見積りを1つしかとらないのは下手なやり方

2017-07-12 13:58:56 | 日記
住宅の見積りは、「おたくはいくら~」などとできあいのモノの値段を聞くようなわけにはいきません。
注文住宅の工事費は、敷地条件や、設計、材料によって全部違ってきますから、見積ってもらうには、それらの条件や要望を業者に伝えて、プラン(簡単な設計図)と一緒に出してもらわなければなりません。
これで初めて「この会社に頼めば、こんな設計でこんな値段になるのか」ということがわかるわけです。
モデルハウスを見ただけで見当がつくことでは決してないのです。
したがって、複数の会社からプランと見積りを出してもらって比較検討することが、契約にいたる重要なプロセスです。
1社からしか見積りをとらなければその会社の営業マンは喜ぶでしょう。
でも、あなたはあまりにも少ない情報だけで会社を選んでしまうことになるのです。
ところが案外、「おたくはいくら~」式の聞き方しかしない人が多いのです。
プランや材料をろくに見ないで、値段だけにこだわり、部屋数が足りない、収納も足りない、トイレの数も足りないプランなのに、安いということだけで契約してしまいます。
これでは後で追加費用がかさんでかえって高くつくのが目に見えています。
「あの会社はこれだけ値引きしてくれたのです。
ところでおたくは~」などと露骨に値引きを要求する人もいます。
これも中身を見ていません。
営業マンにとって多少の値引きはあらかじめ折り込み済み。
値引きがいくらか多かったと喜んでみたところで、ほとんど意味はありません。
問題は使う材料や設計など、住宅の中身の善し悪しなんですから。
見積り段階でしっかり取り組まないと、その契約は失敗する可能性が大です。
工事費の明細書をもらって材料や設備を細かく確認し(サンプルや写真も見せてもらうとわかりやすい)、設計も納得できるまでやり直してもらい、その上で依頼先を決めるようにします。
明細が出なかったり(部材カタログなど使用材料がわかる資料でもよい)、設計のやり直しを渋ったりするようなところは要注意です。
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