無常の風とは、よく言ったものである。
まさかまさか彼奴がと云うより、彼が何でどうしたのと??
疑問ばかりの今日、人間どうしてそんなに死に急ぐのか
生きている、生かされていると云う貴重な生命財産を断つ
俺には、少し解るような気もしてきた。
終末をどのように迎えるかは人それぞれだが、何も電車に
飛び込みこの世の終わりとすることないだろうと想うのは
俺だけか、稼業を引退して除名除籍の通知も発送して関係
各位に届かぬ内にこの世の終りを自ら果てる。
俗世間は、生きることは苦しみなり鬼籍に走れば後振り返らず
安易に取り返しのつかぬ結果になってしまった。
寂しくなる一方である。鬼沢にご冥福合掌
お前は、果てしなく我慢強く人生の展望に可能性を秘めている。
空手から学ぶ、心、技、体は計り知れぬもの勝負の壁に当たれば
迷うことがチャンスとなり そこから自分の道が開けまた一つ
心丈夫に成長していく。
空手は、すべてが自分の戦いだ。
いざ相手と向き合えば、誰の援助や力は皆無だ、誰も人を
頼ることが出来ず自分との真剣勝負の我慢の道だ。
お前が戦わずして誰がやる。
甘えを捨て去り切り開く我が孫には、けして人を頼らず自分で
自分の人生を歩んで欲しい。
骨折部位の治りの悪いこと鎖骨は、繋がらないと診た。
年齢にもよるがやはり鎖骨が二箇所ボッキリではダメだ。
正常な鎖骨の下側にくっついてしまい重なっている。
ドクターが二ヶ月経過を見てそれでも繋がらなかったら
手術するか決めようと言っているがどうしようかな。
半端者は、半端者らしく心は思い通りになっているのだろう。
約束も義理も無駄なだけ互いに礼を尽くし義を重んじて
いると考えているのは、勝手な俺だけの理想像をさまよう。
大半の人間は、大小の利益のために言葉を変え約束事も
義理も捨て去る。
生きるために嘘をつき約束も破る。
生きるとは、それだけ大変で厳しいことだろう。
誰もが澱んだ夢の中をさまよい死んでいくのが人生なら
身の丈で生きるこの俺に人生の定義をしても無駄だろう。
まして人間の面を被った仮面では尚更か。