場や客が買うところです。
この市場という場所は、売る側と買う側がとても限定されており、仲卸の商品は仲買や認可を受けた買い人のみが買うことが出来ます。
つまり市場はとても閉鎖的なのです。

札幌中央卸売市場では仲卸は2社、仲買は32社だったかな?
ちなみ築地はこの何倍もあります。仲卸だけで6社くらいあったはず。

また、一口に市場と言ってもいろんな部門があります。
まずは鮮魚もの。いわゆる市場でイメージするものの代表ですかね。
セリというヤツが行われます。まさにナマモノ。活魚や活〆、マグロなど。
次に加工品。内臓や頭とって冷凍にしたもの(主に原料となる)や、
乾物(ホッケの開きとかそんなの)、その他製品となります。

鮮魚もいくつか部門があって、近海(アジとかサンマとかかなり一般的なもの)、
大口(近海に近い)、高級(アワビやヒラメなどなど)毎日セリが行われ、一番派手な感じがします。

製品と鮮魚の中間にエビやカニ、魚卵、鮭鱒を専門で扱う部門があります。
割と専門的な部門が多いです。逆に言えば、それだけの価値があります。
ここらへんまでが市場の花形ですかね。
TVの取材や見学もここまでばかりが取り上げられます。

そして製品課。つまり加工品です。
加工品といっても原料用の冷凍もの、開きもの、その他やたらたくさんあります。
ぶっちゃけ、やってることはかなり裏側というか地味というか縁の下的な部門です。
TVカメラなんてほぼ確実にスルーされます。
でもとても大事な部門なんです。

これがひたすら簡単に説明した市場です。次回からはもうちょい細かいこと書きます。
暇なんで。